ロードバイクと痔と治療薬 その3 ~サドル選び~ | 薬剤師Low*の診断士受験生活。

ロードバイクと痔と治療薬 その3 ~サドル選び~

ロードバイクと痔と治療薬 その2からの続き。

前回、その2で痔の治療に向き合い、1週間ほどまったく乗らない日をつくったおかげで、痛みもなくなり軟膏注入時にわずかに
「まだ、傷があるかな。どうかな。」

というところまで回復することができた。



ゴールデンウィークの5月5日は、絶好のチャリ日和だったので思い切って自転車で図書館まで向かうことにした。(GWは図書館で試験勉強でした。)



「うん!大丈夫!」

10㎞くらいの道のりでは、特に痛みもなく帰りの10㎞も無事だった。
調子にのって6日のGW最終日もチャリ通。

2日間にわたって約40㎞を走ったが、悪化せず治療は成功したと思われた。





しかし!!(お決まり。)


GW明け最初の月曜日、朝。




「痛い。」

普通に再発。
仕事中は、熱を持つような痛み。
悪化させてしまった。


こんなんじゃ、チャリ復活できん!


と、思い、最後の手段。
サドルの交換へ。



サドル交換について調べていると、ロードバイクの乗り方によって、負傷箇所が変わるみたいなことがわかってきた。やっぱり悩んでいる人は多い。

通常、お腹を凹ませ、腰を立てて、なおかつ前傾姿勢になるのが基本のよう。

だけど、私は腰も腰より上も前傾姿勢。
すると、陰部から肛門までのラインの前方に重心がかかり負荷が集中する。
前部に負荷がかかり、そこから歯状線あたりに圧がかかり痔の発生に至ったのではないかと思う。




さて、サドル選びについて。ロードバイクに乗る方で痔やおしりの痛みに悩んでいる方のブログを見ていくと、

・SLR
・SMP
・ISM

などの言葉がでてくる。



SELLE ITALIA SLR SUPER FLOW 145



SELLE SMP FORMA BLACK



ISM ADAMO Breakaway




これらのサドルは、真ん中に穴が開いているので、今までの1ラインでお尻を支えていたものから、肛門-陰部ラインを避けた2ラインでお尻を支えることになる。

これだけでもお尻に優しそうだけど、他にも特徴がある。



このSLRは、見たとおりフラットで、腰を立てて乗る人には向いているのではないかと思うが、私は前傾姿勢をとるのに腰も一緒に前へ寝てしまう。なので、肛門-陰部ラインの前方に重心がかかり圧迫してしまうと考えられるのでSLRは避けよう。



こちらのSMPは、後ろ側がはねるように反っていて、前方が下へ曲がっている。丸みを帯びている感じも、私のお尻には合っていそうな雰囲気。でも結局、先端はつながっているので、そこから圧迫を受けるのではないかという気がしてくるような。。



そこで、どっちが良いのか調べていくうちに、先が無く2つに分かれたままの形状のサドルを発見。それこそがこのISMで、この形状に特許をとっているため、他メーカーは、真ん中穴あきで二股のデザインが採用できないみたい。


さらに、調べていくうちに、上・中断2つのサドルを使用しても症状が良くならなかった人が、最終的にISMにたどり着くような傾向があるよう。完全に主観だけども。


どうも、はじめは安いサドルで、クッション効果の高いものにして、その後、高価なSMPやSLRを購入し試し、それでもだめで、ISMを試したら具合がいいらしい。

ISMを使い始めた人の痔とお尻の痛みのブログは、その紹介記事で終わっている場合もある。

*参考ブログ・レビュー例
チューブラ輪日記 ISM ADAMO BREAKAWAY
CBN bike product review ISM ADAMO ROAD
このひと漕ぎのために生きている! ISMサドル
cyclowired.jp ISM 血流を妨げないエルゴノミックサドル


ただし、欠点がひとつあって、他2つに比べ、ISMはわずかだけ重い。
パーツ構成に軽さを求めるロードレーサーにとって、これは悩みどころみたいだけど、痛みが気になってトレーニングできないんじゃ元も子もない。(まぁ、ほんの僅かだし、私はそれほどこだわるほどの乗り方をしていない。)


ということで、私はISMを購入することに決めた。



しかし、その後更なる悩みが。。。


ISMの中にもいっぱい種類がある!!


ということで、すぐにはポチれないのでした。

次回、ISM選びに続く。

ロードバイクと痔と治療薬 その4 ~ISM選び~