ｂ ｒ ｉ ｇ ｈ ｔ ｈ ｏ ｒ ｉ ｚ ｏ ｎ

　渚で　待ち合わせた

　　昨日がまぶたで　戸惑うけど

　　　　あなたは　ただ微笑って
　　　　　うつむく瞳に光（きらめき）をくれた

　　　迷う　つま先でさえ
　　　　　とめられぬ　この鼓動（ときめき）が
　　　　　　翼になって

　　　かなえたい　あなたに出逢って

　　　　みつけた明日が　この胸で瞬く度に

　　　　　　きっと　新しい夜明け

　　　　　　　遠くの私が　見つめている

　　硝子の砂時計が
　　　みえない気持ちを　優しく埋（うず）めて

　　　　たぶん　離れていても
　　　　　通いあう　このぬくもりに　

　　　　　　名前はあるの？

　　　還りたい　あなたの心に
　　　　言葉にならない　愛おしさ　私を抱く

　　　　　二度とは戻れない場所へ
　　　　　　刻む足音が　奇跡になる

　　　　　振り向く背中が　輝く飛沫（プリズム）に　溶けあう

　　　　抱きしめて　儚いこの瞬間（とき）
　　　　　触れあう素肌も　いつの日か　孤独を知る

　　　　　　深く　青空の果てに　広がる成層圏（せかい）
　　　　　　　怖くなっても

　　　　　　忘れない　高らかに歌う

　　　　　　　形のない　この想いは　どこまでも旅していくの

　　　　　　　　　きっと　あなたへとつづく
　　　　　　　　　　遥かな優しさ　光になる

-since. 2000-

※Goro Matsui Presents. BEGIN THE WRITE～The Competition ３.

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