【秋の切ない年上受けBL小説☆3番勝負】 『恋ひめやも』 (英田サキ) | BLに全然まったくまみれてはいない日々について。

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~BL、BL、BL、ただそれだけ~・・・だったのはもう遠いむかし☆

  

恋ひめやも (キャラ文庫)/英田サキ
¥560 Amazon.co.jp

 

  

コチラは最近出版されたような気がしていましたが、もう1年前の作品なんですね、、、。 光陰矢の如しとはまさしくこのとこなんすか、ね? もう11月ですしね、、、。 なんだか秋は、やっぱり毎年物淋しいですね、、、。 こんにちわ☆ニコです。

 

どんなにシアワセな時だって、秋は必ず物淋しいのはなんでなんすかね?

でもそれってすげえ威力ですよね?

楽しいときでさえ物淋しさを醸し出しちゃう秋って、驚異的なパワーを持った季節ってコトですよね?

 

、、、秋って、すげえ!落ち葉

 

 

ってなワケでそんな物淋しい秋真っ只中に切なくも優しいBLを3作品も続けて読んじゃったので、感想を3日間連投したいと思います!

 

が! 思った通りにイかないのがワタシ! 連投するっつって、1回っきりで終わっちまってもそれがワタシ!

「やれないなら、言わなければいいじゃん?」 なんっつう正論なんて、クソくらえだ!

ワタシは言いたいコトを言う! そんでもってソレをヤるかヤらないかは気分次第!

 

、、、ええ、ええ。

こんな人、男だったら絶対に恋人にはしたくないナンバーワンですよネ!おいしい 

ワタシ、姫で良かった♡ アッハ☆

 

 

【秋の切ない年上受けBL小説☆3番勝負】

『恋ひめやも』 (英田サキ)    

『散る散る、満ちる』 (凪良ゆう)

『獅子は獲物に手懐けられる』 (榎田尤利)

~オマケの攻め様編~ 『甘い運命』 (高遠琉加)

   

 

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『恋ひめやも』 英田サキ /イラスト:小山田あみ *ニコ評価 : ★★★★★

 

 

*内容*

「想うだけでいいから、先生を好きなことを許してほしい」


結婚目前で参加した高校の同窓会で、担任教師の水原(受け)と再会した棚橋(攻め)。昔の地味な印象とは裏腹に、艶めく笑顔の水原(受け)に、急速に惹かれていく。恋人より今は先生と一緒にいたい…。けれど、ある日突然「もう家に来るな」と拒絶され!?今ならまだ引き返せる、なのに想いを断ち切れない―執着も嫉妬も肉欲も、初めて知った真実の恋。 

  

  

*感想*

 

すごく、よかったです。

本当に、すごく、よかった、、、!

 

おハナシは25歳の攻め様の 「僕」 の一人称で進められ、特別な起伏も無く、静かに普通青年の日常が綴られていきます。

 

そのなんの変哲もない攻め様とその周りの日常から、少しづつ、ほんの少しづつ、攻め様の人となりが徐々に垣間見えてきて、背は高くて整った顔をしているがなんの変哲も無い普通の男が、ものすごく誠実で真面目で素直で温かくも美しい性根を持った素敵な人物だっていうのが、じわじわと明かされていくその過程が本当に秀逸でした。

 

※「、、、“背は高くて整った顔をしている男” がなんの変哲も無いっておかしくない!?」 ってのはBLのお約束なので、言わない約束で!('-^*)/

 

 

そんな誠実で真面目で素直で温かくも美しい性根を持った攻め様が、天涯孤独で、過去の辛い恋にいつまでも囚われていて、そして酷く傷ついていて。 そんな心に大きな壁を持った高校時代の担任の教師、7歳年上の男と再会して、自然に恋するようになって、そんな受けを静かに人生の心の闇から優しくゆっくりと救い上げていくこの恋のおハナシは、本当に素晴らしかった。

 

失う辛さにもう二度と恋なんてしないと頑なになっている受けが、年下の攻め様によって、恋なんて永遠に続かないと提示された上で、永遠の恋を確信するという、なんという美しい矛盾。

 

恋は続かないという真理を前提にしておきながらも、攻め様の性格を丹念に表現することによって、「この薄幸で淋しげな受けはこの攻め様によって永遠に愛されるんだろうな。」 と自然と思わせてくれる美しい矛盾がとても静かに、そして最高にロマンチックに描かれていて、本当に素晴らしかった。

 


スーパーマンじゃない攻め様が本当に素敵だった。

結婚を前提に付き合っている女性がいるのに、男でしかも年上の元担任に心惹かれて、そんな自分を不誠実だと断じる攻め様の誠実さが、本当に、素敵だった。

 

心変わりなんてなんの特別も無く、ましてや不誠実ですら無く、人としてありうるべき感情であるのに、むしろ不誠実なのは心変わりをした時の対応にあるというのに。

 

結婚を前提に付き合っている女性がいるのに心変わりをしてしまった経緯をもってしても、この攻め様の誠実性をより強調するエピソードにしかなり得ないという! なんという美しい矛盾!

   

そしてその美しい矛盾は 「恋ひめやも」 というタイトルに凝縮されている。

 

 

読み終わって想う。

 

あああ、受けがこんな素敵な攻め様に愛されて、本当に良かった、、、。

 

と。

 

  

読んでいてこれほどまでに受けが幸せになったことに心から喜ばせてもらえる作品も、そおありはしないだろうってワタシは思うのさ。
 
 

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なにもワタシはエンツォ並なスーパースター的攻め様ばかりに傾倒しているワケじゃあ、ないんだぜ?じーっ

  

 

、、、ってなコトを言いたいダケなタメの 【秋の切ないBL小説3番勝負☆】 企画なのかもしれません。 

  

そんな素敵な秋向きのこの作品はこの秋にはCDも発売されるっつうんだから、すごく楽しみです!

しかもワタシが夢見ていた声優さんの受け攻めの配置なので、気が遠くなりそうに楽しみなんです!

 
 

恋ひめやも/イメージ・アルバム¥3,150 Amazon.co.jp
←11月25日発売予定♪ 日野聡さん×立花慎之介さんハート


 


【秋の切ない年上受けBL小説☆3番勝負】

『恋ひめやも』 (英田サキ)    

『散る散る、満ちる』 (凪良ゆう)

『獅子は獲物に手懐けられる』 (榎田尤利)

~オマケの攻め様編~ 『甘い運命』 (高遠琉加)

  

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ちなみにコチラは 【BL重要用語★大辞典】 ~生徒攻め×教師受け編~ にも入ってます!
っていうか、コチラを読んであまりの良さに生徒攻め×教師受け編を企画したワケなんですケドもドキドキ