成都の人はお茶が大好き。街中の至るところに茶館があり、みんなが昼間からゆっくりとお茶を楽しむ光景を見ることができます。実に優雅です。
前回成都を訪れた時、「竹叶青」という美味しい緑茶に出会いました。上海では見つけることができず(※調べてみたら、上海でも買えるお店はあるようです)、結局現地で飲んだままになっていたので、今回はぜひもう一度味わいたい!と思っていたのです。
これに関しては、私より夫の方が情熱を燃やしていたかもしれません。夫が情熱を傾けるのはお酒だけかと思いきや、お茶への愛も負けていないようです。おかげで私も高級茶のお相伴に預かっているので、有難いことなのですが。
さて、まずは前回竹叶青を頂いた、ホテルのお茶スペースに行ってみることにしました。周りがほとんど工事中で、「まさかホテルも無くなっているのでは…」と恐る恐るたどり着きましたが、良かった、健在でした!
外の喧騒が嘘のような、静かな空間が広がっています。スタッフの皆さんの親切な対応も、以前と変わらずでした。お茶を飲みたいのですが…と申し出ると、すぐにメニューを持って来てくれました。
ありました!!これです!
「竹叶青」は、峨眉山で清明節(4月上旬頃、中国のお盆のようなもの)前後に摘み取られるお茶だそう。爽やかな香りを楽しむ緑茶です。急須には入れず、お湯呑みにそのままお湯を注ぐのが中国の飲み方です。
ふわふわと浮かんでいた茶葉が、少しずつ沈んでいきます。爽やかな良い香り!お湯をどんどん足しても渋くならないので、何杯でも飲めてしまいます。
よし、今回は必ず茶葉を買って帰ろう!と、この後イトーヨーカドーに行くことにしました。