父が映画会社に勤めていた関係もあって、小さい頃からよく映画は観にいきました。
最近はTV画面も大型化・高画質化して、音声なんかもよくなって自宅でDVDなどで楽しむ人も増えてきましたね。
でも、やっぱりわざわざ映画館にまで足を運ぶ人が多いのはそれだけの価値があるということなんだと思います。
自宅と映画館とでは、入り込み度合いが断然違うように感じます。
ただ、しーんとしたシーンが多い映画ではお腹がグーグーなるようなときには周りにものすごく気を使いますけれども。
基本的には周りに人がほとんどいないような状況を選んで観にいくことが多いです。
つい先日も仕事の空き時間にぶらっと観てきました。
映画のタイトルは「エンディングノート」。
これは「フランクな遺書、家族への覚書」という意味だそうです。
人生の終幕をより良い形でおろすための実行ノートといったところでしょうか。
これが普通の映画とちょっと違うのはすべてドキュメンタリーということ。
病気となった主人公(父)を映画製作などに携わる娘さん自らが撮り続けたものとなっています。
「生きるとは?人生で本当に大切なものは何なのか?」といったことを人生の最期:死というところからあらためて考えさせられました。
自分は本から影響を受けることが多いですが、映画の強烈なインパクトは何ともいえない余韻を心のなかに残してくれる気がします。
涙なしには観られないこの映画、寒い季節にぜひおすすめです。
きっと心にほんわかとした温もりを与えてくれることでしょう。
映画の力はすごいです。