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梅原デザイン事務所 梅原 真 様
いつも有り難うございます。
ここ数年DX推進なんて言葉をよく聞く。ひと昔流行ったIT化とどう違うんだ?と調べていたらどうやら両者は概念の違いであるらしい。IT化とは社内向けの言葉、DXとはもっと幅広く社会全体に向けた言葉、とのこと。
そう言えばこれも最近使われなくなったユビキタスとはどう違うだろうと調べてみると、ユビキタスは情報へのアクセスのみを示す言葉であって人間の考えや判断が必要になるがDXはその間にAIを挟んだりするので最終的判断を、ヘタすればAIに委ねる可能性もあるようだ。
さて。
DX推進なんてのを政府が旗揚げしているためリスキリングなんていう、これまで聞いたこともないような言葉を耳にすることが多い。リ・スキルだから再教育のこと。
誤解を恐れずざっくり言えばAIが人間の能力を凌駕するシンギュラリティの時代を見据えてAIやそれを搭載したロボットにできないような技術を再教育して、その時代社会のゴミとなるであろう中年以上のビジネスマンを救おうということである。
このリスキリングでプログラミングを社内教育するのが流行っているらしいが、本当にそんなことが役に立つのか私は疑問である。
プログラミングのような知識や経験を使うものは現時点のAIよりは人間が優れているだろうが、AIが人間の能力を越えるとされる2045年、シンギュラリティにおいてはゴミとなる可能性が大であろう。
そこで現時点のAIはどんなものか?噂のChatGPTを2ヶ月くらい前に試してみたことがある。初めて使った感想は、衝撃的に良くできており、これは革命的ではないだろうかと思った。
「心はどこにあるのか?」や「宇宙の真理とは?」また「時事問題のブログを書いて」など質問・依頼してみたが驚いたのはその文章能力の高さである。「起承転結を意識して」と注釈を付けるとちゃんとそれなりの文章を書いてくれる。一文一文ぎこちない文章ではなく人間っぽい自然な文章になっている。
だが残念ながら内容的には理解して書いてないことが分かる面白味のない文章である。大学のレポートの作成などズルが危惧されているらしいが教授がもしちゃんと読んでいるならばやはり簡単に分かってしまうだろう。
ではあるが現時点でもプログラミングもできるらしいし、知識としては電子書籍にして約1,125万冊とのことだし、ちょっとした秘書代わりと思えば利用価値は大である。
実はこの文章もChatGPTに質問し情報を精査しながら書いている。これまでグーグルで検索し必要な情報サイトを見つける手間がほんの少しは軽減できたようである。
縮小する社会、地方の人材不足は致命的に加速している。田舎でちょっと有能な人材を探すのは困難だが辞書を抱えた秘書がおれば後は使用者の能力次第で人手代わりとすることも可能と思われ。
だがその使用者の能力こそが地方で一番不足しているようであるが。
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