京のお菓子「幽霊子育飴」
名前を聞くと、少しドキってするような
名前のお菓子だと思いませんか。
珍しいお菓子ということで、
主人がお土産に買って来てくれました。
琥珀色に輝く飴の名は、
幽霊伝説に由来しているのですよ。
400年余り前のこと、
夜ごと飴屋に飴を買いに来る女性がいたそうです。
不思議に思った主人が後をつけると、
妊娠中に亡くなった女性の墓から、
飴を加えた赤ん坊が見つかったそうです。
この子は、8歳で僧となり、
しっかり修業をした後は高名な僧になられたとか…
こんな由来があると知って食べると
お味も変わってくるかなあ〜。
この飴の材料は、
麦芽糖9割、砂糖1割という
とっても素朴な味わいです。
口の中でまろやかに溶けて、
心もほぐれるのですよ。
「日々是好日」
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