4号機が怖い
NHK 「今の原稿、使っちゃいけないんだって」スクープ
http://youtu.be/H8r4K-xOjGQ
NHKは炉心溶融を知っていた!
「今の原稿、使っちゃいけないんだって」(`・ω・´)
渡辺謙さん、ダボス会議でスピーチ 原子力からの転換訴える(東京新聞)
http://www.tokyo-np.co.jp/feature/news/davos.html
スイスで25日に開会した世界経済フォーラム年次総会「ダボス会議」で、俳優の渡辺謙さんがスピーチに立ち、各国から寄せられた東日本大震災の被災地支援への深い感謝と立ち上がる決意を語るとともに、原子力から再生エネルギーへの転換を訴えた。
渡辺さんは、震災発生直後から、インターネットにメッセージなどで被災者を応援するサイト「kizuna311」を立ち上げ、現地を幾度も訪れるなど、支援活動を積極的に続けている。
スピーチは現地時間25日午前(日本時間同日午後)に行われた。渡辺さんは「私たちの決意として、世界に届いてほしいと思います」と話している。
http://youtu.be/hvFEffacY5g
スピーチ全文は次の通り。
初めまして、俳優をしております渡辺謙と申します。
まず、昨年の大震災の折に、多くのサポート、メッセージをいただいたこと、本当にありがとうございます。皆さんからの力を私たちの勇気に変えて前に進んで行こうと思っています。
私はさまざまな作品の「役」を通して、これまでいろんな時代を生きて来ました。日本の1000年前の貴族、500年前の武将、そして数々の侍たち。さらには近代の軍人や一般の町人たちも。その時代にはその時代の価値観があり、人々の生き方も変化してきました。役を作るために日本の歴史を学ぶことで、さまざまなことを知りました。ただ、時にはインカ帝国の最後の皇帝アタワルパと言う役もありましたが…。
その中で、私がもっとも好きな時代が明治です。19世紀末の日本。そう、映画「ラストサムライ」の時代です。260年という長きにわたって国を閉じ、外国との接触を避けて来た日本が、国を開いたころの話です。そのころの日本は貧しかった。封建主義が人々を支配し、民主主義などというものは皆目存在しませんでした。人々は圧政や貧困に苦しみ生きていた。私は教科書でそう教わりました。
しかし、当時日本を訪れた外国の宣教師たちが書いた文章にはこう書いてあります。人々はすべからく貧しく、汚れた着物を着、家もみすぼらしい。しかし皆笑顔が絶えず、子供は楽しく走り回り、老人は皆に見守られながら暮らしている。世界中でこんなに幸福に満ちあふれた国は見たことがないと。
それから日本にはさまざまなことが起こりました。長い戦争の果てに、荒れ果てた焦土から新しい日本を築く時代に移りました。
私は「戦後はもう終わった」と叫ばれていたころ、1959年に農村で、教師の次男坊として産まれました。まだ蒸気機関車が走り、学校の後は山や川で遊ぶ暮らしでした。冬は雪に閉じ込められ、決して豊かな暮らしではなかった気がします。しかし私が俳優と言う仕事を始めたころから、今までの三十年あまり、社会は激変しました。携帯電話、インターネット、本当に子供のころのSF小説のような暮らしが当たり前のようにできるようになりました。物質的な豊かさは飽和状態になって来ました。文明は僕たちの想像をも超えてしまったのです。そして映画は飛び出すようにもなってしまったのです。
そんな時代に、私たちは大地震を経験したのです。それまで美しく多くの幸を恵んでくれた海は、多くの命を飲み込み、生活のすべてを流し去ってしまいました。電気は途絶え、携帯電話やインターネットもつながらず、人は行き場を失いました。そこに何が残っていたか。何も持たない人間でした。しかし人が人を救い、支え、寄り添う行為がありました。それはどんな世代や職業や地位の違いも必要なかったのです。それは私たちが持っていた「絆」という文化だったのです。
「絆」、漢字では半分の糸と書きます。半分の糸がどこかの誰かとつながっているという意味です。困っている人がいれば助ける。おなかがすいている人がいれば分け合う。人として当たり前の行為です。そこにはそれまでの歴史や国境すら存在しませんでした。多くの外国から支援者がやって来てくれました。絆は世界ともつながっていたのです。人と人が運命的で強く、でもさりげなくつながって行く「絆」は、すべてが流されてしまった荒野に残された光だったのです。
いま日本は、少しずつ震災や津波の傷を癒やし、その「絆」を頼りに前進しようともがいています。
国は栄えて行くべきだ、経済や文明は発展していくべきだ、人は進化して行くべきだ。私たちはそうして前へ前へ進み、上を見上げて来ました。しかし度を超えた成長は無理を呼びます。日本には「足るを知る」という言葉があります。自分に必要な物を知っていると言う意味です。人間が一人生きて行く為の物質はそんなに多くないはずです。こんなに電気に頼らなくても人間は生きて行けるはずです。「原子力」という、人間が最後までコントロールできない物質に頼って生きて行く恐怖を味わった今、再生エネルギーに大きく舵を取らなければ、子供たちに未来を手渡すことはかなわないと感じています。
私たちはもっとシンプルでつつましい、新しい「幸福」というものを創造する力があると信じています。がれきの荒野を見た私たちだからこそ、今までと違う「新しい日本」を作りたいと切に願っているのです。今あるものを捨て、今までやって来たことを変えるのは大きな痛みと勇気が必要です。しかし、今やらなければ未来は見えて来ません。心から笑いながら、支え合いながら生きて行く日本を、皆さまにお見せできるよう努力しようと思っています。そしてこの「絆」を世界の皆さまともつないで行きたいと思っています。
田原総一朗:「脱原発」を唱えるだけの風潮は危ない(日経PB社)
http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20120118/296616/?P=6&ST=rebuild
脱原発の「イズム」の段階はもう終った
こうした難しい現実を前にして、「原発は危ない」とばかり繰り返しているのは一種のファッションに過ぎない。今もっとも考えるべき問題は「今後のエネルギーをどうするか」である。
新聞も雑誌も「脱原発というファッション」から一歩も踏み出さずにいる。これでは、読者は記事を読むはずがない。
脱原発は一種の「イズム」である。だが、その段階は終わった。現実にどう対応していくのか。それをまともに考えなくてはならない。
今の日本では、現実にどうするかを考えることがタブー視される。原発について現実的に考えると、「原発推進派」と言われ、「政府に癒着した考えだ」とされる空気がある。
しかし、それは違う。原発が抱える現実の問題を今こそ考えるときである。
田原さん!あなたこそずれてませんか??!!「脱原発というファッション」とはどうゆうことですか!!!
原発が抱えている原発震災の恐怖の日本終了。死の灰(高レベル放射性廃棄物)をどう処理するのかあなたは考えているのか?!?!
原発の重大な欠点を逆手に取る詭弁はやめなさい!!!
カッコだけを見せて八方美人的に自らの言説を変えるのはやめよ!!!
あなたが金のためにジャーナリストしての魂を売ったのは知れています!!
石橋克彦氏の「原発震災破滅を避けるために」を読んででなおしてください!!
原発震災破滅を避けるために
http://www.iwanami.co.jp/kagaku/K_Ishibashi_Kagaku199710.pdf
「いのち」プロジェクト第9章「小出裕章×林勝彦 対談」
http://youtu.be/xIIV_Yvjczw
第9章 専門家に訊くシリーズ① 京都大学原子炉実験所 小出裕章 助教
聞き手:監督 林 勝彦(科学ジャーナリスト塾長/元NHKプロデューサー)
大拡散希望・・放射能の恐ろしさがリアルに伝わってきます!!ただし、かなり刺激の強いシーンがありますので閲覧には注意してくださいね?お子さんは見ないようにしてくださいね!
世界は恐怖する 死の灰の正体 1/6
http://youtu.be/ogcIQKaIHcQ
世界は恐怖する 死の灰の正体 2/6
http://youtu.be/QnF08swkW7A
世界は恐怖する 死の灰の正体 3/7
http://youtu.be/iWk7CDA3AXA
世界は恐怖する 死の灰の正体 4/6
http://youtu.be/GsRpp1qWv9c
世界は恐怖する 死の灰の正体 5/6
http://youtu.be/3_QBKljnj30
世界は恐怖する 死の灰の正体 6/6
http://youtu.be/0A85afA6wwA
亀井文夫作品集 1957年制作 原水爆実験後の日本の実態
「生きていてよかった」「流血の記録 砂川」(編集)の亀井文夫が、原水爆実験が生み出す“死の灰”の恐るべき実体を伝え、全世界の良心に訴える長篇記録映画。各大学、研究所の多くの科学者の協力により完成されたもの。解説は亀井文夫戦前の名作「信濃風土記・小林一茶」で組んだことのある徳川夢声。(キネマ旬報 全映画作品データベースより抜粋
大拡散希望
#福島原発 4号機倒壊したら核燃料溶融飛散!18万人死亡想定:米国立研究所
http://youtu.be/uB7w7EftEu0
拡散希望
放射性物質を東京湾に投棄(アーニー・ガンダーセン)
http://youtu.be/Pnx56rc5yXI
大拡散希望
【拡散】 #福島原発 被曝!子供の癌リスク過小評価!(字幕) #Fukushima Cancer..
http://youtu.be/YWiavKH4PEM
福島原発事故・子供の癌の影響を過小評価! (日本語字幕:Jo2Rayden *日本語要約:魑魅魍魎男さん,加筆+字幕化:Jo2Rayden )
Cancer Risk To Young Children Near Fukushima Daiichi Underestimated
* 本日はイアン・ゴダード氏のビデオを紹介。
その前にBEIR(Biological Effects of Ionizing Radiation)、ナショナル科学アカデミーの報告書について。
NHKは、杉の雄花から25万ベクレル/kgの高いレベルのセシウムが検出されたと報じている。春に花粉が飛ぶので極めて深刻である。
当局は「通常のバックグラウンドのたかだか10倍なので、深刻な健康被害は起きない」と言っているが注意を喚起すべき問題だ。
ジャパン・タイムズは、福島県で4千ベクレル/kgの汚染イナゴが見つかったと報じている。日本ではビールと一緒にイナゴを食べる。科学者は酒の肴にする量なら大丈夫と言っているが、これも問題だ。
BIERレポートは、被曝量と発ガン率は比例関係にあり、これ以下は安全という閾値はないと述べている。1シーベルトで発ガン率は10%、10ミリシーベルトで0.1%だ-。
日本政府は、年間20ミリシーベルトの汚染地域の住民を帰そうとしているが、500人に1人がガンになる可能性がある。
BIERレポートの数字は年齢を考慮していない。年寄りはガンになる前に死ぬかも知れない。若者は細胞分裂が活発だし、より長く生きるから、ガンになる率も高い。
若い女性は、全体の5倍もガンになりやすい。福島では、毎年100人に1人がガンになる。5年間なら5人だ。
BIERレポートはガンに関する報告だけだから、他の被害を加えればもっとひどくなる。
飲み込んだり、吸い込んだりするパーティクルについても述べていない。
政府やIAEAは測定が難しいから測らないと言っているが、データは全く逆のことが起きていることを示している。
福島に降り注ぐセシウムの原因とは?焼却灰は安全か 武田邦彦
http://youtu.be/LsFcRp4oawQ
★「福島県に降り注ぐ放射性セシウム」原因は?
★「関東で見つかる放射性ヨウ素」原因は?
★「政府の事故発生直後の杜撰な対応」明らかに
★「大飯原発再開への意見聴取会」傍聴認めず
★「浜岡原発の再稼働」工事は大丈夫なのか?
★「汚染コンクリ」基準がなかった?
武田邦彦教授ガリレオ放談 "緊急収録" セシウム降下物の急増の謎
http://youtu.be/StxeVBdRguM
武田邦彦教授 ガリレオ放談 第13回 科学の発見は予測できない
http://youtu.be/1h55XNN1TnE
九電主催の忘年会に 玄海町長と11町議参加 やらせメール問題さなか 佐賀(しんぶん赤旗)
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik11/2012-01-25/2012012501_04_1.html
九州電力の玄海原発2・3号機(佐賀県玄海町)の再稼働をめぐる「やらせメール」が大問題となっていた昨年の12月中旬、地元の町長や町議11人が参加した九州電力主催の忘年会が行われていたことが、複数の関係者への取材で判明しました。第三者委員会から、自治体幹部との「不透明な関係」を指摘された九電ですが、今も変わらない無反省ぶりが浮き彫りになりました。
出席者や関係者の証言によると、忘年会は2011年12月22日、玄海町の隣の唐津市内で行われました。会場は、歴史的な武家屋敷の門を持つ老舗旅館。唐津城の天守閣がよく見える場所にあります。
参加者は、九電側が玄海原子力発電所長の村島正康取締役はじめ8人。玄海町からは岸本英雄町長、鬼木茂信副町長が参加。玄海町議全12人のうち、日本共産党の藤浦晧(あきら)町議を除く11人が参加しました。
忘年会では、九電の村島所長が「やらせメール」など一連の不祥事について“反省”の弁をのべ、「けじめをつけ、信頼を回復したい」などとあいさつしたといいます。
こうした玄海町関係者を招いた九電主催の忘年会は恒例行事となっており、費用は九電持ちで行われてきたといいます。
今回の忘年会では、一部の町関係者が「これだけ不祥事があった年に九電のおごりではまずい」と九電側に“異議”を唱え、“割り勘”になったといいます。
旅館のホームページによると、会席料理にはイセエビの生き造りや佐賀牛のステーキなど高級食材のメニューがズラリ。予算は、安くても8000円、高いものでは2万3000円になります。
この忘年会は“割り勘”のはずですが、後日、九電が町議らに集めに来た会費は、3000円ずつ。費用の多くを九電が負担したことになります。
「やらせメール」をめぐって九電は、1月に松尾新吾会長と真部利応社長の3月末での退任を発表しました。しかし九電は地元自治体幹部との「不透明な関係」などを指摘した第三者委員会の報告に反論するなど、無反省な対応に終始しています。
これでもの言えるのか
日本共産党の藤浦晧町議の話 私ははじめから招待の対象外です。九電の狙いは、町議を手なずけようという魂胆でしょう。町議会では、福島第1原発事故の後でさえ、九電を批判する議員はいません。町民に事故への不安が広がる中、「九電とのなれあいや接待を受けている議員や町長に、九電にものが言えるのか」という批判の声があがっています。町政の信頼にかかわる大問題だと思います。
福島第一原発2号機格納容器内部撮影(東電提供)
http://youtu.be/e0AkZcB4w0o
神保哲生 原発関連ニュース 2012.01.24
http://youtu.be/0dynCqXR5_I
たね蒔きジャーナルで取り上げられたニュース・話題
首都圏で4年以内に大地震の可能性70%(ウォール・ストリート・ジャーナル日本版)
http://jp.wsj.com/japanrealtime/2012/01/24/%E9%A6%96%E9%83%BD%E5%9C%8F%E3%81%A74%E5%B9%B4%E4%BB%A5%E5%86%85%E3%81%AB%E5%A4%A7%E5%9C%B0%E9%9C%87%E3%81%AE%E5%8F%AF%E8%83%BD%E6%80%A770%EF%BC%85/
東日本大震災から1年近く経った今もまだその傷が癒えない日本にとって、衝撃的な研究結果が23日発表された。ネオン瞬く都心も含めた南関東地域で4年以内に大地震が発生する可能性が70%というのだ。これは、マグニチュード(M)9という日本史上最大の地震が昨年発生したことの影響によるという。
Bloomberg News
地震活動を研究する政府の地震調査研究推進本部はこれまで、30年以内にM7以上の大地震が首都圏で発生する確率が70%と述べてきた。だが、東京大学地震研究所によれば、3月11日以来絶え間なく地震が発生していることから、今まで予想していた以上に早く大地震が発生する確率が高まったという。地震研では、首都圏で大地震が30年以内に発生する確率は今では98%と計算している。
地震研によれば、1つの地域における大地震の起きる確率と小規模地震(M3~6)の発生回数は比例する。つまり、小規模地震の頻度が高いほど、壊滅的な大地震が発生する確率が増すことになる。
気象庁の観測データに基づき、地震研は、3月11日以来、M6以下の地震の発生回数が今も首都圏で5倍以上に増えたと報告している。3月11日から11年末までに日本で発生したM5以上の地震は合計577回で、気象庁が観測した1996年~ 2011年末までの年平均回数の約4倍だ。
地震研の酒井慎一准教授は、東日本大震災以来、バランスが変化したと語る。3月11日の地震で地中の断層が動き、海岸とその下の海底の地形が変化、また、北海道や関東地域の海底で圧力が高まっており、小規模地震がこのまま頻発し続けるならば、大地震が近い将来首都圏を襲う可能性が高いという。
酒井氏は、手をつないで並んでいる人の列の中で一人が倒れれば、その周りの人も引っ張られて倒れるのと同じであるとし、関東地域も同じように東日本大震災の影響を受けていると警告した。
同氏は、今度どこで地震が起こるかを正確に予測するのは不可能だが、研究所では地震の起きる可能性の高い地域を絞り、新たな時間枠に照らして今後のシナリオを見直すとした。
この予測は人々の注意を引きつけ、23日は早くから「4年以内」という言葉がツイッターでつぶやかれ始めた。ユーザーの中では、今まで大地震がいつかは来るだろうと心の底で思ってはいたものの、新たな研究結果を目の当たりにして、緊急時に対する準備の必要性を痛感したという声が広がった。午後には主要紙の電子版でも大きく報道された。
東京を襲った大地震といえば1923年9月1日に発生したマグニチュード7.9の関東大震災だ。首都圏で約10万5000人の死者を出したが、その多くは家屋倒壊と地震発生による大火災によるものだった。政府では、長年にわたる建築基準法の厳格化と新技術の導入によってこうした被害は大幅に抑制できるとみている。
【最悪シナリオを封印】 菅政権「なかったことに」 大量放出1年と想定 民間原発事故調が追及(共同通信)
http://www.47news.jp/47topics/e/224789.php
公文書として扱われず
東京電力福島第1原発事故で作業員全員が退避せざるを得なくなった場合、放射性物質の断続的な大量放出が約1年続くとする「最悪シナリオ」を記した文書が昨年3月下旬、当時の菅直人首相ら一握りの政権幹部に首相執務室で示された後、「なかったこと」として封印され、昨年末まで公文書として扱われていなかったことが21日分かった。複数の政府関係者が明らかにした。
民間の立場で事故を調べている福島原発事故独立検証委員会(委員長・北沢宏一(きたざわ・こういち)前科学技術振興機構理事長)も、菅氏や当時の首相補佐官だった細野豪志原発事故担当相らの聞き取りを進め経緯を究明。危機時の情報管理として問題があり、情報操作の事実がなかったか追及する方針だ。
文書は菅氏の要請で内閣府の原子力委員会の近藤駿介(こんどう・しゅんすけ)委員長が作成した昨年3月25日付の「福島第1原子力発電所の不測事態シナリオの素描」。水素爆発で1号機の原子炉格納容器が壊れ、放射線量が上昇して作業員全員が撤退したと想定。注水による冷却ができなくなった2号機、3号機の原子炉や1~4号機の使用済み燃料プールから放射性物質が放出され、強制移転区域は半径170キロ以上、希望者の移転を認める区域が東京都を含む半径250キロに及ぶ可能性があるとしている。
政府高官の一人は「ものすごい内容だったので、文書はなかったことにした」と言明。別の政府関係者は「文書が示された際、文書の存在自体を秘匿する選択肢が論じられた」と語った。
最悪シナリオの存在は昨年9月に菅氏が認めたほか、12月に一部内容が報じられたのを受け、初めて内閣府の公文書として扱うことにした。情報公開請求にも応じることに決めたという。
細野氏は今月6日の会見で「(シナリオ通りになっても)十分に避難する時間があるということだったので、公表することで必要のない心配を及ぼす可能性があり、公表を控えた」と説明した。
政府の事故調査・検証委員会が昨年12月に公表した中間報告は、この文書に一切触れていない。
【解説】検証阻む行為許されず
東京電力福島第1原発事故の「最悪シナリオ」が政権中枢のみで閲覧され、最近まで公文書扱いされていなかった。危機の最中に公開できない最高機密でも、公文書として記録しなければ、次代への教訓を残すことはできない。民主的な検証を阻む行為とも言え、許されるものではない。
民主党は2年半前、政策決定の透明性確保や情報公開の促進を訴えて、国民の信を得たはずだ。日米密約の解明も「開かれた政治」を求める国民の期待に応えるための作業だった。
しかし、今回明らかになった「最悪シナリオ」をめぐる一連の対応は、そうした国民の期待を裏切る行為だ。
シナリオ文書を「なかったこと」にしていた事実は、「情報操作」と非難されても仕方なく、虚偽の大量破壊兵器(WMD)情報をかざしながらイラク戦争に突き進んだブッシュ前米政権の大失態をも想起させる。
民間の立場で調査を進める福島原発事故独立検証委員会が文書の取り扱いをめぐる経緯を調べているのも、そうした民主的な視点に根差しているからだ。ある委員会関係者は「不都合な情報を握りつぶしていたのではないか」と指摘する。
昨年末に中間報告をまとめた政府の事故調査・検証委員会が「最悪シナリオ」に切り込めていないのも問題だ。政府は民間の事故調査を待つことなく、自らが経緯を明らかにすべきだ
電力「余裕6%」公表せず 政府、不足のみ示す
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2012012302000171.html
今年夏の電力供給力が最大電力需要に比べ9・2%不足するとした昨年七月公表の政府試算に対し、最大6・0%の余裕があるとの試算が政府内にあったにもかかわらず、公表されていなかったことが二十三日分かった。
公表された試算は、太陽光発電など再生可能エネルギーによる発電を盛り込まないなど厳しい想定に基づいており、試算に携わった関係者は「極端なケースだけ公表するのはフェアではない」と批判している。
政府は昨年七月、全国の原発五十四基がすべて停止し、再生可能エネルギーによる供給をほぼゼロとした上で、猛暑だった二〇一〇年夏の需要を前提に試算した数字を公表。
しかし昨年八月に当時の菅直人首相に報告された試算では、再生可能エネルギーによる供給や、需要逼迫(ひっぱく)時に電気を止める条件で料金を割り引く「需給調整契約」による削減見込みなどを加味し、6・0%の余裕があることが示された。
さらに2・8%の余裕があるとする中間的な試算も報告されたが、いずれも公表されなかった。
20120123 たね蒔きジャーナル 京都大学原子炉実験所助教 小出裕章
http://youtu.be/DTdf2PpS0Hc
政府や電力会社が停電になるぞと脅かしてくるときには、なにくそもっと使ってくださいとお願いしたくなるくらい 小出裕章
重大疑惑 犯人は誰だ 官邸「原発対策本部」議事録がない!(日刊ゲンダイ)
http://gendai.net/articles/view/syakai/134750
民主党政権のデタラメが改めて俎上に上っている。「原子力災害対策本部」の議事録の問題だ。昨年5月に枝野官房長官(当時)が「議事録を取る場がほとんどなかった」と明かしていたが、“ほとんど”ではなく“まったく”作成されていなかったのである。
「原子力災害対策本部」は、総理大臣が本部長に就き、全閣僚がメンバーとなって、事故当日の昨年3月11日に設置された。除染の基本方針や避難区域、農作物の出荷制限など、原発事故をめぐる重要な決定をしてきたとされる。
ところが、NHKによると、会議の議題を書いた「議事次第」を作っただけ。会議でどんなやりとりがあったかが分かる「議事録」は作っていなかったという。事務局を務めていた原子力安全・保安院の担当者は、NHKの取材に「業務が忙しく議事録を作成できなかった」と釈明している。
しかし、公文書管理法は、政府の意思決定の過程を検証できるようにするために、重要な会議の記録を残すように定めている。議事録ゼロはあり得ないし、あってはならない。自分たちの失策が記録されると困るので残さなかったか、本当はあるのに誰がなにを話したかバレるとマズイので、なかったことにしたのではないか。どう考えても不自然だ。公文書の管理に詳しい名古屋大特任教授の春名幹男氏はこう言う。
「議事録を作成しないという重大事を、官僚の一存で決められるとは思えません。民主党は“政治主導”を掲げていたからなおさらです。菅総理か枝野官房長官の指示があったと考えるのが自然。恐らく、情報もなく、微妙な問題なので『フリートークでいきましょう』となったのでしょう。ただ、官僚の習性として個人的にメモを残しているはず。あとで大臣から『あれはどうだったかな?』と聞かれた時、答えられないと困りますからね。3・11以降、官邸がどう動いたのかは、将来、同じ過ちを犯さないためにも、絶対に記録しておくべき。議事録がないのは国民的な損失です」
いったい、誰が「議事録」の作成を止めたのか、会議でなにが話されたのか。官僚の個人的なメモでもなんでもいいからかき集めて、真相を明らかにしないとダメだ。
九電玄海原発、試験片を廃棄か 原子炉劣化の目安(朝日新聞)
http://www.asahi.com/national/update/0124/SEB201201230087.html
九州電力玄海原発1号機の老朽化をめぐり、経済産業省原子力安全・保安院は23日、専門家が審議する意見聴取会を東京都内で開いた。九電の担当者は「原子炉の健全性に問題はない」と説明したが、専門家からデータ不足や分析手法の甘さを指摘する声が続出。原子炉から取り出した試験片の一部を九電が保管しておらず、廃棄した可能性があることも明らかになった。
運転開始から36年3カ月たつ玄海1号機では、原子炉圧力容器の劣化の目安になる「脆性(ぜいせい)遷移温度」の急上昇が2009年に発覚。核燃料から出る放射線が当たり続けることで鋼がもろくなる現象が予測以上に進み、事故時に原子炉が壊れやすくなっているおそれが指摘されている。原因は不明。原発老朽化問題の中でも喫緊の課題とされ、この日の会合で初めて本格的に議論された。
九電の担当者は、電子顕微鏡などを使った原子レベルの分析や不純物の組成データなどを示し、「1993年と2009年に取り出した試験片を詳しく調べたが特別な異常はなかった」とした。だが、専門家から「もっと詳しいデータを出してほしい」「本当に適切で公平な判断がされているのか」と追及され、76年と80年の試験片が残っていないことを明かした。担当者は「当時は詳しい分析手法がなく、貴重だという意識がなかった」と話した。
審議は、九電が提出する追加データを踏まえて次回も続ける。会合後、渡辺英雄・九州大准教授(材料科学)は「電力会社だけでは原因究明は無理。全国の専門家で試験片を研究できるようにしてほしい」と語った。(安田朋起)
20120124 たね蒔きジャーナル 京都大学原子炉実験所助教 小出裕章
http://youtu.be/T1fu18BBuMs
・原子力対策本部・議事録なし 作成へ 音源の有無は確認中ということについて。
・九州電力が、老朽化が進み、圧力容器の脆性遷移温度98℃となっている玄海原発1号機の試験片を廃棄していたことについてです。
年間被ばく10ミリSv超33人 福島県伊達市の住民測定結果(北海道新聞)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/dogai/346062.html
原発事故を受け、福島県伊達市は25日、中学生以下の子どもや妊産婦、放射線量の高い特定避難勧奨地点がある地域の住民ら9443人に配布している小型線量計(ガラスバッジ)による被ばく線量の測定結果をまとめ、年間の推定値が10ミリシーベルトを超える人が33人に上ることを明らかにした。このうち2人は国が避難の目安としている年間20ミリシーベルトを超えた。
市によると、2人は勧奨地点がある霊山町の住民で、市の聞き取り調査に「屋外で農作業をした」などと説明している。33人に妊産婦や子どもは含まれていない。
志賀2号機、運転差し止め 金沢地裁判決 原発で初「耐震設計に不備」(北國新聞)
http://www.hokkoku.co.jp/_today/H20060325001.htm
北陸電力の志賀原発2号機(改良型沸騰水型軽水炉=ABWR、百三十五万八千キロワ ット)をめぐり、周辺住民ら百三十五人が耐震性に問題があるなどとして北電に運転差し 止めを求めた訴訟の判決が二十四日、金沢地裁で言い渡された。井戸謙一裁判長は「想定 を超えた地震動で、原告らが許容限度を超える放射線を被ばくする具体的危険性がある」 として耐震設計の不備を指摘、重大な事故を引き起こす可能性を認め、2号機の運転の差 し止めを命じた。北電側は「運転は今後も継続する」とし、控訴する方針を示した。
原発の運転差し止めが認められた判決は初めて。判決には民事訴訟法が規定する仮執行 宣言が付いていないため、運転は即時停止しない。今回の判決で今月十五日から営業運転 を開始したばかりの2号機のみならず、耐震性をめぐって原発の安全性が根本から揺らぐ 事態となった。
判決理由で井戸裁判長は「放射線の被ばくによる周辺住民の身体、健康などへの悪影響 は深刻」として原告の人格権による差し止め請求を容認。必要性についても「2号機が差 し止められても被告の電力供給に特段の支障になるとは認めがたい」と述べた。
原発の耐震設計について、同裁判長はマグニチュード(M)7・6程度の規模の地震を 引き起こすとされる原発付近の邑知潟(おうちがた)断層帯の「評価内容に不備はない」 と指摘。「北電側の同断層帯の評価方法には限界があり、想定を超える地震が発生する可 能性がある」との判断を示した。
さらに、原告側が昨年八月の宮城県沖地震(M7・2)の際、東北電力女川原発で設計 限界を超える揺れを記録したことを挙げて施設の耐久性の不備を指摘した原告側主張につ いても、同裁判長は「北電側が構築した多重防護が有効に機能するとは考えられない」と 断じた。一方で▽2号機の配管破断や応力腐食割れ▽改良型沸騰水型の固有の危険性▽使 用済み核燃料の再利用―などの原告側主張については「いずれも立証が不十分」として退 けた。
20120125 たね蒔きジャーナル 京都大学原子炉実験所助教 小出裕章
http://youtu.be/IbylqnmCvjQ
伊達市被曝調査 年間20mSv超2人/10mSv超9443人中33人「(京都大学原子炉実験所には)年10mSvを超えて被曝をする職員はほぼいません」 小出裕章
・伊達市被曝調査の結果で、推定ですが、年間20mSv超2人・9443人中33人10mSv超という結果が出たことについて。
・志賀原発2号機の運転差止め判決を出した当時の裁判長が語る、原発裁判の実態についてです。
http://youtu.be/H8r4K-xOjGQ
NHKは炉心溶融を知っていた!
「今の原稿、使っちゃいけないんだって」(`・ω・´)
渡辺謙さん、ダボス会議でスピーチ 原子力からの転換訴える(東京新聞)
http://www.tokyo-np.co.jp/feature/news/davos.html
スイスで25日に開会した世界経済フォーラム年次総会「ダボス会議」で、俳優の渡辺謙さんがスピーチに立ち、各国から寄せられた東日本大震災の被災地支援への深い感謝と立ち上がる決意を語るとともに、原子力から再生エネルギーへの転換を訴えた。
渡辺さんは、震災発生直後から、インターネットにメッセージなどで被災者を応援するサイト「kizuna311」を立ち上げ、現地を幾度も訪れるなど、支援活動を積極的に続けている。
スピーチは現地時間25日午前(日本時間同日午後)に行われた。渡辺さんは「私たちの決意として、世界に届いてほしいと思います」と話している。
http://youtu.be/hvFEffacY5g
スピーチ全文は次の通り。
初めまして、俳優をしております渡辺謙と申します。
まず、昨年の大震災の折に、多くのサポート、メッセージをいただいたこと、本当にありがとうございます。皆さんからの力を私たちの勇気に変えて前に進んで行こうと思っています。
私はさまざまな作品の「役」を通して、これまでいろんな時代を生きて来ました。日本の1000年前の貴族、500年前の武将、そして数々の侍たち。さらには近代の軍人や一般の町人たちも。その時代にはその時代の価値観があり、人々の生き方も変化してきました。役を作るために日本の歴史を学ぶことで、さまざまなことを知りました。ただ、時にはインカ帝国の最後の皇帝アタワルパと言う役もありましたが…。
その中で、私がもっとも好きな時代が明治です。19世紀末の日本。そう、映画「ラストサムライ」の時代です。260年という長きにわたって国を閉じ、外国との接触を避けて来た日本が、国を開いたころの話です。そのころの日本は貧しかった。封建主義が人々を支配し、民主主義などというものは皆目存在しませんでした。人々は圧政や貧困に苦しみ生きていた。私は教科書でそう教わりました。
しかし、当時日本を訪れた外国の宣教師たちが書いた文章にはこう書いてあります。人々はすべからく貧しく、汚れた着物を着、家もみすぼらしい。しかし皆笑顔が絶えず、子供は楽しく走り回り、老人は皆に見守られながら暮らしている。世界中でこんなに幸福に満ちあふれた国は見たことがないと。
それから日本にはさまざまなことが起こりました。長い戦争の果てに、荒れ果てた焦土から新しい日本を築く時代に移りました。
私は「戦後はもう終わった」と叫ばれていたころ、1959年に農村で、教師の次男坊として産まれました。まだ蒸気機関車が走り、学校の後は山や川で遊ぶ暮らしでした。冬は雪に閉じ込められ、決して豊かな暮らしではなかった気がします。しかし私が俳優と言う仕事を始めたころから、今までの三十年あまり、社会は激変しました。携帯電話、インターネット、本当に子供のころのSF小説のような暮らしが当たり前のようにできるようになりました。物質的な豊かさは飽和状態になって来ました。文明は僕たちの想像をも超えてしまったのです。そして映画は飛び出すようにもなってしまったのです。
そんな時代に、私たちは大地震を経験したのです。それまで美しく多くの幸を恵んでくれた海は、多くの命を飲み込み、生活のすべてを流し去ってしまいました。電気は途絶え、携帯電話やインターネットもつながらず、人は行き場を失いました。そこに何が残っていたか。何も持たない人間でした。しかし人が人を救い、支え、寄り添う行為がありました。それはどんな世代や職業や地位の違いも必要なかったのです。それは私たちが持っていた「絆」という文化だったのです。
「絆」、漢字では半分の糸と書きます。半分の糸がどこかの誰かとつながっているという意味です。困っている人がいれば助ける。おなかがすいている人がいれば分け合う。人として当たり前の行為です。そこにはそれまでの歴史や国境すら存在しませんでした。多くの外国から支援者がやって来てくれました。絆は世界ともつながっていたのです。人と人が運命的で強く、でもさりげなくつながって行く「絆」は、すべてが流されてしまった荒野に残された光だったのです。
いま日本は、少しずつ震災や津波の傷を癒やし、その「絆」を頼りに前進しようともがいています。
国は栄えて行くべきだ、経済や文明は発展していくべきだ、人は進化して行くべきだ。私たちはそうして前へ前へ進み、上を見上げて来ました。しかし度を超えた成長は無理を呼びます。日本には「足るを知る」という言葉があります。自分に必要な物を知っていると言う意味です。人間が一人生きて行く為の物質はそんなに多くないはずです。こんなに電気に頼らなくても人間は生きて行けるはずです。「原子力」という、人間が最後までコントロールできない物質に頼って生きて行く恐怖を味わった今、再生エネルギーに大きく舵を取らなければ、子供たちに未来を手渡すことはかなわないと感じています。
私たちはもっとシンプルでつつましい、新しい「幸福」というものを創造する力があると信じています。がれきの荒野を見た私たちだからこそ、今までと違う「新しい日本」を作りたいと切に願っているのです。今あるものを捨て、今までやって来たことを変えるのは大きな痛みと勇気が必要です。しかし、今やらなければ未来は見えて来ません。心から笑いながら、支え合いながら生きて行く日本を、皆さまにお見せできるよう努力しようと思っています。そしてこの「絆」を世界の皆さまともつないで行きたいと思っています。
田原総一朗:「脱原発」を唱えるだけの風潮は危ない(日経PB社)
http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20120118/296616/?P=6&ST=rebuild
脱原発の「イズム」の段階はもう終った
こうした難しい現実を前にして、「原発は危ない」とばかり繰り返しているのは一種のファッションに過ぎない。今もっとも考えるべき問題は「今後のエネルギーをどうするか」である。
新聞も雑誌も「脱原発というファッション」から一歩も踏み出さずにいる。これでは、読者は記事を読むはずがない。
脱原発は一種の「イズム」である。だが、その段階は終わった。現実にどう対応していくのか。それをまともに考えなくてはならない。
今の日本では、現実にどうするかを考えることがタブー視される。原発について現実的に考えると、「原発推進派」と言われ、「政府に癒着した考えだ」とされる空気がある。
しかし、それは違う。原発が抱える現実の問題を今こそ考えるときである。
田原さん!あなたこそずれてませんか??!!「脱原発というファッション」とはどうゆうことですか!!!
原発が抱えている原発震災の恐怖の日本終了。死の灰(高レベル放射性廃棄物)をどう処理するのかあなたは考えているのか?!?!
原発の重大な欠点を逆手に取る詭弁はやめなさい!!!
カッコだけを見せて八方美人的に自らの言説を変えるのはやめよ!!!
あなたが金のためにジャーナリストしての魂を売ったのは知れています!!
石橋克彦氏の「原発震災破滅を避けるために」を読んででなおしてください!!
原発震災破滅を避けるために
http://www.iwanami.co.jp/kagaku/K_Ishibashi_Kagaku199710.pdf
「いのち」プロジェクト第9章「小出裕章×林勝彦 対談」
http://youtu.be/xIIV_Yvjczw
第9章 専門家に訊くシリーズ① 京都大学原子炉実験所 小出裕章 助教
聞き手:監督 林 勝彦(科学ジャーナリスト塾長/元NHKプロデューサー)
大拡散希望・・放射能の恐ろしさがリアルに伝わってきます!!ただし、かなり刺激の強いシーンがありますので閲覧には注意してくださいね?お子さんは見ないようにしてくださいね!
世界は恐怖する 死の灰の正体 1/6
http://youtu.be/ogcIQKaIHcQ
世界は恐怖する 死の灰の正体 2/6
http://youtu.be/QnF08swkW7A
世界は恐怖する 死の灰の正体 3/7
http://youtu.be/iWk7CDA3AXA
世界は恐怖する 死の灰の正体 4/6
http://youtu.be/GsRpp1qWv9c
世界は恐怖する 死の灰の正体 5/6
http://youtu.be/3_QBKljnj30
世界は恐怖する 死の灰の正体 6/6
http://youtu.be/0A85afA6wwA
亀井文夫作品集 1957年制作 原水爆実験後の日本の実態
「生きていてよかった」「流血の記録 砂川」(編集)の亀井文夫が、原水爆実験が生み出す“死の灰”の恐るべき実体を伝え、全世界の良心に訴える長篇記録映画。各大学、研究所の多くの科学者の協力により完成されたもの。解説は亀井文夫戦前の名作「信濃風土記・小林一茶」で組んだことのある徳川夢声。(キネマ旬報 全映画作品データベースより抜粋
大拡散希望
#福島原発 4号機倒壊したら核燃料溶融飛散!18万人死亡想定:米国立研究所
http://youtu.be/uB7w7EftEu0
拡散希望
放射性物質を東京湾に投棄(アーニー・ガンダーセン)
http://youtu.be/Pnx56rc5yXI
大拡散希望
【拡散】 #福島原発 被曝!子供の癌リスク過小評価!(字幕) #Fukushima Cancer..
http://youtu.be/YWiavKH4PEM
福島原発事故・子供の癌の影響を過小評価! (日本語字幕:Jo2Rayden *日本語要約:魑魅魍魎男さん,加筆+字幕化:Jo2Rayden )
Cancer Risk To Young Children Near Fukushima Daiichi Underestimated
* 本日はイアン・ゴダード氏のビデオを紹介。
その前にBEIR(Biological Effects of Ionizing Radiation)、ナショナル科学アカデミーの報告書について。
NHKは、杉の雄花から25万ベクレル/kgの高いレベルのセシウムが検出されたと報じている。春に花粉が飛ぶので極めて深刻である。
当局は「通常のバックグラウンドのたかだか10倍なので、深刻な健康被害は起きない」と言っているが注意を喚起すべき問題だ。
ジャパン・タイムズは、福島県で4千ベクレル/kgの汚染イナゴが見つかったと報じている。日本ではビールと一緒にイナゴを食べる。科学者は酒の肴にする量なら大丈夫と言っているが、これも問題だ。
BIERレポートは、被曝量と発ガン率は比例関係にあり、これ以下は安全という閾値はないと述べている。1シーベルトで発ガン率は10%、10ミリシーベルトで0.1%だ-。
日本政府は、年間20ミリシーベルトの汚染地域の住民を帰そうとしているが、500人に1人がガンになる可能性がある。
BIERレポートの数字は年齢を考慮していない。年寄りはガンになる前に死ぬかも知れない。若者は細胞分裂が活発だし、より長く生きるから、ガンになる率も高い。
若い女性は、全体の5倍もガンになりやすい。福島では、毎年100人に1人がガンになる。5年間なら5人だ。
BIERレポートはガンに関する報告だけだから、他の被害を加えればもっとひどくなる。
飲み込んだり、吸い込んだりするパーティクルについても述べていない。
政府やIAEAは測定が難しいから測らないと言っているが、データは全く逆のことが起きていることを示している。
福島に降り注ぐセシウムの原因とは?焼却灰は安全か 武田邦彦
http://youtu.be/LsFcRp4oawQ
★「福島県に降り注ぐ放射性セシウム」原因は?
★「関東で見つかる放射性ヨウ素」原因は?
★「政府の事故発生直後の杜撰な対応」明らかに
★「大飯原発再開への意見聴取会」傍聴認めず
★「浜岡原発の再稼働」工事は大丈夫なのか?
★「汚染コンクリ」基準がなかった?
武田邦彦教授ガリレオ放談 "緊急収録" セシウム降下物の急増の謎
http://youtu.be/StxeVBdRguM
武田邦彦教授 ガリレオ放談 第13回 科学の発見は予測できない
http://youtu.be/1h55XNN1TnE
九電主催の忘年会に 玄海町長と11町議参加 やらせメール問題さなか 佐賀(しんぶん赤旗)
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik11/2012-01-25/2012012501_04_1.html
九州電力の玄海原発2・3号機(佐賀県玄海町)の再稼働をめぐる「やらせメール」が大問題となっていた昨年の12月中旬、地元の町長や町議11人が参加した九州電力主催の忘年会が行われていたことが、複数の関係者への取材で判明しました。第三者委員会から、自治体幹部との「不透明な関係」を指摘された九電ですが、今も変わらない無反省ぶりが浮き彫りになりました。
出席者や関係者の証言によると、忘年会は2011年12月22日、玄海町の隣の唐津市内で行われました。会場は、歴史的な武家屋敷の門を持つ老舗旅館。唐津城の天守閣がよく見える場所にあります。
参加者は、九電側が玄海原子力発電所長の村島正康取締役はじめ8人。玄海町からは岸本英雄町長、鬼木茂信副町長が参加。玄海町議全12人のうち、日本共産党の藤浦晧(あきら)町議を除く11人が参加しました。
忘年会では、九電の村島所長が「やらせメール」など一連の不祥事について“反省”の弁をのべ、「けじめをつけ、信頼を回復したい」などとあいさつしたといいます。
こうした玄海町関係者を招いた九電主催の忘年会は恒例行事となっており、費用は九電持ちで行われてきたといいます。
今回の忘年会では、一部の町関係者が「これだけ不祥事があった年に九電のおごりではまずい」と九電側に“異議”を唱え、“割り勘”になったといいます。
旅館のホームページによると、会席料理にはイセエビの生き造りや佐賀牛のステーキなど高級食材のメニューがズラリ。予算は、安くても8000円、高いものでは2万3000円になります。
この忘年会は“割り勘”のはずですが、後日、九電が町議らに集めに来た会費は、3000円ずつ。費用の多くを九電が負担したことになります。
「やらせメール」をめぐって九電は、1月に松尾新吾会長と真部利応社長の3月末での退任を発表しました。しかし九電は地元自治体幹部との「不透明な関係」などを指摘した第三者委員会の報告に反論するなど、無反省な対応に終始しています。
これでもの言えるのか
日本共産党の藤浦晧町議の話 私ははじめから招待の対象外です。九電の狙いは、町議を手なずけようという魂胆でしょう。町議会では、福島第1原発事故の後でさえ、九電を批判する議員はいません。町民に事故への不安が広がる中、「九電とのなれあいや接待を受けている議員や町長に、九電にものが言えるのか」という批判の声があがっています。町政の信頼にかかわる大問題だと思います。
福島第一原発2号機格納容器内部撮影(東電提供)
http://youtu.be/e0AkZcB4w0o
神保哲生 原発関連ニュース 2012.01.24
http://youtu.be/0dynCqXR5_I
たね蒔きジャーナルで取り上げられたニュース・話題
首都圏で4年以内に大地震の可能性70%(ウォール・ストリート・ジャーナル日本版)
http://jp.wsj.com/japanrealtime/2012/01/24/%E9%A6%96%E9%83%BD%E5%9C%8F%E3%81%A74%E5%B9%B4%E4%BB%A5%E5%86%85%E3%81%AB%E5%A4%A7%E5%9C%B0%E9%9C%87%E3%81%AE%E5%8F%AF%E8%83%BD%E6%80%A770%EF%BC%85/
東日本大震災から1年近く経った今もまだその傷が癒えない日本にとって、衝撃的な研究結果が23日発表された。ネオン瞬く都心も含めた南関東地域で4年以内に大地震が発生する可能性が70%というのだ。これは、マグニチュード(M)9という日本史上最大の地震が昨年発生したことの影響によるという。
Bloomberg News
地震活動を研究する政府の地震調査研究推進本部はこれまで、30年以内にM7以上の大地震が首都圏で発生する確率が70%と述べてきた。だが、東京大学地震研究所によれば、3月11日以来絶え間なく地震が発生していることから、今まで予想していた以上に早く大地震が発生する確率が高まったという。地震研では、首都圏で大地震が30年以内に発生する確率は今では98%と計算している。
地震研によれば、1つの地域における大地震の起きる確率と小規模地震(M3~6)の発生回数は比例する。つまり、小規模地震の頻度が高いほど、壊滅的な大地震が発生する確率が増すことになる。
気象庁の観測データに基づき、地震研は、3月11日以来、M6以下の地震の発生回数が今も首都圏で5倍以上に増えたと報告している。3月11日から11年末までに日本で発生したM5以上の地震は合計577回で、気象庁が観測した1996年~ 2011年末までの年平均回数の約4倍だ。
地震研の酒井慎一准教授は、東日本大震災以来、バランスが変化したと語る。3月11日の地震で地中の断層が動き、海岸とその下の海底の地形が変化、また、北海道や関東地域の海底で圧力が高まっており、小規模地震がこのまま頻発し続けるならば、大地震が近い将来首都圏を襲う可能性が高いという。
酒井氏は、手をつないで並んでいる人の列の中で一人が倒れれば、その周りの人も引っ張られて倒れるのと同じであるとし、関東地域も同じように東日本大震災の影響を受けていると警告した。
同氏は、今度どこで地震が起こるかを正確に予測するのは不可能だが、研究所では地震の起きる可能性の高い地域を絞り、新たな時間枠に照らして今後のシナリオを見直すとした。
この予測は人々の注意を引きつけ、23日は早くから「4年以内」という言葉がツイッターでつぶやかれ始めた。ユーザーの中では、今まで大地震がいつかは来るだろうと心の底で思ってはいたものの、新たな研究結果を目の当たりにして、緊急時に対する準備の必要性を痛感したという声が広がった。午後には主要紙の電子版でも大きく報道された。
東京を襲った大地震といえば1923年9月1日に発生したマグニチュード7.9の関東大震災だ。首都圏で約10万5000人の死者を出したが、その多くは家屋倒壊と地震発生による大火災によるものだった。政府では、長年にわたる建築基準法の厳格化と新技術の導入によってこうした被害は大幅に抑制できるとみている。
【最悪シナリオを封印】 菅政権「なかったことに」 大量放出1年と想定 民間原発事故調が追及(共同通信)
http://www.47news.jp/47topics/e/224789.php
公文書として扱われず
東京電力福島第1原発事故で作業員全員が退避せざるを得なくなった場合、放射性物質の断続的な大量放出が約1年続くとする「最悪シナリオ」を記した文書が昨年3月下旬、当時の菅直人首相ら一握りの政権幹部に首相執務室で示された後、「なかったこと」として封印され、昨年末まで公文書として扱われていなかったことが21日分かった。複数の政府関係者が明らかにした。
民間の立場で事故を調べている福島原発事故独立検証委員会(委員長・北沢宏一(きたざわ・こういち)前科学技術振興機構理事長)も、菅氏や当時の首相補佐官だった細野豪志原発事故担当相らの聞き取りを進め経緯を究明。危機時の情報管理として問題があり、情報操作の事実がなかったか追及する方針だ。
文書は菅氏の要請で内閣府の原子力委員会の近藤駿介(こんどう・しゅんすけ)委員長が作成した昨年3月25日付の「福島第1原子力発電所の不測事態シナリオの素描」。水素爆発で1号機の原子炉格納容器が壊れ、放射線量が上昇して作業員全員が撤退したと想定。注水による冷却ができなくなった2号機、3号機の原子炉や1~4号機の使用済み燃料プールから放射性物質が放出され、強制移転区域は半径170キロ以上、希望者の移転を認める区域が東京都を含む半径250キロに及ぶ可能性があるとしている。
政府高官の一人は「ものすごい内容だったので、文書はなかったことにした」と言明。別の政府関係者は「文書が示された際、文書の存在自体を秘匿する選択肢が論じられた」と語った。
最悪シナリオの存在は昨年9月に菅氏が認めたほか、12月に一部内容が報じられたのを受け、初めて内閣府の公文書として扱うことにした。情報公開請求にも応じることに決めたという。
細野氏は今月6日の会見で「(シナリオ通りになっても)十分に避難する時間があるということだったので、公表することで必要のない心配を及ぼす可能性があり、公表を控えた」と説明した。
政府の事故調査・検証委員会が昨年12月に公表した中間報告は、この文書に一切触れていない。
【解説】検証阻む行為許されず
東京電力福島第1原発事故の「最悪シナリオ」が政権中枢のみで閲覧され、最近まで公文書扱いされていなかった。危機の最中に公開できない最高機密でも、公文書として記録しなければ、次代への教訓を残すことはできない。民主的な検証を阻む行為とも言え、許されるものではない。
民主党は2年半前、政策決定の透明性確保や情報公開の促進を訴えて、国民の信を得たはずだ。日米密約の解明も「開かれた政治」を求める国民の期待に応えるための作業だった。
しかし、今回明らかになった「最悪シナリオ」をめぐる一連の対応は、そうした国民の期待を裏切る行為だ。
シナリオ文書を「なかったこと」にしていた事実は、「情報操作」と非難されても仕方なく、虚偽の大量破壊兵器(WMD)情報をかざしながらイラク戦争に突き進んだブッシュ前米政権の大失態をも想起させる。
民間の立場で調査を進める福島原発事故独立検証委員会が文書の取り扱いをめぐる経緯を調べているのも、そうした民主的な視点に根差しているからだ。ある委員会関係者は「不都合な情報を握りつぶしていたのではないか」と指摘する。
昨年末に中間報告をまとめた政府の事故調査・検証委員会が「最悪シナリオ」に切り込めていないのも問題だ。政府は民間の事故調査を待つことなく、自らが経緯を明らかにすべきだ
電力「余裕6%」公表せず 政府、不足のみ示す
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2012012302000171.html
今年夏の電力供給力が最大電力需要に比べ9・2%不足するとした昨年七月公表の政府試算に対し、最大6・0%の余裕があるとの試算が政府内にあったにもかかわらず、公表されていなかったことが二十三日分かった。
公表された試算は、太陽光発電など再生可能エネルギーによる発電を盛り込まないなど厳しい想定に基づいており、試算に携わった関係者は「極端なケースだけ公表するのはフェアではない」と批判している。
政府は昨年七月、全国の原発五十四基がすべて停止し、再生可能エネルギーによる供給をほぼゼロとした上で、猛暑だった二〇一〇年夏の需要を前提に試算した数字を公表。
しかし昨年八月に当時の菅直人首相に報告された試算では、再生可能エネルギーによる供給や、需要逼迫(ひっぱく)時に電気を止める条件で料金を割り引く「需給調整契約」による削減見込みなどを加味し、6・0%の余裕があることが示された。
さらに2・8%の余裕があるとする中間的な試算も報告されたが、いずれも公表されなかった。
20120123 たね蒔きジャーナル 京都大学原子炉実験所助教 小出裕章
http://youtu.be/DTdf2PpS0Hc
政府や電力会社が停電になるぞと脅かしてくるときには、なにくそもっと使ってくださいとお願いしたくなるくらい 小出裕章
重大疑惑 犯人は誰だ 官邸「原発対策本部」議事録がない!(日刊ゲンダイ)
http://gendai.net/articles/view/syakai/134750
民主党政権のデタラメが改めて俎上に上っている。「原子力災害対策本部」の議事録の問題だ。昨年5月に枝野官房長官(当時)が「議事録を取る場がほとんどなかった」と明かしていたが、“ほとんど”ではなく“まったく”作成されていなかったのである。
「原子力災害対策本部」は、総理大臣が本部長に就き、全閣僚がメンバーとなって、事故当日の昨年3月11日に設置された。除染の基本方針や避難区域、農作物の出荷制限など、原発事故をめぐる重要な決定をしてきたとされる。
ところが、NHKによると、会議の議題を書いた「議事次第」を作っただけ。会議でどんなやりとりがあったかが分かる「議事録」は作っていなかったという。事務局を務めていた原子力安全・保安院の担当者は、NHKの取材に「業務が忙しく議事録を作成できなかった」と釈明している。
しかし、公文書管理法は、政府の意思決定の過程を検証できるようにするために、重要な会議の記録を残すように定めている。議事録ゼロはあり得ないし、あってはならない。自分たちの失策が記録されると困るので残さなかったか、本当はあるのに誰がなにを話したかバレるとマズイので、なかったことにしたのではないか。どう考えても不自然だ。公文書の管理に詳しい名古屋大特任教授の春名幹男氏はこう言う。
「議事録を作成しないという重大事を、官僚の一存で決められるとは思えません。民主党は“政治主導”を掲げていたからなおさらです。菅総理か枝野官房長官の指示があったと考えるのが自然。恐らく、情報もなく、微妙な問題なので『フリートークでいきましょう』となったのでしょう。ただ、官僚の習性として個人的にメモを残しているはず。あとで大臣から『あれはどうだったかな?』と聞かれた時、答えられないと困りますからね。3・11以降、官邸がどう動いたのかは、将来、同じ過ちを犯さないためにも、絶対に記録しておくべき。議事録がないのは国民的な損失です」
いったい、誰が「議事録」の作成を止めたのか、会議でなにが話されたのか。官僚の個人的なメモでもなんでもいいからかき集めて、真相を明らかにしないとダメだ。
九電玄海原発、試験片を廃棄か 原子炉劣化の目安(朝日新聞)
http://www.asahi.com/national/update/0124/SEB201201230087.html
九州電力玄海原発1号機の老朽化をめぐり、経済産業省原子力安全・保安院は23日、専門家が審議する意見聴取会を東京都内で開いた。九電の担当者は「原子炉の健全性に問題はない」と説明したが、専門家からデータ不足や分析手法の甘さを指摘する声が続出。原子炉から取り出した試験片の一部を九電が保管しておらず、廃棄した可能性があることも明らかになった。
運転開始から36年3カ月たつ玄海1号機では、原子炉圧力容器の劣化の目安になる「脆性(ぜいせい)遷移温度」の急上昇が2009年に発覚。核燃料から出る放射線が当たり続けることで鋼がもろくなる現象が予測以上に進み、事故時に原子炉が壊れやすくなっているおそれが指摘されている。原因は不明。原発老朽化問題の中でも喫緊の課題とされ、この日の会合で初めて本格的に議論された。
九電の担当者は、電子顕微鏡などを使った原子レベルの分析や不純物の組成データなどを示し、「1993年と2009年に取り出した試験片を詳しく調べたが特別な異常はなかった」とした。だが、専門家から「もっと詳しいデータを出してほしい」「本当に適切で公平な判断がされているのか」と追及され、76年と80年の試験片が残っていないことを明かした。担当者は「当時は詳しい分析手法がなく、貴重だという意識がなかった」と話した。
審議は、九電が提出する追加データを踏まえて次回も続ける。会合後、渡辺英雄・九州大准教授(材料科学)は「電力会社だけでは原因究明は無理。全国の専門家で試験片を研究できるようにしてほしい」と語った。(安田朋起)
20120124 たね蒔きジャーナル 京都大学原子炉実験所助教 小出裕章
http://youtu.be/T1fu18BBuMs
・原子力対策本部・議事録なし 作成へ 音源の有無は確認中ということについて。
・九州電力が、老朽化が進み、圧力容器の脆性遷移温度98℃となっている玄海原発1号機の試験片を廃棄していたことについてです。
年間被ばく10ミリSv超33人 福島県伊達市の住民測定結果(北海道新聞)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/dogai/346062.html
原発事故を受け、福島県伊達市は25日、中学生以下の子どもや妊産婦、放射線量の高い特定避難勧奨地点がある地域の住民ら9443人に配布している小型線量計(ガラスバッジ)による被ばく線量の測定結果をまとめ、年間の推定値が10ミリシーベルトを超える人が33人に上ることを明らかにした。このうち2人は国が避難の目安としている年間20ミリシーベルトを超えた。
市によると、2人は勧奨地点がある霊山町の住民で、市の聞き取り調査に「屋外で農作業をした」などと説明している。33人に妊産婦や子どもは含まれていない。
志賀2号機、運転差し止め 金沢地裁判決 原発で初「耐震設計に不備」(北國新聞)
http://www.hokkoku.co.jp/_today/H20060325001.htm
北陸電力の志賀原発2号機(改良型沸騰水型軽水炉=ABWR、百三十五万八千キロワ ット)をめぐり、周辺住民ら百三十五人が耐震性に問題があるなどとして北電に運転差し 止めを求めた訴訟の判決が二十四日、金沢地裁で言い渡された。井戸謙一裁判長は「想定 を超えた地震動で、原告らが許容限度を超える放射線を被ばくする具体的危険性がある」 として耐震設計の不備を指摘、重大な事故を引き起こす可能性を認め、2号機の運転の差 し止めを命じた。北電側は「運転は今後も継続する」とし、控訴する方針を示した。
原発の運転差し止めが認められた判決は初めて。判決には民事訴訟法が規定する仮執行 宣言が付いていないため、運転は即時停止しない。今回の判決で今月十五日から営業運転 を開始したばかりの2号機のみならず、耐震性をめぐって原発の安全性が根本から揺らぐ 事態となった。
判決理由で井戸裁判長は「放射線の被ばくによる周辺住民の身体、健康などへの悪影響 は深刻」として原告の人格権による差し止め請求を容認。必要性についても「2号機が差 し止められても被告の電力供給に特段の支障になるとは認めがたい」と述べた。
原発の耐震設計について、同裁判長はマグニチュード(M)7・6程度の規模の地震を 引き起こすとされる原発付近の邑知潟(おうちがた)断層帯の「評価内容に不備はない」 と指摘。「北電側の同断層帯の評価方法には限界があり、想定を超える地震が発生する可 能性がある」との判断を示した。
さらに、原告側が昨年八月の宮城県沖地震(M7・2)の際、東北電力女川原発で設計 限界を超える揺れを記録したことを挙げて施設の耐久性の不備を指摘した原告側主張につ いても、同裁判長は「北電側が構築した多重防護が有効に機能するとは考えられない」と 断じた。一方で▽2号機の配管破断や応力腐食割れ▽改良型沸騰水型の固有の危険性▽使 用済み核燃料の再利用―などの原告側主張については「いずれも立証が不十分」として退 けた。
20120125 たね蒔きジャーナル 京都大学原子炉実験所助教 小出裕章
http://youtu.be/IbylqnmCvjQ
伊達市被曝調査 年間20mSv超2人/10mSv超9443人中33人「(京都大学原子炉実験所には)年10mSvを超えて被曝をする職員はほぼいません」 小出裕章
・伊達市被曝調査の結果で、推定ですが、年間20mSv超2人・9443人中33人10mSv超という結果が出たことについて。
・志賀原発2号機の運転差止め判決を出した当時の裁判長が語る、原発裁判の実態についてです。