私の嫁ぎ先ではお盆の初日は「迎え盆」になります
提灯を持ってお墓にご先祖様を迎えに行き、ロウに火をつけて家に帰ります
家の前には大きなたらいを用意して水を張っておきます。
そこでお墓から帰ってきたご先祖様の足を洗うのです(たらいの上で提灯を揺らします)
そして提灯の火を仏壇のロウに移します。
提灯の「火」に導かれご先祖様の「魂」がついてくると捉えています。
お盆の3日間ご先祖様には墓地ではなく、本家でゆっくりしていただきます。
そうして3日目の夜に仏壇の火をロウに移し、お墓についたらロウの火を消します。消さないとまた付いて来ます・・・
子供達には小さい時から、ご先祖様をはじめ、行事の意味はキチンと教えています。本家にきたらお仏壇→お線香は生まれたときからやっているので皆が当たり前にやっている習慣です。
お盆ではお墓から家に帰るまで「火を大事に持ち帰る」という事も理解しています。
やんちゃな甥っ子もこの時だけは慎重にしていて、その姿がとっても可愛い
逆に繊細な姪っ子に限ってうっかり火が消えてしまって落ち込んでいたり
そんな小さな事でもなんだか笑えて幸せだな~って思います
従兄弟達が合わせて7人もいるものですから、子供が集まれば自然と笑いがおこります
子供の間で毎年繰り広げられる「提灯争奪戦」
年下の子供から持つのですが、さすがに提灯も出世してしまったので、新しいものを一つ用意しました。
今日は家族仲良く ご先祖様に感謝して 笑って過ごしましょう