【秋の切ない年上受けBL小説☆3番勝負】 『獅子は獲物に手懐けられる』 (榎田尤利) | BLに全然まったくまみれてはいない日々について。

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~BL、BL、BL、ただそれだけ~・・・だったのはもう遠いむかし☆

 

獅子は獲物に手懐けられる (SHYノベルズ 210)/榎田 尤利
¥903 Amazon.co.jp

 

 

【秋の切ない年上受けBL小説☆3番勝負】 の最終日! 『恋ひめやも』 も出たことだし榎田尤利さんとくれば 『はつ恋』 でしょー? ってなのは不正解!('-^*)/ 『はつ恋』 もよっぽど切ない年上受けなあBL小説ですがあ、今回は 『獅子は獲物に手懐けられる』 でございます♡ こんにちわ☆ニコです。

  

   

恋ひめやも (キャラ文庫)/英田サキ¥560 Amazon.co.jp
← 『はつ恋』 とのシンクロ?具合は半端ねえが、それぞれ違った良さがある!

 

はつ恋 (ビーボーイノベルズ)/榎田 尤利¥893 Amazon.co.jp
← ワタシにこの素晴らしい作品の感想を書ける日は、果たして来るのだろうか???

 

 

 

ワタシは榎田さんの大ファンですが、この 『獅子は獲物に手懐けられる』 は絶対に読むもんか! と、強く強く思っていたのです。 理由は簡単。 アマゾンかどこかのレビューで悪い評判を読んで、そのレビューをチラ見したダケで、「酷いハナシなんだ。 攻め様が酷い人なんだ。ガーン」 と大きく曲解してしまったワケなんです、、、。

そして、酷い攻め様なんて大嫌いなワタシは 「いくら大好きな榎田さんの作品だろうと、絶対に読むもんか!」 と強く強く決意してしまったワケなんです、、、。号泣

 

ええ、ええ。 解ってます。 ワタシがとてつもない粗忽者な上に、主体性が一個も無く人様の意見に振り回されすぎだってコトは重々解ってます! があ! 「絶対に読むもんか!」 と決意した時のワタシ(おそらく1年半くらい前?)には自分がソコまで自分の中に判断基準を持たないヘタレだってコトを自覚していなかったのです!

 

ですが、40冊以上も榎田さんの作品を読んできて、「榎田さんが本当にそんなに酷い攻め様を書くもんだろうか?」 という疑問が湧いてきました。

そして、「絶対に読むもんか!」 と、強く強く思っていた 『獅子は獲物に手懐けられる』 ですが、ブクオフで見かけたら買って読んでみてもイイのではないだろうか? という気持ちになってきました。

 

そして先日めでたく狩れたので、読みました。

 

 

 

 

ニコ、猛省☆ ← 反省しすぎの為、最大フォント使用(>_<)





榎田さんがワタシを裏切るハズは無かった!

最初から榎田さんを信じて読んでいればあ良かったよーーーっ!!!号泣



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【秋の切ない年上受けBL小説☆3番勝負】

『恋ひめやも』 (英田サキ)    

『散る散る、満ちる』 (凪良ゆう)

『獅子は獲物に手懐けられる』 (榎田尤利)

~オマケの攻め様編~ 『甘い運命』 (高遠琉加)

  

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『獅子は獲物に手懐けられる』 榎田 尤利 /イラスト:志水ゆき *ニコ評価:★★★★★

 

 

*内容*

「他の男を気にしてる場合か?俺だけ見て…俺だけ感じていろ」

 

呼吸器内科の医師である鶉井千昭(受け)は、ある夜、自宅で突然見知らぬ男に襲われた。それが会員制デートクラブ『Pet Lovers』のライオン、蔵王寺真(攻め)との出会いだった。足首に見えない鎖を繋がれている千昭(受け)と、金で愛を売る不遜なライオン、真(攻め)。千昭(受け)の義兄の企みの下、不本意な出会いを果たしたふたりだが、いつしか強く惹かれあうようになる。しかし、ある過去が千昭(受け)を苦しめ…究極のビースト・ラブ。  

  

  

*感想*

酷い男の正体は攻め様じゃなく受けの義兄だったつうワタシの勘違いオチもはなはだしいかったコチラの作品。


攻め様はびっくりするくらいに素敵キラキラ♪

その対比としての脇の義兄がとんでもなく酷かったつうムカムカ


まーあ、よっぽど酷い義兄ですよ! 榎田さん至上もっとも酷い登場人物かと思われます!

でもね。 ワタシは攻め様さえ酷くなきゃどんな脇でもOKな派閥なので!

攻め様がちょこっとでも酷いコトを言ったりしたりするダケですべての萌えが霧散するような攻め様派なワタシですが脇がどんなに酷かろうと所詮脇ですので。おハナシのスパイスでしかねえ。としか思えないので全然OK!

 

つうかむしろ理不尽的不幸受けは大好物ですので、よっぽどOKでした!おいしい

 


理不尽なまでに不幸な目に遭っている受けが攻め様と出会って救われる。

そして、受けを救うことによって攻め様もなんからの喪失感から救われる。 つうおハナシは本当に好きハート

まさしくコチラはそんなおハナシだったんでした~♡
 

 

この義兄が気が遠くなるほどに酷いので、コチラの作品は好き嫌いが大きく分かれるんだろうなあと思います。

それにしてもなんなんすかね? この義兄。 なんでこんなに酷い人なんすかね???


でも、こおいう人が少なからずこの世に存在しているってえのも事実。

この受けのように、ひたすらDVに耐え忍んでいる人も多数いるってのも事実。


「なんで逃げないの? なんで抵抗しないの?」 って思うのは当事者じゃあないからで。

そのDVの渦中にいれば、逃げるという行為すら思いつけない。 建設的な考えすら浮かばないんだろうなあ。

って最近幾分かは情緒的に成長してきたワタシにもわかるような気がします。

  


それにコチラの義兄の酷さってえのは “想像の範囲内” で展開されるので全然OKでした。

逆に先日読んだ夜光花さんの 『愛を乞う』 にももの凄く酷い脇・攻め様の父親が出てきたのですが、コチラは “想像を絶する酷さブルブル... でした、、、。

 

攻め様がとても素敵で純愛だったので読後感は 「結構いいハナシだったなあ~。」 と思もったものの、じわじわと攻めの父親の酷さ・嫌悪感が甦ってきて、結局一番印象深かったのは攻めの父親だったという、、、。

そんでもってあの衝撃的な獣姦シーンはほんとトラウマ、、、。号泣

なので読了直後は★4つくらいの気分だったのが、じわじわと★3つくらいになったという作品でした。

 

そおいう意味ではコチラの義兄の酷さってえのは、ある意味ワタシの許容範囲でした!('-^*)/
 

愛を乞う (キャラ文庫)/夜光 花¥570 Amazon.co.jp
← この脇は本当に酷い、、、。号泣 嫌悪感にチャレンジしたいお嬢さんにおススメ♡


 


はいはい。 ハナシを戻して戻して。

 

攻め様はとても素敵で、でも素敵な攻め様が八百万にいるBL界では特に特筆すべき素敵さじゃあない。

だがこのよっぽど酷い脇の義兄との対比により、この攻め様の素敵さ加減に拍車が掛かる!

っつう! そおいう仕掛けなんだって解っていながらも、その仕掛けが素敵キラキラ♪って素直に思わせてくれちゃう榎田さんが素敵ハート
 

 

理不尽なDVを10年以上にも渡り耐え続けている受けは、ただ弱いダケじゃあなく、その本質は誰よりも何よりも男で庇護欲が強くて、愛情深い尊敬すべき人物だってえのもしっかりと描写されてるからこその、しめっぽいダケの理不尽的不幸受けにならない素晴らしさキラキラ♪
 

 

なんの枷も無くなった受けが攻め様とラブラブしている後日談とかぜひ読んでみたいなあ。

一緒にサバンナに行けばいいよ!('-^*)/

 

べ、べつにサバンナエッチが読みたいってダケじゃあないからネっため息 ← 解りやすいツンデレ。

 


、、、つうか。

サバンナエッチって、どんなんだ???

   
 

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とにかくナニを猛省したかって、ちょっとでも榎田さんを疑った自分と、自分の価値観で物事を判断できない自分自身を猛省したんでした~。夏バテ


【秋の切ない年上受けBL小説☆3番勝負】

『恋ひめやも』 (英田サキ)    

『散る散る、満ちる』 (凪良ゆう)

『獅子は獲物に手懐けられる』 (榎田尤利)

~オマケの攻め様編~ 『甘い運命』 (高遠琉加)

 

 

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榎田さんに間違いはねえなっハート