ミシュランの星密度が高いサンセバスチャン。
現在スペイン全土に5軒ある3つ星レストランのうち、3軒がこの小さな街にある。
カジュアルに食べて飲めるバルからシックなレストランまで、サンセバでのご飯の楽しみ方はいろいろ。
2日目の夜は、ちょっぴしオシャレをしてミシュランの3つ星 【マルティンベラサテギ】へ行ってきましたよん。
「有名なお店だし、小さな街だし、タクシー乗ってチョイチョイですぐよ。」と、カル~ク考えてて住所を調べて行かなかったので、タクシーが高速道路に入った時には 「どこに連れて行かれちゃうのーっ」と不安になったけれど、ホテルから20分くらいで到着。
意外に遠かったわ。
写真は昼間のように見えるけど、この時既に夜の9時。
スペインのディナー開始は遅い。 が、しっかりシエスタしたので体調もバッチリ
お料理は175€の ≪LE GRAND MENU DE DEGUSTATION≫
これまでのマルティンベラサテギの選りすぐりをギュギュッと詰め込んだ、イイトコ取りコース。
まずは スペシャリテだという1995年のお料理
① うなぎのフュメとフォアグラのカラメリゼ、プチオニオンと林檎入り から。
写真奥に見えるパンが (スペインにしては驚きの) 美味しさでついつい食べちゃったのだけど、この後どんどん運ばれてくるお皿と戦いつつ後悔するハメに・・・
② イカスミのラビオリ、イカコンソメ カリカリ添え (2001)
これ美味しかったなぁ。
そして多分、ここまでがアミューズ。
この後、メニューには 「小さめのポーションで続きますよ」 と書かれているのだけど・・・
③ キュウリとオイル、酸味のあるフルーツ、ココナツミルク・・・の何か (^^ゞ (2011)
④ アスパラとトリュフの一口サイズの料理 (2012)
⑤ 生のフヌイユとリゾット エマルジョンソース (2009)
どれも1品づつは美味しいのだけど、得意ではないクリーム系のお料理が続いて、ちょっとキツイ☆
けれど、クリームは続く。
⑥ 青魚のフュメ クレソンとハコベのソース (2012)
黄金色のプルプルは、口の中でプチンと弾けてスープになる流行りのヤツ。
⑦ ハーブソースの豚肉のカルパッチョ 下にはほぼ生の卵 (2011)
⑧ 微妙に温かいサラダ レタスのクリームとコンブのジュ (2001)
⑨ 鱗をカリカリにしたヒメジのロティ クルミとゴマを添えた海のサラダ・・・?? (2011)
⑩ 牛ヒレのブレゼ クロロフィルソース フロマージュボンボン (2011)
⑪ 仔鳩のロティ きのこ添え トリュフクリームのソース (2009)
これでやっとお食事が終わり、デセールに突入。
⑫ レモングラスのソルべとメロン
⑬ ショコラのスフレとカラメルのアイス
これが運ばれてきた時は、「こんなに食べられない」と思ったけど、今まで食べたスフレで最も軽く、深いお味に感動!
おかわりしたいくらい美味しかった
そしてミニャルディーズとお茶。
最後にスッキリ美しいキッチンと、お宝いっぱいのカーヴを見せて頂きました。
お食事はサロンで頂きましたが、テラス席も素敵。
7月半ばだったのにヒーターが入っていて少し寒そうだったけど、眺めが良いのでランチ向き。
13皿全てが美しかった。 ごちそうさまでした。