2歳9か月の娘と、電車で隣駅にある公園にいく
私は妊娠6か月、少し出てきたお腹に娘を抱いて歩くことになるのは少々しんどいので
娘が歩いていける距離の遊び場を開拓している。
公園までは、きつめな登り坂があって、今日一番の難所
線路沿いの道を選んで、通りすぎる電車で気分を上げながら、
えっちらおっちら一歩一歩を踏みしめて登っていく
坂を登りきったところで、
「おうちに帰ろうか」
と全てを使い果たしたような顔をしている娘に
「もうすぐ公園だよ」と励ました。
黄色い滑り台が見えてくると、
再び足取りが軽くなって
「滑り台やる~」
と小走りになる娘
9時頃の公園には人気がなく、
でも小さい住人たちは活動を開始していて
蟻の巣穴の前にしゃがみこんで、
枯れ葉でつついてみたりじっくりと観察を始める娘
巣穴のそばに、一緒に集めた枝葉やどんぐりで、「顔」をつくると
細長い葉っぱの傘をさしてくれた
おにぎりで小腹を満たし
帰りの下り坂は転がるように私の手を引いて進んでいく背中に
頼もしさを感じた。
いつも半歩後ろから
娘の足取りを感じながら
一緒にわくわくを見つける冒険をしていきたい