かなり痛い星読み | 星詩-ほしうた-暮らし

星詩-ほしうた-暮らし

星占いと詩作(ことば)のコラボ生活...およびいわゆる占いウォッチャー(笑)+「占星音楽-ほしうたうらない-」コンテンツ発信に向け、現在ゆる々絶賛奮闘中

ブログタイトル下で、星占いします。と書いているにも

関わらず、あまり星占い自体していなかったので(笑)

今日は少し何か占ってみようかと思います。本当はあまり

気が進まないのですが(苦笑)一応人を占うからには、最初は

実際に自分に身近な人物がよいかと思い、身勝手ながら

今回は、例のうちの問題児の弟について、こっそりと...



そうです、あのホリエモンと同い年です。だからって何?

という感じなのですが(笑)それと奇しくも、弟も堀江氏

と同じく、太陽と月のスクエア持ちです。太陽と月が

スクエア(直角)に位置していると、どうも自分の思って

いることを素直に出せなかったり、表面と内面の

ギャップが激しかったりすることが多いようですが...


うちの弟は、まさにそんな感じ。というか子供時分から

本当にわからずやというか、ダメと言われたことに

対して、いつまでもいつまで~もグジっているという

実に煮え切らないタイプだった。例えば、トランプで

負けた時。家族旅行でお土産を買って貰えなかった

時...本当に昔から筋金入りのグジり屋でしたね(苦笑)。


それでも、幼少の頃はまだ明るかった。バスの中で

無邪気に歌ったりするような陽気な子供でした。

それが中学に上がった頃から一転して...単に学校の

勉強についていけなかったということもあったんでしょう。

それが高じて、高校時代には一時期不登校にもなった。


つまり、現実と理想のギャップが、実際に競争社会に出て

みて、本人の中で顕在化したということだと思うのですが。


それに極めつけだったのは、小学校高学年?くらいに

親に買い与えられたファミコン。これがどうも彼の人生の

初期を狂わせてしまった元凶と捉えるのは、やはり考えすぎか?

とにかく一度ハマると、何にでも入れ込む極度の凝り性で、

その間は、誰の言うことも聞く耳持たず。酷くすると、

ゲームで負けたりした時に、大声でヒステリックに

怒鳴ったりわめいたりして、もう手がつけられない。

それが今ではTVゲーム+車の改造+時々くだんの

シンナー騒動?(苦笑)のプラモデル作りなどに...



特に弟が我が家を窮地に陥れたのは...あれは10年ほど前の

ことだったかなぁ。突然、爆音を轟かせて、閑静な住宅街の

一角にある自宅近くに入ってくる一台の車が。その時は

本当に一体、何事が起こったかと思いましたよ。そうです、

何を隠そう、その正体は弟の乗った車。どこで取り付けて

きたのか、その車にはぶっといマフラーが...そいつがなんとも

はた迷惑な轟音を周囲一帯に響かせていたのです。


今では全然静かになったけど、その当時は弟が

車を動かすたびに冷や汗もの。近所からは苦情の

電話は来るわ、それから一度お巡りさんを呼ばれた

ことも...特にそれが最も心労となっていたのは、母。

思えば私も父も、弟を恐れるばかりで何もできなかった。

その頃、幸い山口へ嫁いだ姉だけは、その実害をこうむる

ことはなかったのだけれど。思えばなぜか、その姉が

家からいなくなってから、突然弟が荒れ始めたような

気もするな。姉も弟も、特別互いに仲がよかったという

わけではないし、むしろ姉は弟に無関心なくらいだった。


その当時は、車の騒音問題だけでなく、何かにつけ、

気に入らないことがあると、物を投げて壊したり、

突然激昂しドアを蹴って穴を開けたり、私も色々と

物を壊されたりで、かなり嫌な思いをしましたね。

それは今でも時々...本当に困ったものです。


そこまで行かずとも、弟には実は日常的に色々と、

物申したいことの数々があるわけで。出掛ける際に、

部屋の電気を必ずつけっぱなしにする。そして部屋には

必ず常に鍵をかけている。(食事は母に二階まで持って

きて貰って、自室で食べる)皆の寝静まった深夜にドアの

開け閉めなど、大きな物音を立てる。ティッシュやタオル

は使い放題。たまに湯船に平気でかんだハナが浮いて

いる(苦笑)。時たま母に「金を貸してくれ」と無心する...と、

まさに一家の中で、やりたい放題の我が物顔といった風情です。


いかん、これでは『実録鬼嫁日記』ならぬ、

『実録傍若無人弟日記』になってしまう(爆)。



冗談はさておき(まったく冗談になってませんが)、

その弟のホロスコープを早速覗いてみると、見事に

射手座の太陽水星海王星リリスの合に対して、前述

のように乙女座0度の月がスクエア、さらに少し緩いが、

双子座のアセンダントで、Tスクエアという形を作って

います。ただでさえTスクエアは困難を伴う、特殊な

アスペクトと言われていますが、それが太陽・月・

そしてアセンダントという、個人の実占において、

最も重要とされる三大要素がすべて巻き込まれて

いる。しかも、それにプラスされている、水星と

海王星(&リリス)。これは一体何を意味するのか...


某専門書には、体質が弱いとか騙されるとかいった

ことが書かれているけれど、実現の可能性のない

不毛なことに入れ込む弟の凝り性の性質は、どうも

この太陽水星海王星リリスの合が鍵を握っているような。

何となくイメージでは非常にピリピリした、まるで静電気

のような感受性の強さのようなものを感じるのですが...


しかも、この太陽・月・アセンダントのTスクエア。

とにかく自分本位で、周囲のことはおかまいなし、

といった性癖は、どちらかというと、この太陽水星

海王星-月スクエアか。常に過敏で不安定な神経は、

水星と月のスクエア。海王星との連携もあり、何か

やはり曖昧な部分であるとか、煮え切らない部分は

このスクエアの悪い部分が出ているのかもしれません。



そういえば、例の騒音問題が勃発した時期は、奇しくも

ちょうど射手座を運行中の冥王星が、弟の太陽の

位置を通過する頃だったと記憶しています。冥王星は、

破壊と再生の星。とにかく激烈な作用を本人に及ぼすので、

その頃の弟の荒れ具合は、やはり想像に難くないでしょう。

特に対岸の双子座には、アセンダントそして土星もあるので、

かなりの精神的肉体的重圧がかかっていたのでは...?

それでも、冥王星がとっくに過ぎ去った今では、本人も、

そして家族も、随分楽になったとは思うのだけど...


ただその弟の出生図では、太陽他0度は、天秤座の

冥王星と60度。さらに月も、蠍座の金星火星合と

60度。(ちなみにこの金星火星合は山羊座木星とも

60度)ちょうど交差するようにして、それぞれが調停

されていて、しかもその冥王星は、双子座のアセンダント

とも120度となっている。これは使いようによっては、

この激烈なスクエアでさえ、強力な武器になることを

示しているような気がします。何しろ、これだけ

充分な惑星の支援があるのだから...


しかも弟は、水瓶座MCと双子座の土星、そして

天秤座の天王星で、グランドトラインを持ってますね。

確かにグランドトラインは、実際にその作用が上手く

実用されなければ、ただの宝の持ち腐れになって

しまうと思うし、かえってそれが本人をダメ人間にして

しまいかねない危険性も...そういえば現在、この弟の

MCに、トランジットの海王星がちょうど重なった状態

にある。これをどう捉えればよいのか?何かはっきり

とした人生の目標のようなものがあれば、この海王星

の力を上手く使えるような気もするけど、実際見る限り

では、逆に迷いや失望が色濃く出ているような気も...(汗



双子座のアセンダント、すなわち第1ハウスに土星を

持っている生まれなので、おそらく対岸の射手座に

冥王星があった頃は、この土星の存在も考慮すれば、

かつての荒れていた時期のことも非常に辻褄が合う。


はっ!今頃気付いた。そういえばこの冥王星が射手座に

あった時期(ちなみに今も末尾の所にありますが)、

同時にトランジット(通過中)の土星が、奇しくも対岸の

双子座にあったんですよね...(汗 出生時の土星の位置に、

30年前後でひと回りして土星が帰ってくることをサターン

リターンと言いますが、人生において、折り返し地点の

一つとも言える、ひとつの重大な区切りを示しています。


確かに30歳という区切りは、占い以外で常識的に

考えても、大人になるターニングポイントと言えます。

そこで初めて、これまでの自分自身を試されるわけで...


奇しくも弟の場合は、双子座の対岸の射手座に、

同時に冥王星という強烈な星が来ていて、それが太陽

の位置を通過した後に、しばらくしてすぐに出生図の

土星ともオポジション(180度)を形成しており、普通の

サタリタよりもずっと、ものすごいエネルギーで強制的に

何かを刷新させられたというか...その苦痛に打ち勝つ力が

元々あればよいのですが、元来太陽月のスクエアなど

ハードな要素を持っていた弟にとっては、非常に激烈な

作用が数年に亘って無理やり促されたのかもしれません。


だからかぁ...あの荒れ具合は尋常ではなかったからな...(汗

冥王星と土星ハードの凶悪コンボのことを思うと納得です。


そういえばその頃ちょうど(土星と冥王星のオポジションが

形成された頃)あの米の9・11同時多発テロ事件が起こって

います。それくらい、土星と冥王星のハードアスペクトは

とても相性が悪いというか、目的のために手段を選ばない

冷酷非情さが表面化しやすい配置と言えそうです。



どちらにしても、柔軟宮のスクエアなので、射手座の

生まれであるということからも、しっかりとした自分と

いうものがなく、何か確固とした目標がなければ、悪く

すれば、ただただ自暴自棄になってしまいかねやすい。

柔軟星座のアンギュラー(1・4・7)に5つ星が入って

いるので、それを何とかして活かせれば、あるいは?


トランジット冥王星の本来の役割は、破壊と再生の星で

あることからも、一時的に自棄になったり不運な展開が

あったとしても、そこから何らかの新しい脱皮のような

生まれ変わり現象が本人にあればよいのだけれど。

それが今の本人に見られるかどうか否か?


今現在は、不動宮の蠍座に木星、獅子座に土星、

そして牡牛座に火星と、MCに重なっている海王星含め、

奇しくも弟のそれ(MC)が、ちょうど現在できている、

それらのグランドクロスに巻き込まれているよう...


確かに獅子座土星は、本人の太陽他に対して、現在

120度の吉角を取っているのは救いですが。しかし

例えグランドクロスが崩れたとしても、今度は射手座の

対岸・双子座に移行する火星の情勢も少々不安...


本宅である射手座に木星が移動する、今年秋まで

油断は禁物?でも、そうすると今度は逆に、射手座

他の弟の柔軟宮のスクエアが、木星の過剰なパワーに

よって、またおかしな方向へいかなければという懸念が。


本当にあちらがダメなら、こちらもダメに?(苦笑)



...本当に星読みに関しては、私自身はまったくの素人

なので、実際のところはどうなるかよく解らないのですが、

ひとつだけ言えるのは、やはり占い云々とかじゃなくても、

結局は本人がどうするか、どうしたいか?にかかって

いると思うんですよね。それによって、たとえハードの

角度が幾つかあったとしても、結果的にそれがよい

作用を及ぼすし、逆にいくらよい角度があっても、それを

使いこなす必要性、必然性が本人になければ、それは

本当に単なる宝の持ち腐れにしか過ぎないわけで...


これは単なる言い訳ではなく、本質的には星占いとは、

ホロスコープに描かれたことが、最終的に本人の運命を

決定するわけではなく、その生まれ持った特性を、

自分自身がどう扱うか?ということだと思うから。


そういう点では弟の場合は、本当に不運だったとしか...

勿論一番大事な子供時代に、それ相応のことを

してやれなかったというのは、父も母も姉も、勿論

私自身にも色々と否はあるのだとは思うのだけど...

それが本人が大人になってから、あれやこれやの

問題となって家族に撥ね返って来ているのだと思うし。

(まさか母の胎内にいた時に、母自身が産休を取らず

働いていたのが弟の精神的不安定さに響いているとか...?


でも家族や、特に母に頼り切っている今現在の状態は、

いつかは弟自身も、どうにかしなければならなくなる

だろう。「いつまでも、あると思うな...」ではないが(笑)。

それは決して人のことばかりではなく、私自身にも充分

言えることなのだが、きっとまだその自覚があるうちはよいと...


言い忘れたけれど、弟は昔から勤めた所が長く続いた

ためしは一度もなく、これまでに何度か転職している。

それだけならまだよいのだが、数年前に勤めていた

勤務先を自ら辞めてしまってから、昨年くらいまでは、

何やらどこかで深夜のバイトのようなことをしていた

ようなのだが、そこが終ってから現在までまったく

仕事をしていないし、職探しをしている気配すらない。



基本的に我慢強さが足りないのだと思う。私自身も過去に

実際長く勤めてみて、骨身に沁みて実感したのだが、

やはり仕事というものは、基本的には辛いものだ。

そうそう楽な仕事がそこらに転がっているわけではない。

どうも弟には、何かそういう現実を甘んじて受け入れる

器のようなものが足りないのかもしれない。


本当なら誰しも、それを何がしかの方法で、自分

自身を納得させ、辛いことも辛抱できる何かを

自分の中に獲得し育てていくものだと思うのですが...


それをするのは、やはり自分しかいない。

それができるのは、他の誰でもない自分自身。


そのことが本当の意味で理解できないうちは、

たぶんずっと苦しいんだろうと思う。本当に、自分

自身がやりたいと思えることがみつけられるまでは。

それが弟の場合、前述の趣味のようなことなのだろうが、

お世辞にも、それらが本人の心を救っているようには思えない。

むしろ私には、苦しみの種を自ら抱えているように思えてしまう。



姉に責任転嫁するわけじゃないけど、兄弟姉妹

関係で、長女の姉は、基本的に妹や弟の面倒を

積極的に見るような人じゃなかった。やはりこれも

何かにつけ自分が第一な獅子座だからか、姉には

やっぱり自分のことしか見えていなかったのだろうかな。

それは同じく不動宮の牡牛座の私自身も、きっと少なくとも、

そういう傾向は、なきにしもあらずなのだろうけど...


それでも、家族の中で私・牡牛座、母・山羊座、

父・蟹座、そして姉・獅子座と、射手座の弟にとって

最も近しい存在のはずなのは、何を隠そう姉だった。

その姉がいなくなった途端、この家のバランスが

一気に崩れたような気がした。なんとなくそれは、

気のせいではないような気もする。


そんな弟を、ただのお荷物、無責任野郎と、

片付けるのは簡単だ。しかし問題は、そんなに

単純なことではないだろう。もう根深すぎて、

私自身も、どうすればよいのか解らない。


それどころか私自身でさえ、今も昔も、ずっと

自分自身のことで、あっぷあっぷな状態なのだ。

だから血の繋がった兄弟とはいえ、弟のことまで

面倒見切れないというか。それに本当にもういい大人。

それなのに弟の幼さは、昔と何ひとつ変わっていない。

きょうだいは、他人のはじまりとは言うけれど。


当たり前のように突き放すのが、得策なのか。

それともそれは、姉として無慈悲な行為なのか。

姉として...確かに私は私の姉同様、決してよい姉

ではなかっただろう。というか結局、突き詰めれば、

どう接すればよいのか判らなかったという部分もある。

本当にこの弟に関しては、家族全員悩みは尽きない。



どちらにしても、タイムリミットはそのうちやってくる。

それまでに、お互いに魂の成長がなければ、どちらが

悪いという結論もそこそこに、それぞれ自滅するだけ。

こういう考え方は、やはり冷たいのだろうか?


占いで人を救えるのは、最初の切っ掛けだけ。あとは

結局、自分自身で未来を掴み取るしかないのだ...

何よりまず、自分がどうしたいかという他には何も...



以上、実占的にも個人的にも、

かなり痛い星読みでした(爆)。



Ps.ちょっと後日途中付け足しました(米印の部分)。

冥王星までも関わっている、まさに尋常でないサタリタ

(土星回帰)を経験した弟。これはかなり後に色んな

意味で強烈に響く経験となったのではないでしょうか?

(その辛さを知った上で理解できることもきっと諸々あるだろうし

人は自分自身が思い願うだけで何度でも生まれ変われると思うから...


先日愛先生も言っていた、『どんな人間も...』という言葉が

ちょっと脳裏をよぎります。簡単にそんな風に割り切れない

私自身の器の小ささをあらためて思うと同時に、この経験が

弟にとって後々意味のあるものとなることを願いたいです。


本当の意味での自立。人は30歳を過ぎることで、

そのことの意味を土星という厳格な星に深く教えられる

のではないでしょうか。ちなみに私自身は?そういえば、

ちょうど某作詞講座を始めたのは、30歳直前に、この

土星回帰、サタリタがやってきた頃の出来事です。


その時ちょうどソーラーチャートで見ると、私自身に

とってキャリア実績の室である第10ハウスの水瓶座に

革命の星・天王星が来ていた。まさに星に導かれるまま?

私はその選択の道筋を自ら選び取ったようにも思える。

奇しくもその道を指し示してくれた某作詞家のM氏は、

この弟と同じ射手座。(これはやはり何かの偶然か?苦笑


そのことによって私自身が知り得た生きる意味とは、

色々と親サイトでも語っているので詳細は省略しますが、

ただ一言で言えば、何かに挑戦することによって、

初めて得られた、まるで奇蹟のような出来事でした。


それが今日の私を形作っていることは、もう言うまでも

ないことです。確かにサタリタの時期は辛かったけれど、

私の場合、それによって得るものも確かにあった。

それは本当に、私自身の人生の財産と誇れるものです。