キリスト教は旧約聖書と新約聖書を聖典とします。
聖書のことを福音書と言うこともありますが、厳密に言えばイコールではありません。
福音書とは新約聖書27巻の内の4巻を指すものです。
福音とはラテン語で
エウ=よい
アンゲリオン=知らせ
と訳します。
つまり、エヴァンゲリオンとなります。
いやぁ昔の人の福音と言う翻訳に拍手ですが、「新世紀エヴァンゲリオン」というド直球なタイトルを付けた作者様及びスタッフ様にも拍手であります。
アメリカの共和党ブッシュJr.政権は、キリスト教福音派で固められていたそうですね。
プロテスタントは聖書主義、カトリックは教会主義、または聖人主義と言われますが、福音派はプロテスタントの聖書主義の中でも特に福音書に重点を置いた派閥だと思います。
で、その四冊の福音書とは
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●マルコ伝福音書
イエスの一番弟子ぺテロの話を、マルコがまとめた
福音書の中でも最も古いもの
●マタイ伝福音書
イエスの弟子で、もと徴税人であったマタイによってまとめられたもの
八福音の教えで知られる山上の垂訓が収められている
●ルカ伝福音書
イエスの生涯、幼少時代について記されている
イエスの弟子のパウロの友人であるルカによってあらわされた
●ヨハネ伝福音書
イエスの弟子でヨハネによってまとめられた
ヨハネはイエスが一番愛したといわれる
イエスの教えをよく理解していたという内容になっている
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はい、新約聖書の27巻の内、
パウロの書簡が13巻
合同書簡が8巻
使徒言行録が1巻
そして世界の終わりを記したとされる、
ヨハネの黙示録が1巻
これに上記の福音書4巻で27巻の新約聖書となります。
これに旧約聖書も追加すると、キリスト教は死後の世界や神々の物語ではなく、生き方の模範を記した道徳律に重きを置いてるのがわかると思います。
続く。