ブレーキ | 『もの想い』macoto

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自動車に必要なものと言えば

 

それはエンジンやガソリンやアクセルなど

 

いろいろな部品を組み立てて走る箱で

 

20世紀最大の発明品とも言われました

 

 

 

それまでは歩いたり馬に乗ったり

 

馬車など動物で引かせていた移動手段が

 

自動車という文明の利器によって

 

生活が一変したのです

 

 

 

それにより人類の発展は加速し

 

地球上で最も強い存在と言える進化で

 

もの凄い勢いで地球を汚染しています

 

 

 

人間が発明した自動車には

 

必ずブレーキという部品が付いています

 

このブレーキという自動車を止める部品がないと

 

自動車はただの鉄の塊という凶器になります

 

 

 

21世紀となった現在 私たちの周りには

 

このブレーキが効かない状況が多々あります

 

自動車などの普及加速に比例する環境汚染

 

 

 

地球上のどこかで絶え間なく起きる戦争

 

資本主義国家主導によるマネーゲームと経済

 

処分の仕方も考えずに増え続ける原発とゴミ

 

 

 

地球上の大自然の生態系の循環では

 

増え過ぎた種はブレーキが掛かるものですが

 

人間はそのブレーキを外すという進化を遂げ

 

弱肉強食の原理で淘汰し生態系の頂点に立ちました

 

 

 

もはや人間を止めることが出来るのは

 

更なる進化か大宇宙の摂理しかないのでしょうか

 

 

 

人間も大自然の生態系の一部として

 

行き過ぎた場合は自らブレーキを掛けなければ

 

いつか取り返しのつかないことになると思うのです

 

 

 

資本主義経済の原理では

 

需要と供給によってお金や物を回すことで

 

競争社会で利益を作り出せるのでしょうが

 

それにより損をする弱者も生まれる

 

しかも弱肉強食の生態系とは違い

 

大きな意味で強者も弱者も淘汰されずにいます

 

 

 

自然界ならば弱者という食べられる存在が減れば

 

強者も食べ物が無くなって減ってしまいます

 

そのため必要以上の殺生はしないのが暗黙の掟です

 

そうやって生態系を守り循環してきたのでしょう

 

しかし人間は自動車というブレーキのついた発明品を

 

作ったがために逆に循環させるというブレーキを失いました

 

 

 

人間はさまざまなブレーキを失ったが故に

 

最終的にはめぐり巡って悪循環に陥っている

 

そんな気がしてなりません

 

これから先の人間はブレーキという発明品を使って

 

自然に優しい循環という進化を遂げる必要があるのでしょう

 

 

 

 

 

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201303092030エッセイ『もの想い』

 

花粉や黄砂やPM2.5や原発など

僕たちに降りかかる問題は

結局は自分たちが撒いた種

…なんじゃないかと思うのです。

 

そんなことを考えていたら

欲というものにほんの少しでも

ブレーキを掛けることができたら

今よりは環境もマシになるのかなぁ…

 

そういえばバブルも

ある意味ブレーキが効かなくなったから

崩壊したのかもしれないなぁ…なんて(笑)

 

…北朝鮮はブレーキあるかなぁ(怖)

 

なんにしてもやっと暖かくなって

行楽日和なのに外出できないなんて

どうなってるんだ!?

 

そろそろこの記事にもブレーキを…(笑)