今回のバカンスご飯で、真っ先に 「行くっ」と決めたのが 【Le Baratin】
随分前の【料理王国】に、ピエールエルメ氏イチオシのビストロとして紹介されていたのがきっかけで、約1年間のパリ滞在中リピしまくったお気に入りビストロです
当時住んでいた場所から遠いとか、お店周辺の治安が不安とか、店内は冬寒く夏暑いとか、いろいろ難はあるけれど、ここのお料理を食べる度に「あ~来て良かった」って思うのです。
ベルヴィルの駅でメトロを降りたら、笑顔を封印して(近寄ってくれるな。的な感じで)、一気に坂を上りお店に向かいます。
(ベルヴィルはピアフが生まれ育った場所で、映画 【エディット・ピアフ ~愛の賛歌~】にも、この街の荒んだ様子が描かれています。 当時に比べると街も整備されていると思うけれど、最近はまた、よろしくないのだとか。)
途中、ウォールアートをチラリと見ながら・・・。
あぁ、パリの下町だなぁと思う光景であります
そして、お店に到着
黒いエプロン姿の女性がここのシェフです↓
以前と変わらず黒板に書かれた「その日のメニュー」は魅力的なものばかり。
その中からワタシが選んだのは≪酢シメ鰯の前菜≫
アントンは≪うずらのエスカベッシュ≫
どちらも涙が出そうになるほど美味しー
食材が新鮮 そしてフランスのビストロにしては珍しく塩分控えめでホッとするんですー。
メインですが、「フランスビストロのお肉の量には太刀打ち出来ない」と悟ったワタシは、前菜メニューからメインっぽいものを選ぶという安全な道を選択。
砕いてのせたアーモンドが良いアクセントになっているローストビーフのようなもの↓
これも美味しかった~~。
ウチご飯でマネッコしよう
アントンは 魚を選択↓
デザートは2人で1つ。 素朴な美味しさ↓
ビオワインを多く扱うここ。 グラスワインの種類も豊富です。
ボトル売りのお値段も良心的で、なんとジャックセロスは1本100ユーロくらい
そして、こちらのお店で愛されているのはお料理やワインだけじゃありません
各テーブルにご挨拶する大事なスタッフ、看板にゃんこ↓(確かボージョレーとか、ワインを連想させる名前だったはず。)
この猫ちゃんがキッカケで、ブラインド大宴会中のお隣さんとお話しすると、メンバーの一人が【フィリップ・パカレ】さんだと教えてくれました。
「わー、きゃー、昨日あなたのワイン飲みました~」と、ついミーハーになってしまった私達でした☆
動物の写真って難しいですねー。
このショットの為に20枚くらい撮りました☆