「英語の学習」というと実に色々なものがあって、巷には膨大な情報が氾濫しています。もう何がいいのか分からないくらいあります。
机に向かって行うもの。
パソコンに向かって行うもの。
教室へ足を運んで行うもの。
価格もまちまちです。
高い方が効果があるように思えますが、実際そうでもない。
語学は「何を使うか」よりも「いかに続けるか」が重要というのが私の持論です。
続かないんですよね。結局のところ。
私も年がら年中、毎日英語の勉強している訳でもないです。
結局、継続が最大の難関で、何を使っても続けさえすればそれなりに効果というのは出てくるものです。
いかにして自分をモチベートし続けるか。
ここに重点を置かない人が意外に多いのですが、ここが一番大切ですよ。はやる気持ちも分かりますが、教材選びはその後です。
1.継続は簡単ではない
自分が思っている倍以上にしんどい。
そう頭に入れておく事が大切です。
これは、「想像以上にきついから覚悟しないといけません」という意味ではないですよ。
そうではなく、「無理の来ない学習計画を設定して、たまには自分にさぼらせてあげましょう」という意味です。
1週間に5日、一日2時間、絶対に英語を勉強する!
そう頭ごなしに決めてかかってしまう。
そしてある日さぼってしまう。
そして遠ざかってゆく。
連続ドラマの3話目を見逃して、モチベーション下がってどうでもよくなってしまうのと一緒ですね。
なので、1日さぼっても取り返しのつく設定がいいと思います。
(受験生の方は毎日頑張って下さい。もう10月ですからね。正念場です。)
例えば週に3日設定のAさんと5日設定のBさん。
4日勉強した週があると、Aさんは「めっちゃ頑張った。今週、俺、輝いた」と思えますがBさんは「仕事が忙しくて今週は英語を十分勉強できなかった、、、」とネガティブな思考になってしまいます。
2. 効果測定
英語学習が続かない原因として、「効果がなかなか実感できない」という事が上げられると思います。
基本的に家で一人で勉強している人はなかなか自分の成長を実感できる場がないんですよね。
TOEICの点が伸びたとか、英検受かったとか、そういう試験での成長はあるかも知れませんが、実際の英語での会話で実感する事は難しい。
例えば、外国人に道を聞かれてスムーズに答えられたりした瞬間の方が、TOEICのスコアよりも感動的で強いモチベーションになったります。「あ、結構俺の英語が通じてる!」
周りに外国人の友達がいたり、英会話学校に通っている人はそういう場面にも恵まれるのですが、そうでない場合、英語学習が退屈なものになりがちです。
そういう人はSNSや交流サイトで外国人の友達を作ってやりとりをする。いつも会社帰りに同僚と居酒屋チェーンで飲んでる人は場所を外国人客の多いバーに変えてみるとか、自分を英語にさらす機会を意図的につくるといいです。
外国人の方って意外と人見知りな人も多いですから。
一人でいたら、勇気を出して話かけてみてもいいと思います。
私の経験上、「今夜は一人で静かに飲んでるんだ。」的なオーラを放っておいて、実はただの人見知りだったという事がよくありました。
英語で話かけた途端マシンガンのように喋り出す人とかよくいます。
米軍の人とかね。
日本が好きで来ている訳でもないし、任期も決まってるので、日本語話せない人多いです。でも店員も英語話せなかったりすると、注文の仕方とか分からなくて、心細い人とか結構いるんですよ。
本当は違うの飲みたいのに、伝えられないからずっとビール飲んでるとかね。
特にあなたは複数でいて、あちらは一人の場合はそんなに勇気もいらないでしょうし。トライしてみては。
嫌な顔されても飲み屋ならもう会う事もないでしょうし(笑)
知り合いで、夫婦揃って英語話せないのにホームステイを受け入れて、1年間、オーストラリア人夫婦と共同生活している人もいました。凄い勇気ですよね。
二人とも英語は凄く上手くなった訳でもないけど、相手夫婦がオーストラリアに帰る時めっちゃ泣いてました。
それから旦那さんは英語を必死で勉強して、今ではペラってます。
年に一度は夫婦でオーストラリアに行ってるそうです。
そこまで長い時間を共にしなくても、例えば、たまたま入ったスポーツバーで近くにいた外国人とチグハグな英語でも会話ができると、そこには「英語の練習」という当初の目的以上に得る感動もあったりするものです。
「あ、俺、なんだかんだでどうにか英語使ってるじゃん!話ちゃってるじゃん!」そういう実感は何よりも大切です。でも、この実感はTOEICじゃ得られないんですよね。
という事で。
自分をあまやかす。
実際の場面で英語を使う環境をわざと作る。
飲み屋で外国人の友達を作って変な日本語を教える。
これが大事。