★不妊症★子宮内膜の厚さ
●子宮は3層
外側から
奬膜
↓
子宮筋層…筋肉(平滑筋)、10㎜以上
↓
子宮内膜(基底層→機能層)
*子宮内膜の内側が内腔
●子宮内膜は2層
基底層…2層のうち筋層側(外側)。厚さ1㎜ほど。
機能層・・・2層のうち内腔側(一番内側)。ホルモンの影響をうけて増殖したりはがれ落ちたりしながら出血する部分。月経が終わり頃(1㎜)から1日0.5~1㎜ずつ厚くなり、排卵後には8㎜ほどになり(薄過ぎるのは着床障害の原因)、月経直前まで増殖を続ける。卵子と精子が出会い受精できると、受精後4~5日で子宮へたどり着き、6~7日目に(最も着床しやすい分泌期内膜)分厚くふかふかになった機能層に潜り込んで着床する。機能層は着床した受精卵へ栄養を与える働きもしてくれる。着床がなかった場合には、剥がれおちて月経となる。
内膜症は、機能層によく似た細胞が、いろんな場所に発生する病気。機能層と同じ様に、ホルモンの影響をうけて増殖・発達して、血管やリンパ管・リンパ腺を新しく作ったり、栄養分を分泌したり水分を保ったり、はがれおち出血する。
●着床障害の治療
着床障害の原因→エストロゲンとプロゲステロンの分泌低下
着床障害の治療→エストロゲンとプロゲステロンの補充
・クロミフェン …卵の発育を促すことでエストロゲンが十分に分泌され排卵後の黄体化が促進される
・hCG …性腺刺激ホルモン(ゴナドトロピン)
・デュファストン・・・黄体ホルモン剤
その他・・・
ホルモンバランスを崩さないことが大切。
×暴飲暴食、喫煙、睡眠不足、運動不足、極度なストレスなど
いいといわれているもの
?ザクロ、マカ、葉酸、グレープフルーツ、豆乳など
●妊娠しやすい子宮内膜の厚さって・・・?
※体外受精の場合の妊娠率
hCG6日目内膜が6㎜以下→38.0%
hCG6日目内膜が6㎜以上→64.5%
hGG前と後6日目の内膜の厚さの差が
2㎜以下→42.0%
2㎜以上→62.6%
さらに
hCG投与時の内膜の厚さが8㎜以上で
かつ、hCG前と後6日目の内膜差が
3㎜以上変化していないほど妊娠率が高い
・・・という研究報告があるようです。
また別の研究では
※体外受精の場合の妊娠率
hCG注射時の内膜の厚さが
8㎜→53.1%
16㎜→77.0%
と、hCG注射時に内膜が厚い方が妊娠率は高く
8㎜→44.9%
16㎜→67.6%
出産率(出産にまでいたった確率)も高い
・・・という報告もあるようです。
子宮内膜の厚さって先生が教えてくらるから、いいのか悪いのか気になりいろいろ調べてしまいましたが、気にし過ぎてストレスでホルモンバランス崩れるのだけは注意したいなって思いました( ^ω^lll)
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