ウェルテル効果~ナポレオンの真の愛読書 | 最後の哲学者~SPA-kの不毛なる挑戦

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ゲーテ
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の作品
「若きウェルテルの悩み」は1774年に出版されたベストセラー小説です。
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当時のロマン主義と呼ばれる若者達のバイブルとも呼ばれていました。

この本は片想いをテーマとしてます。
ウェルテルは既に婚約者のいるシャルロッテを想う。
しかし、恋は叶わず、シャルロッテは婚約者とそのまま結婚してしまう。
ウェルテルは悩みの末、自分の召し使いにシャルロッテの旦那のピストルを借りてくる様に指示し、そのピストルで自殺すると言う内容です。

この小説を読んで自殺する若者が増えて、ノルウェー、デンマークでは長く発売禁止だったそうです。
しかし、ゲーテと同時代を生きたナポレオン皇帝は

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ポケットに常にこの本を携帯し、七回読んだを述懐していたそうです。

持ち歩いていたのは「不可能が書いてない辞書」ではなかったのですね~。

否、この小説「若きウェルテルの悩み」
こそが「不可能が載ってない辞書」かも知れません。

まぁ、ナポレオン皇帝も「無敵、不敗」と言うわけではありませんでしたけど。
ソフィーの世界に於いて「ロマン主義」は「遠いものや手に入らないものに憧れるのが特徴」とあります。

またお菓子メーカーの「ロッテ」はこの作品の「シャルロッテ」の愛称ロッテに由来してるそうです。

今年はピストルよりもチョコレート溢れる世界になりますように