真と妙 第2話:おでかけ | 『もの想い』macoto

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ブログネタのテーマに合わせて

物語仕立てに展開する

ブログネタショートストーリー本


初の連載ものとして

真(まこと)と妙(たえ)の物語

の続きを書いてみます音譜


基本的に即興でテーマから

物語を作って行くので

どうなるのか分かりませんが^-^;

お付き合いくださると嬉しいですニコニコ


前回のお話しはこちらをクリック



「おでかけ」


    作:macoto




「ごちそうさま~♪」


春キャベツのみそ汁の最後の

ひとかけらを口に入れ

手のひらを合わせておじきした


「さてと…」


妙は食べ終わった食器を

キッチンへ運び始めると


「まーくん、今日ひまなんだよね?」


…と、食器を洗う手を動かしながら

新聞を読む僕に語りかけてきた


なんだかこの光景だけ見ると

まるで長年連れ添った夫婦みたいだ(笑)


まぁ生まれたときからずっと隣同士で

幼馴染やってる僕らだから

お互いが空気のような存在ではあるけど…


「まぁ…とくに予定はないけど

…どっか行きたい所でもあんの?」


新聞をたたみながら僕は立ち上がって

キッチンの妙の隣に行き

洗い終わった食器を拭きはじめた


「せっかく天気もいいしさ

買い物付き合ってよ…ねっ♪」


行動的でじっとしてられない妙に

誘われない限り出不精な僕は

めったに外出しない


だから妙の行動力には感心するし

新しい発見をいつもくれるんだ


「ん~天気もいいし、散歩がてら

代官山あたりでも行くか?」


食器を洗い終えた妙は

タオルで手を拭きながら

飛び跳ねて僕の腕を掴むと


「いいねぇ~♪キルフェボンで

いちごタルトもおごってね♪」


満面の笑みで僕の顔を見上げる


「…はっ?なんでおごんだよ?」


「だって代官山行こうって

誘ったのはまーくんだもんっ♪」


「おまえが買い物付き合って

って言ったんじゃねぇかよ」


「でも代官山行こうって誘ったでしょ?」


そう言って妙は舌を出して笑った


いつもこうだけど

妙が舌を出して笑う仕草は

たまらなく愛しく思えてくる


そしていつものように僕は


「しょうがねぇなぁ…」


と少し微笑みながら答える


「目黒川もお散歩しようね♪」


そう言って妙は自分の家へ

出掛ける支度をしに戻っていった



             つづく







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-------ここからブログネタ-------

春に遊びに行きたい場所は? ブログネタ:春に遊びに行きたい場所は? 参加中



なんかシリーズ化してしまった?

真と妙のお話しですが(笑)


勝手にキャラクターが動き出して

しまったようです^^;


物語書いたことないけど

なんかクセになりそうな予感キャッ☆てへ


ちなみに真とmacotoは別人です(笑)



春は街が華やかになって

なんだかワクワクしますよね音譜


そんなおしゃれじゃないmacotoでも

春の街を歩くのは楽しいですニコニコ


…というか歩くのが好きなだけです(笑)


天気の良い日にはのんびり公園を

散歩しながら写真を楽しみたいですキャッ☆