ゆるしてください この無邪気な瞳を．．．
あなたの大地に 抱かれようとせず
遠く 羽根の軽さを 夢みて
つなぎとめる 重力の
確かな幸福（しあわせ）気づかず
ゆるしてください この愚かな輝き
飛び立つ その先 何もないと知らず
それでも 空の彼方のキセキ
ほほえんでいる 確かな永遠 呼ぶままに
ああ 振り返る岸辺で あなたが待つわ．．
あふれる哀しみ エデンの蝶は
独りきり 旅立つ 世界を選んだ
あの日の約束 緑萌える樹々に刻んだ
時はもう どこへも帰ろうとしないの
忘れてください あの母の温もり
淋しい朝には 露草みつけて
近くに 気づく喜び 捧げて
透明に光りだす 翼の痛みを逃がすわ
忘れてください この涙の理由（わけ）
私が死んでも さよなら告げないで
儚い命を 誰にも託せずに
眠りつづける 密かな罪が癒えるまで
ああ 消え残る夜露を あなたがみつける．．．
あつめた笑顔は エデンの光
雲間から 覗いた 切ない青空
流れる水が 命宿す 刹那の鼓動が
いつまでも 心に反射して まぶしいわ
ああ あたたかいその声 あなたを愛した．．．
あふれる哀しみ エデンの蝶は
独りきり 旅立つ 世界を選んだ
あの日の約束 緑萌える樹々に刻んだ
時はもう どこへも帰ろうとしないの
つながる明日 エデンの蝶は
ふたりきり 出逢った 世界を憶えた
あの日の約束 白く揺れる胸元に刻んだ
傷はもう どこへも還ろうとしないの
夢はもう 還ろうとしないの．．．
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