歴史REALvol.2 (洋泉社MOOK) | 誇りを失った豚は、喰われるしかない。

誇りを失った豚は、喰われるしかない。

イエスはこれを聞いて言われた。
「医者を必要とするのは、丈夫な人ではなく病人である。わたしが来たのは、正しい人を招くためではなく、罪人を招くためである。」
(マルコによる福音書2章17節)

このムックは織田信長に関する特集が

 

メインでした。

 

特集の内容が「織田信長の城」大研究というもので、

 

『いまさら信長?』

 

と高をくくっていた僕の先入観をいい意味でこの本は

 

裏切ってくれました。

 

 

 

 

 

 

実を言うとこの記事を書いている段階ではvol.1を

 

かっ飛ばして、いきなり2から書き始めるのもいかが

 

かなと最初は思ったんですけれど、そんな危惧は

 

きれいさっぱりと消えうせて、この本の世界に浸る

 

ことができました。

特集の内容がお好きな方にはたまらない

 

「織田信長の城」

 

大研究というもので、僕は幼少期のころから

 

「信長の野望」シリーズをやりこんでいたので、


「いまさら戦国時代、しかも信長のことでそんなに

 

目新しい発見なんてないだろう。」


と思いながらページをめくって、その思いがいい

 

形で裏切られました。

彼がその拠点を安土城までにいたるまで転々と

 

していたのは結構有名でしたが、それは主に経済圏を

 

獲得するためのものであったということや、有名な

 

『天下布武』の印に隠された本当の意味、あれは前は

 

「武力で天下を収める」


というのがこれまでの常識でしたが、本当は


「平和裏に世を治める」


ということが含まれていたという記述には衝撃を受けました。

そして、羽柴秀吉や滝川一益などの出自の怪しい

 

過信がなぜあれだけの大出世を遂げた理由は才能

 

云々だけではなく『異能』を持つ家臣を愛するという

 

信長独特の完成によるものだという記述にも、大きく

 

衝撃を受けました。

後、僕はまだ読んでいませんが『のぼうの城』という

 

小説で、実際に舞台になった忍城を作者の和田竜

 

さんとともに歩くという企画も、とても読み応えが

 

あって今度これが映画になるのだそうですが、これを

 

機会に原作を読んでみようかなとさえ思いました。

まだまだ僕が知らない話ってあったんだと、目から

 

うろこが落ちるようなムック本でした。 

 

 

 

 

 

 

 

 

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