観てきました。

10/9映画「39窃盗団」を観てから知的障害を考える

会場のTRANSIT☆CAFE【colors】 
もすてきでしたし

主催のあきよさんもすてきです。

あきよさんのブログに書かれた
39窃盗団連続上映のこと

そして
10000アクセスを超えたという記事

知的障害を持つ女の子が風俗嬢という選択をすること


もぜひ読んでください。


映画、

脚本も音楽も役者さんもとてもいいです。

そしてなんとも未消化な後味。


それは、現代の現実が、そのまんま描かれていて、

観終えた私たち、何をしたらいいのか

どうにもすぐには変わらない、そんな無力感が胃もたれとして残るのだ。


だからぜひ、観た後で語れるように誰かと行くか、

観た後で誰かに薦めてその人と後で語るかしましょう・・・

軽度の発達障害で、手帳もなく、保護もなく、

受け入れてくれる人になついてオレオレ詐欺の受け子や

車上荒らしを自然にするヒロシ。食べるために。


彼の

「ああ、俺フクシとか苦手なんすよ」

「ああ、シセツとかは俺も兄ぃも好きじゃないんで」

というセリフのリアリティ。

「俺はそこまでバカじゃないんで」

「あいつら殴るんすよ。俺殴られんのはやなんです」


映画のラストシーンは果たしてハッピーエンドなのか

あの家でハッピーになれるとしたら

シセツじゃない暮らしを選んだ彼らに

必要な手を、フクシじゃなくて

固有名詞をもった個人が差し伸べることなのかな。。。

ちらりと出てきた「お客さん」が、そういう人なのかな。

そんな出会いや つながりがある、シャカイである必要があるってことだよね。


カズちゃんは結局、継父に「助けられて」売春に戻る。

その後のいきさつは詳しく語られていないけど

新しい生活では、そこからも自由になっていることを願うのでした。

女子としても、女子母としても。


ああ、ちっともまとまらない。

きっとちょっとやそっとでは消化しきれない、この未消化感が、私を動かす。

そんな種類の映画です。


北海道や奈良、神奈川などでも上映会が企画されてます。

東京でも、出張上映してくれるそうですよ。

上映スケジュール


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