「シネマ報告書」には、映画の内容や核心・結末に触れる、いわゆる“ネタバレ”が多分に含まれております。
これから観ようと思っている方は、本報告書の内容についてご理解のうえ十分注意してお読みください。
「寅さん」化させたら?
★★★
(★…1点 ☆…0.5点,★5つで満点)
(2012年/日本/142分)
【 監督・脚本・VFX 】
山崎貴
【 原作 】
西岸良平
【 出演 】
吉岡秀隆
堤真一
薬師丸ひろ子
小雪
堀北真希
須賀健太
小清水一輝
もたいまさこ
森山未來
大森南朋
三浦友和
【あらすじ】
高度経済成長が著しい昭和39年。東京下町の夕日町三丁目の住人達は、東京オリンピックを控え活気に満ち溢れていた。
ヒロミと結婚し出産を控えた小説家・茶川は、新人小説家に人気を持っていかれ相変わらずスランプ気味。そんな中、茶川の実家の父親が危篤であるという電報が届く。
一方、新米の従業員を迎えますます順調な鈴木オート。新米を厳しく指導する立場になった六子は、医者の菊池に恋心を抱き、ついにデートするまでの仲になる。
しかし、おせっかいやきのタバコ屋のおばちゃんが菊池の悪い噂を聞きつけ、六子は恋に悩む―
【コメント】
さあ、昭和ノスタルジーに浸りまくれることうけあいのほのぼの人情喜劇「ALWAYS」シリーズ第3作であります。監督曰く、第1作が“出会い”、本作は“巣立ち”がテーマということで、今回も非常に分かりやすい鉄板のストーリーで人情味にに溢れた、ほのぼのと、そしてほろりと感動させる作品に仕上がってます。
しかも今回は3D上映ということで、VFXを得意とする山崎貴監督としては気合が入ったのではないでしょうか。まあ、ぶっちゃけ3Dの意味ほとんどなかったけどね。3Dが効いてたのはオープニングの模型飛行機とてっぺんから見下ろす東京タワーの部分くらいなもんで、「人情喜劇になぜ3Dが必要なの?」という‘そもそも論’に疑問を感じたりしたわけで。観るときは2Dで十分だと思われます。
ともあれ、内容自体は予定調和な展開で非常に安心できる。上映時間約2時間半はさすがに何とかならなかったのかと思ったが、それでも退屈せずに観ていられる。もっとも、個人的には第1作を上回る完成度だったかどうかは疑問ではあるが、このような展開なら、もう年一で製作したりして「寅さん」や「釣りバカ」のような長寿シリーズにできるのでは?と思う。人情喜劇は日本映画の鉄板ですからね。まあ、六ちゃんも淳之介も巣立っちゃったから難しいかな。
いやしかし、堀北真希は垢抜けたな~
第1作での堀北もさることながら、デビュー当時は正直イモ臭いコだな~と思ってたが、本当にキレイになられましたね。
それに須賀健太も声変わりして大きくなったよな。ついこないだテレビで彼が主演の『釣りキチ三平』を観たのだが、そこからわずか3年でこんなにも大きくなるのかと。なんか親戚のおばちゃんみたいなコメントだが、子供の成長はあっという間だな。
というわけで東宝さん、「ALWAYS」で長寿シリーズ、イケまっせ!
【2012年度 Myランキング】(1/21時点)
本作は、本年度のベスト10ワースト3ともにランキング外。
(ベスト)… ★★★☆以上が基準
1位:
2位:
3位:
4位:
5位:
6位:
7位:
8位:
9位:
10位:
次点:
(ワースト)… ★★☆以下が基準
1位:
2位:
3位:
<その他ランク外一覧>
ロボジーヒミズALWAYS三丁目の夕日'64
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