娘の出産で入院したとき
授乳室で知り合ったあっちゃん、あっちゃんママを誘ってお花見にいく
少し早く着いた私たちは、あっちゃん到着まで桜が満開のロータリーをぐるりと一周する。
花びらを拾い
「1ついただきやした」と、なぜか頭を下げている娘
胸ポケットに大事に花びらをしまっている。
大型のバギーで優雅に登場したあっちゃんと改札前で合流。
省エネ思考のあっちゃんは
抱っこをしてくれるパパがいないお出かけはバギーが基本。
バギーに長く座っていられないほうちゃんは
歩きが基本となってきた
晴れていてもひんやりと寒い今日は、お店でお昼を済ますことに。
桜が植えられた幹線道路沿いを歩いて
お店を目指す。
開店と同時にお店に入り
メニュー表を広げ、あっちゃんママが
「何が食べたい?」とたずねると
「肉のピザ」と答えるあっちゃん。
子どもたちのために前菜、ピザ、パスタを注文することになった
小さく生まれたあっちゃんも
離乳食が進まず苦労したほうちゃんも
今では食欲旺盛のプクプク女子たちに成長し
口の周りにミートソースをつけて、2人で競うようにパスタをほうばっている
食事に意欲的な2人のおかげで
ゆったりと2時間をお店で過ごすことができた。
お腹を満たしたところで
ぐるりと桜に囲まれた公園へ向かう
遊び始めた2人の頭上に、花びらがチラチラと舞う。
「あっちゃん、ほうちゃんこっちにいるよ~」と
積極的に自分の遊びに誘おうとするほうちゃんと
「あっちゃんは、これがいいの」と主張しつつ、最終的には折れてほうちゃんの遊びに乗ってくれるあっちゃん
親たちは、桜を楽しみながら、2人の交わりを見守った
桜の木の下の滑り台で
傾斜に身を任せて勢い良く滑り降りてくるあっちゃんと
両手でスピードを押さえながら慎重に降りてくるほうちゃん
遊ぶテンポも違う2人
駅に向かう帰り道
バギーでトロンと、上の空のあっちゃんと
「お父さん抱っこ」と言ったほうちゃんは、お茶を飲んで少し元気が出たのか
リュックを背負い、駅まで歩き出した
「偉いね、一緒に歩こう」、と声をかける
あっちゃんより1駅前で降りる私たち
別れ際に「ほうちゃんと一緒に行きたい」と寂しそうなあっちゃんに
「あと1つ乗るのよ、バイバイ」、とあっさりしているほうちゃんでした。
2人のやりとりに、思わずにんまりしてしまう私
あっちゃんと、ほうちゃん
2つのツボミは、これからどんな花を咲かせてくれるかな‥‥
公園で拾った花とツボミのついた枝
そうっと袋に入れて持ち帰り、水にさしておいた。
翌朝、シャンと元気になっている
そばで、もう少し桜を楽しむことができそう