【東京花小街】の世界観とか【前編】 | るこノ巣

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隙間の創作集団、ルナティカ商會のブログでございます。

皆様今晩は、先日東京でとある占い師に「何処かの前世で妖怪絵師だった」と言われました、榊真琴でございます。

大変長らくお待たせ致しました、ようやっとイラストが仕上がりましたので、【東京花小街】についてのご説明を致します。

……改めて文章にしてみると、結構ややこしい設定だなあ、とか思ったり……さておき。

時代:現代よりは割と未来の日本(3000年代まではいかない)。

舞台:東京府に造られた巨大商業施設【東京花小街】、そこで働く者達や訪れるお客さんを描く。群像劇と言えたら良いんだけどなあ。

時代背景:現代よりは割と未来、どういう理由なのか未だに判明してないけど、世界を隔てる境界が全て壊れた。
 それによって、今迄(そういう力がある人は別として)見ることも関知することも出来なかった【地球の人間とは違う存在】を普通に関知出来るようになった。神や妖怪は勿論、所謂宇宙人、異星人なども、人間同士が話すように話し、接することが出来るようになった。これを日本では、過去の開国に倣って【文明怪化】という。外国ではおおむね、【大解放】というそうで。
 それから約50年くらい経った辺り。外国では戦争をしたりしてそれらの存在と戦っていたりもするのだけど、元元八百万の神然り数数の妖怪達然りで人外の存在と身近にあった日本人は、外国と比べても格段に、人でない存在と友好的に接している。

東京花小街について:【東京花小街】は、色色あって色んなもの失った日本が、もう一度昔ながらの日本を取り戻す為に造った巨大商業施設。であり、巨大アミューズメントパーク、ないし巨大ショッピングモール……要は、大抵の施設が揃っているところ。
 服飾、雑貨、飲食、等等の個人店だったりチェーン店だったり、画廊、職人の工場、などなど店の種類は多岐にわたる。
 美術館、博物館、水族館(一部バーチャル)、動物園(一部バイオテクノロジーによる復活種)、植物園(一部以下略)、遊園地、サーカス、プール(夏季のみ)orスケートリンク(冬季のみ)もある。ホテル、旅館といった宿泊施設や温泉もあり、他に移動販売のワゴンや露店も時折ある。
 二十四節気を大事に運営するので、各店舗の外見は一定基準以内の地味なものが指定される(内装は店ごとにどんなに凝ってもOKだが外装は規定に反しちゃ駄目)。その分、二十四節気の日にはその節気に合わせて派手に飾ってOK。例外として、画家が大きな作品を発表する場合においてのみ、屋外展示が可能。
るこノ巣-花小街風景1
写真を元に描き起こしたイラストで恐縮ですが。コミスタのパース定規がどうにも使いこなせなくて自力でパース引けませんorz 何となくで眺めてやってください(((( ;°Д°))))

中央に居るろくろ首さんが見てるのが、正に店子の画家が展示している大型作品です。抽象画、だろうなあ屹度。

あ、左下で蜜花が案内してますが、大丈夫です画面外になずなも居ますから。
あとエルフの兄さんの後ろに居るのはすねこすりです。従業員ではありませんが、何か居着いてます。

 従業員は殆どが妖怪。その理由は、この【東京花小街】が基本的に24時間365日無休だから。入っている店によって営業時間は違うものの、小街そのものはずっと解放している。おまけに、敷地面積がやたらめったら広い(大体現在の東京都まるごとくらい)。
 だから人間よりスタミナのある妖怪の方が勤まる。勿論人間も勤めることは可能。まあ、いずれにしても試験に受かればの話だけど。
裏話的なもの:人でない存在の全てが、人間と仲良くしてる訳ではない。中には、人間を食料とか材料とか、そういうものとしか見ていない種族も居る。それもまた生命の理なので日本から閉め出すことは出来ないが、そういう存在からお客様を守る為に、妖怪を重点的に雇うことになっている。尤も、人間にもそういう輩は少なからず存在している。人間だけが例外になることは絶対にない。
るこノ巣-花小街風景2
これは以前描いたイラストですが、折角なのでご参考ください。
中央に居る金髪の女性は、花小街きっての人気占い師です。ですが蜜花とは比較にならないほどの方向音痴(響○牙クラス)なので、一人で店から出ると割と大変なことになります。
右下で、迎えに来たなずなが呆れております。

すみません予想以上に長くなったので、前後編に分けます。