「シネマ報告書」には、映画の内容や核心・結末に触れる、いわゆる“ネタバレ”が多分に含まれております。
これから観ようと思っている方は、本報告書の内容についてご理解のうえ十分注意してお読みください。
まあ初笑いとしてはいいんじゃない?
★★★
(★…1点 ☆…0.5点,★5つで満点)
(2012年/日本/111分)
【 監督・脚本 】
矢口史靖
【 出演 】
五十嵐信次郎
吉高由里子
濵田岳
川合正悟
川島潤哉
田畑智子
田辺誠一
和久井映見
小野武彦
【あらすじ】
家電メーカー・木村電器で働く小林ら3人のダメ社員。
彼らは社長から、たった3ヶ月間で二足歩行ロボット“ニュー潮風”の開発を命じられ徹夜で製作するも、ロボット博開催の1週間前に大破してしまう。
窮地に追いやられた3人は、着ぐるみショーのオーディションと偽り、ロボットの中に人間を入れようと画策、白羽の矢が立ったのは独り暮らしの73歳頑固爺・鈴木重光だった。
最初は詐欺の片棒を担がされたとして怒った重光だったが、これまでにない動きをするニュー潮風ということで、あれよあれよと人気者に。気を良くした重光は調子に乗り始めてしまう―
【コメント】
さあ、2012年一発目の映画鑑賞!
ということで、数本候補はあったが、とりあえず気軽に笑えて楽しめる映画にしようと本作をチョイスした次第。
なんといっても、僕が大好きな映画『スウィングガールズ』の矢口史靖監督作品とあっては見ておかない手はないだろう。
矢口監督の作品って決して深みや重厚なものではなく、とてもライトな作りで、“映画”として観るにはギリギリのライン、ヘタすれば「TVドラマでよくね?」くらいのレベルだと僕は感じる。
それでも僕が『ウォーターボーイズ』や『スウィングガールズ』を好きなのは、ベタな展開ながらも、いわゆるダメ人間ががんばって何かを成し遂げ、クライマックスで見せるその成果の盛り上がりがやっぱりグッとくるからであって、フレッシュなキャラクターや随所で見られる笑いや青春の爽やかな感動にも心躍るものがあったからだ。
では本作『ロボジー』はというと、とりあえずこれまでのテイストは踏襲しているものの、笑いありきのストーリー展開になってしまっているため、「そこはいくらなんでも…」という場面が非常に目立つ。
さすがにロボットが人を助けるとか、製作者がロボットの基礎知識すら答えられないとか、ロボットが一人でタクシー乗って家族に会いに行くとか、どう考えても人が入ってるのバレるでしょう、なのになぜ日本人全員ダマされてんの?と。ラストにしてもなんかモヤモヤ感が残る感じ。
でも、結局そこは「笑いあってのストーリー」になっちゃってるから、ツッコミは抑えるべきなんでしょうけどね。まあ初笑いとしてはいいんじゃない?程度のものです、はい。
あ、でも吉高由里子は可愛かったです。
【2012年度 Myランキング】(1/14時点)
本作は、本年度のベスト10ワースト3ともにランキング外。
(ベスト)… ★★★☆以上が基準
1位:
2位:
3位:
4位:
5位:
6位:
7位:
8位:
9位:
10位:
次点:
(ワースト)… ★★☆以下が基準
1位:
2位:
3位:
<その他ランク外一覧>
ロボジー
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