ユングによれば、人は4種の性格に分かれ、それが更に2種の行動傾向に分かれることにより、2×4の8種類の性格タイプがあると主張しました。
行動傾向とは
「内向的」
か
「外向的」
かです。
心理学における「内向的」「外向的」は世間一般に言われる
「内気な引っ込み思案か否か?」
ではありません!
本来の意味で
「外向的とは選択を迫られた時に他者の意見を優先する」
「内向的とは自分の意見を優先する」
なのです!
そして4種の性格とは
直感型…ひらめき、インスピレーションを優先し、考えるより行動の人。
思考型…論理的思考を重視し、考えてから行動する人。
感情型…怒り、悲しみ、喜びが最優先され、何よりも「気持ち」に沿った行動を取る。
感覚型…何よりも「楽しい」や「気持ちいい」や「面白い」を優先する。
はい、これに上記の「外向的」「内向的」を当てはめると
外向的直感型
自分の閃きと行動で周囲に働きかける、「リーダータイプ」だがリーダーかは周りが決める
内向的直感型
信じる物は自分の直感のみ。
故に外部から普段の自分は理解されにくく、成功すれば功績のみは評価されるが、失敗しても非難の的とはならず、静かに消える「懐刀タイプ」
3 外向的思考型
ここまで読まれた賢明な読者様ならおわかりでしょう。
他者を優先し、論理的に考える。
現代社会で最も重宝がられる「エリート官僚」タイプです。
しかし、野暮ったく杓子定規で無味乾燥なロボット型とも言えます。
内向的思考型
あくまで「自分の論理」の為に自然と「学者肌」に落ち着くタイプ。成果が上がらず周囲と溝が生まれたら引きこもりやすい。
外向的感情型
自分の喜びや怒りが他者の利益になると思い理想を抱くが踊らされやすい。大衆、群衆に陥りやすい人で、「夢見る少女」タイプ
内向的感情型
怒りや悲しみを己の信念に転化出来れば「職人、スペシャリスト」タイプになれる。しかし、興味がわかないことには全くのド素人。そんな自分を躊躇しない。
外向的感覚型
「みんなで楽しむ」が行動原理の典型的なアニキ。
深く考えず横暴な一面もあるが、周りからは嫌われない「ガキ大将」タイプ。
内向的感覚型
快楽の基準が「自分」である為に他者と打ち解けにくく、自分が楽しいと思う感覚を周囲が理解してくれれば、自分は特別にしなくても周りから自然に慕われる「カリスマ」タイプ