彼が放送中に披露するカポエィラ!
の、飛び蹴りを教えたのは自分です。
これを書いているのはまだ放送前ですが、予告でその蹴りをやっている映像が流れているのを見て、
「おおー、斎藤さんバッチリ決めてる!」
と思いました。
ボーイズ・オン・ザ・ラン DVD-BOX 18,468円 Amazon |
元々斎藤工さんは、以前出た映画の関係でカポエィラを習っていました。
が、テレビ朝日のドラマ、「ボーイズ・オン・ザ・ラン」に出演する事が決まり、その役の上で必要なのでカポエイラを改めて習う事になりました。
それをやったのが俺なんですね。
カポエィラ・テンポの竜太です。
主人公の田西のライバルの青山がカポエィラ使いで、決闘シーンで田西を青山がカポエィラでボコボコにするのです。
と、言う事で指導だけでなく、殺陣も担当しました。
さーて、ステキな裏話たくさん書きますよ。
元々、斎藤工と言う俳優がカポエィラができるって情報を前から知っていて、どんな感じなのかなーと思っていました。
そして、ある日ボーイズ・オン・ザ・ランがドラマになるとの報道が。
なにー、映画版では原作と違って青山はカポエィリスタじゃなかったけど、ドラマではどうなるんだ?
もうここまでカポエィラがメジャーになった日本、さすがに原作どおりにカポエィラをやるだろうなあと思いました。
って言うか出演者の中にあの、カポエィラができる斎藤工の名前があるぞ!!??
で、それに絡みたいなー。
なんて。
と思ってすごしてたら、ある日電話が。
「ドラマのワンシーンで、あるキャラが色々習い事をしている事を紹介する中に、カポエィラの服装でのイメージカットを入れたいと思っているんですが、カポエィラの帯って貸し出しできますか?」
と。
それを聞いた瞬間、
「あ、ボーイズ・オン・ザ・ランですか!?」
と逆に質問。
まさにそのとおりでした。
でも、原作漫画ではそんなシーンなかったなー。
そこでそうやってちょっとギャグ的にカポエィラの服装のイメージカットが入るって事は、実際にカポエィラをするシーンはないのかなあ。
とか思いながら。
で、まあ帯を小道具の方に貸したんですが、そのシーンがどうなったかは放送を見ていた方はわかりますよね。
そうです。書道何段とか色々と自分の趣味を羅列しながら、色んな服装で斎藤工さんが画面に映るシーン、
最後の最後にぼそっと
「あとカポエィラかな」
と言うだけで、カポエィラの服装のイメージカットは使わない事になったのです。
これが逆に良い感じだったんですよねー。
ぼそっと、おまけみたいに言った趣味が、その後思いっきりストーリーに関わってくる。
原作にはなかった部分です。
原作は知らない斎藤工さんのファンは、みなさん「それは青山じゃなくて斎藤工の趣味じゃん!」と笑っていましたが…。
そうそう、ちなみに制作会社の人はドラマ作りに実に慎重に真剣に取り組んでいて、
CAPOEIRA
の正しい言い方をしっかり確認して、実際にカポエイラ(カポエィラ)」と発音するようにしていました。
決闘シーンでのマンモス社員のヤジでもカポエイラ!って言っていましたね。
で、まあその小道具の方とのやり取りの時点では、カポエィラシーンの事は何もわからず。
でもその数日後、ドラマ制作の方から突然電話が来て、そのまま紆余曲折ありながら、なんと俺がカポエィラシーンの担当をする事になったのです。
制作の方は、俺が過去に出演したCMやPVの映像をすでに知っていたから、話が早かったです。
と、言う事で仕事が仕事を呼ぶカポエィラ・テンポ、ここに新たに大きい仕事をゲットしました。
そこからは何度もテレビ朝日に通う日々。
普通こういう感じの仕事は、俳優さんに教えるのは1回、2回ぐらいですが、なんと5回はやったかな。
そのうち1回は、本人の希望もありうちの練習場所でやったり。
斎藤工さんは、かなりストイックな人で、
「同じ技を練習しすぎで体に悪いから、ちょっと休みませんか」
と言っても、ふと振り向いたらまだ同じ技を納得行くまでずっとやってるし!
ダンスの練習とは全然違うんですよ。カポエィラですよ。
特に最後の決め技の飛び蹴り(チューボーですよ!でもやってますね)なんて、何十回やったかなー。
飛び蹴りをですよ。ひたすら。
あの180cmを超える身長でやるのは結構大変だろうに。
全然弱音を吐かないし、その真剣な姿勢が素晴らしくて俺も楽しくなっちゃいました。
やればすぐできちゃう凄い運動神経の人ってわけではないです。
体は硬いし。
でもなんとか自分で技を決めたいし、できるようになりたいと言う気持ちで頑張りまくっていました。
普通、こう言うドラマとか映画の場合、
「じゃあこの技はスタントマンで」
って事でどんどん負担は減らしていくもんだと思うんですけどね。
最初は俺も、
「ちょっと難しそうだったらそこは全部俺が振り替えで出演すればいいじゃんって言うかその方が見た目的にも俺的にもいいじゃんー」
と思っていたのですが、斎藤工さんの必死な姿を見て、なんとか本人の技で決めて欲しい!と言う気持ちが高まりました。
その結果!アレもコレも、予定と違って本人が実際に演技する事になったのですー。
嬉しかったなあー。制作会社のみなさんも本当に嬉しそうだった。
自分の指導者としての実力もまあそれなりにあったから良かったなあって感じですかね。
体の硬い、身長の高い(足の長い)斎藤さんに合わせた指導ができたんだと思います。
そして、ドラマ全体のアクションを担当している栗原さん!
この方がまた素晴らしいプロで、今回ご一緒できて凄く勉強になりました。
奥さんがヨガの先生で、うちの黄帯のさちさんがそこでヨガ習っていると言う変な繋がりがあったり。
そしてスタントマンの五味さん!
未知の技であるカポエィラの技を色々と受けてくれてありがとうございました。
殺陣を作る過程でちょっと蹴りが当たっちゃったり…。
そして撮影当日の田西役のスタントの山浦さん!
この仕事のために本当のモヒカンにして、そして当日はじめて見るカポエィラの蹴りを砂まみれで受けてくださって…。
そうです、いくらなんでもコレは本人、関ジャニ∞の丸山隆平さんにはやらせられないかなってシーンは彼がやっていたのです。
と言っても丸山さんもまた少しだけですが。
と言う事でなんと言っても主役、田西役の関ジャニ∞丸山隆平さん!
彼もやっぱり凄い!!
顔合わせで1回あって、軽く殺陣を流しただけの状態で、撮影当日を迎えたんですが、真夏撮影の砂場の決闘シーン、クソ暑い服装とモヒカンメイクと地獄の条件の中、ずっと笑顔でカポエィラの蹴りを受けまくっていました!砂まみれ!
マジで凄いと思った。
KANJANI∞LIVE TOUR!! 8EST~みんなの想いはどうなんだい?僕らの想いは無限大!!~(DVD初回限定盤)
posted with amazlet at 13.11.20
インペリアルレコード (2013-03-13)
売り上げランキング: 180
売り上げランキング: 180
斎藤工さんのファンになっちゃったけど、丸山隆平さんのファンにもなりましたよ。
「ええー!このカットも本人同士でやるんですか!?スタントマン仕事すくねー!(笑)」
って感じでしたよ本当に…。
日本のドラマもかなり本気じゃない!?って思うドラマですよほんとに…。
あ、あとKAT-TUNの上田竜也さんがカポエィラ練習の横でボクシングの練習してたけど、マジで速かった。ビビった。
平愛梨さんもボクシングかなり本格的に頑張ってたなー。気がついたら縄跳びトレーニングやってるし。
と、言う事で撮影当日…。
ドラマ上では10月1日って設定ですが、撮影は7月。暑い。
と言うかギリギリまで雨予報が出ていた砂場での決闘シーン。
当日思い切って決行してみたら、なんと雨が完全に止みました。奇跡的。
天気予報ではずっと雨だったのに。
しかもおかげで曇り空だったので、暑くなりすぎなかったし。最高のコンディションじゃん。
適度に砂が濡れていて動きやすかったですしね。
とは言え7月なわけで、暑かったです。
途中、俺も軽くスタントとして出演するので、青山役の姿になったのですが、暑かったー。
何が暑かったって髪の毛が。
やっぱり俺は髪の毛伸ばすのは当分いいかなと思った。
俺がスタントとして出演したシーンはちょびっとだけで、その技も斎藤工さんがもうあと2回ぐらい指導したらできるようになりそうだったんですよねー。
と、言う事でファンのみなさんは安心して下さい。
だって例えばこのシーン。(写真はリハ中なので田西役は山浦さんです)
一応俺が飛び蹴りをやるのを撮ったんですけど、結局放送では俺の飛び蹴りはいらないって事で完全に本人の飛び蹴りだけで済ましてるし。
これが普段の俺だったら、
「ちくしょー俺使えよ」
とか思ったかも知れません。(笑)
でも、一緒に頑張ってきた斎藤さんだから、
「良かった!キマってる!!!本人だけで行けた!!!」
と超素直に喜べるんですねー。
そう言えば逆立ちのシーン、最初はネクタイしたままだったんですが、ソレだと顔の前にデローンとネクタイがかぶっちゃうのでネクタイ外すことにしたのです。
でももしそのままやってたら、ソレはソレで斎藤工さんファンは萌えまくりだったんだろうなーと思った。
まあー書ける話はこれぐらいですが、とにかくみなさんに伝えたいのは、
斎藤工さんは超頑張るイケメン!
そしてボーイズ・オン・ザ・ランを制作している5年D組のみなさんは番組作りに真髄な姿勢で挑みながらも適度に力を抜いたりする、素敵なプロ!
って事です。
最高の仕事でした。
その後のみなさんの活躍を見るためにも、もちろん第4話以降も視聴し続けています。
まあ、ところどころ俺は出演まだしていますしね。
こういう形で。
そうです。ボクシングジムに飾ってある歴代チャンピオンの中に俺がいるのです。
超ウケる。
っていうかプロデューサーもこっそりいるし。
それについてのスタッフブログはこちら。
うーん、ほんと楽しい現場だった。
そうそう、主演の丸山隆平さんは原作を読んだことがないのです。
と、言うか台本をもらったら、その台本の分だけ原作を読ませて貰えると言うやり方をしているんですね。
なので、この漫画の最後のあの衝撃の展開をまだ知らないんですねー。
テレビを見ている人たちもその展開に驚く、その姿が目に浮かびますが、果たして丸山さんはどう思うんだろうなー。
しかしジャニーズにこんなになんでもやっちゃう人がいるとは思わなかった。見る目が変わりました。
だってションベンは漏らすわオ◯ニーはするわウンコは漏らすわ凄いよほんと。
あと、斎藤工さんファンが気になる今後の展開ですが、次回第7話、24日金曜日に出てきますね。
原作みたいな救いのない展開ではないです。
お楽しみにー。
と、言うか多分俺が一番楽しみにしています。(笑)
みなさん、残りの撮影、まだまだ暑い中大変ですが頑張って下さい!
スタントの五味さんと山浦さん!
お待ちかね、青山(大)と青山(小)!!!(転載禁止ですすみません)
青山(小)の髪の分け目については突っ込まないで下さい。ちゃんとセットすれば良かった…
斎藤工さんのイケメンぶりが際立ちすぎです。
ちなみに、視聴率と言う物は本当に大事で、その中で
「どんな人が見ているか」って言うのがその後の番組制作にかなり影響するのを思いっきり知りました。
男がもっとこのドラマを見てくれる事を期待します!!!!
あと、カポエィラ・テンポはこう言う仕事に超慣れています!
制作会社のみなさん、お気軽にご相談下さい!
と、言うかカポエィラがうまいだけではこう言う仕事はできねーよなー俺が俺で良かったと本当に思った。