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すごく、良かった。 素晴らしかった。
読んで、良かった。 出会えて、良かった。
生きていて、良かった。 本当に、素晴らしかった。
＊内容＊
『交渉人は嵌められる』 シリーズ４巻・上＊感想＊
◆ネタバレ上等だって言ってるんだから、いきなりラストから話そうか。
現時点で５冊ある 『交渉人シリーズ』 の最初から４冊をかけて、攻めの兵頭は芽吹（受け）に 「先輩、俺の男になれよ」 と言い続けて、口説き続けていて、そして最後には逆に “兵頭が芽吹の男になった” というラストが、本当に秀逸すぎて涙が出た。
今回の２冊は芽吹の試練のハナシであったと同時に、いや、それ以上に兵頭にとっても試練であったし、我慢の連続だったと思う。
そんな兵頭にとって、一番の幸せ “芽吹の男にしてもらった” というラストが、本当に素晴らしいと思う。
芽吹が自分の男になるよりも、自分が芽吹の男になるほうが、何倍も何倍も幸福だったに違いないから。
、、、ちょお余談ですが。
くしくも先日、「君の男にしてくれてありがとう」 的なコトを受けに言う謙虚な攻め様にド萌えしたっ！ ってえ記事を書いたばっかりだったので、ワタシの萌えゲージの上がり具合は半端なかったんです！
ナニこのシンクロ具合♥
◆というワケで、この世のナニよりも我慢攻めが大好きなワタシ
にとって、兵頭・攻めの我慢を２冊かけて堪能できたこの作品は叫ぶほどに身悶えたっ！！！
し・か・も！ すげえ我慢だった！ 我慢この上なかった！ ちょお興奮したっ！！！
何度だって言うけれども、〔攻めの忍耐力の強さ＝受けに対する愛情の強さ〕 ですから！
我慢すればするホド、受けを深く愛してるってコトですからーーー！o(ﾛ≦〃) バンバン！
、、、それにしたって、すげえ我慢だった。
常々ワタシは “兵頭はオオカミ・ヤクザ・スケベの皮を被った王子様” だと思っていたので、その精神的王子様っぷりに萌え狂った
◆いやマジで、兵頭は本気で王子様でした！
シリーズ物ですので、序盤からワタシにはシリーズ物のＢＬに内在する、ちょお個人的な恐怖
、すなわち 「ひょ、兵頭、芽吹に無理矢理強姦とかしないよ、ね？
」 の気配がとっても濃厚で、気が遠くなりそうだったんですがあ！ 兵頭は根っからの王子様でしたよ！ 無理矢理を寸前で止めるほどに、芽吹を深く愛していたんでした！！！
「ひょうーどぉぉぉー！！！」 o(ﾛ≦〃) ← 叫ばずにはいられないニコの歓喜の雄叫び
すげえよ。 コレだよ、コレ！
ワタシが攻め様に求めているのはコレなんだ！！
そんでもってワタシが求めているものは、いつだって榎田さんが全部用意してくれるんだ！！！
もう、感謝しすぎて頭が痛い。
◆そんでもっておととい発見した新しいニコツボが、
「先輩」って呼ばれる受けって、萌えすぎて死ぬっ
ってヤツなんですがあ！ コレコレ、ちょお先輩受けっ！
し・か・も！ 兵頭は芽吹のコトを１巻から５巻まで！ 最初から最後まで！徹頭徹尾！首尾一貫！終始一貫！初志貫徹！で 「先輩」 と呼んで、決して名前で章って呼ばないんですよ
ワタシさあ～、こおいう上下関係及び主従関係における、後輩もしくは従的立場の攻め様が、エチの段になると受けの名前を呼びつけにしちゃうの大嫌いなの！！！
だってさ、上下関係・主従関係の醍醐味ってえのは、ナニがあろうとナニをしようと揺るがないその関係性にあると思っているから！！！
◆あと、友情の描かれかたも凄かった。
芽吹と若林の間にあった友情や、芽吹と七五三野の間にある友情は、ともすればＢＬなんだし、恋に発展しちゃったってダレも文句言わないと思うんだけれども、ソコは友情で。 あくまでも友情で。 安く当て馬様になったり、どちらかの片想いだったり、総受けになったりしない重厚さが、本当に素晴らしかった。
ＢＬでは、男同士の恋よりも、男同士の友情を書くほうが、断然もの凄く難しいはずだから。
◆そんでもってこのシリーズでは、挿絵の奈良様のイラストに触れないワケにはいかねえ！
刻々と進化し続ける奈良様絵ですが、こおくるとは思ってなかった！ ３巻での変貌のように、よりシャープになっていくんだろうと思っていたらあ！ ゆるくなってたよっ！ １巻の柔らかさとは完全にニュアンスの違うゆるさになっていた！
、、、すげえよ、奈良様。 とにかくすげえ！ ナニがすげえって、カラーのキれ具合がちょおすげえ！
特に、『交渉人は嵌められる』 のカラー中表紙に描かれた、若かりし頃の芽吹と若林に涙出る。
季節は秋で、きっと肌寒くて、芽吹は黒尽くめでマフラーをしていて。
芽吹の黒尽くめの装いは、当時の芽吹きの心理状態を現していて。
肌寒い季節だってえのに、若林はＴシャツで豪快に笑っている。
そんな若林に芽吹がどれだけ救われていたかなんて、考えただけでも、涙が出る。
奈良様って、ほんとうに原作をちゃんと読み込んでらっしゃいますよね。 素晴らしいです。
前にも言いましたが、１巻 『交渉人は黙らない』 の目次前のモノクロの中表紙も震えるくらいに素晴らしいです。
高校生の頃の芽吹と兵頭が桜の木の下に佇んでいる構図で、その頃の２人の精神状態や立ち位置を、的確に表現しているのが本当に素晴らしくて、震えました。
◆そんでもって豊穣はまだまだ続く！
今年の１２月に キヨ×智紀 のスピンオフが出るんですってーーー！o(ﾛ≦〃)
コレよコレ！ ニコさんが求めていたのはコレなのよっ！
なんでだか知らないけれども、主人公よりも脇にド萌えする性癖なワタシは、コレが読みたくて死にそうだった！ あああ～ん、楽しみすぎる！今回を読んでますます楽しみすぎて息が苦しい！
だってだって！ キヨが智紀のコトを 「トモ」 って呼んでたんだよ！？
智紀もキヨのコト 「キヨ」 って呼んでたんだよ！？
４巻にしてやっとお互い名前で呼び合うシーンが登場したんだよーーー！o(ﾛ≦〃)
、、、はぁはぁ。 ワタシ、コウフン、シスギ、デスか！？
もうね、勝手すぎる未来予想図ですがあ
今年の 【２０１０年ＢＬ小説☆ニコ的ランキング】 のナンバーワン
すなわち１位は、きっとこのスピンオフになるに違いねえぇぇぇ！！！
タイトルもまだわかっていない、発売するかどうかも確定していない、この作品が絶対に１位な気がするっ！！！
、、、はぁはぁ。 ワタシ、興奮するにもホドがありすぎます、か！？！？
◆そんでもってこのクソ長い感想と言う名の愛の叫びの最後はやっぱり。
七五三野×兵頭
に尽きるでしょうよ！
ワタシは断然、七五三野×兵頭派ですが、世の中は兵頭×七五三野派なお嬢さんの方が多いのかし、ら？
つうかそもそもそんな派閥、ドコにもねえってか！？ アッハー☆
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《『交渉人シリーズ』 を堪能する！》
・ＢＬＣＤ 『交渉人は疑わない』（子安武人×平川大輔） はまだ書いてません。
・ＢＬ小説 『交渉人』 シリーズ （榎田尤利） のスピンオフ キヨ×智紀が１２月に出るんですって！
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