最後の寄港地はクロアチアの「ドブロヴニク」
旅行に行く前の情報で、「魔女の宅急便」の景色のモデルになった場所だと聞いていた。
なので前日の夜、船の部屋で妻と「魔女の宅急便」のdvdを観た。
私は、海外旅行に行く時に、よくその場所が舞台になった映画を観て行くことがある。
ラスベガスに行ったときは「ラスベガス」てギャング映画と「コンエアー」を観た。
サンディエゴに行った時は「トップガン」
北京に行った時は「ラストエンペラー」
朝、港に着き、バスで向かった。
高台からみたドブロヴニクの景色は、たしかに昨晩観た魔女の宅急便の景色に似ていた。
バスを降りて、街中に歩いて入っていく。
街は高い城壁でぐるっと囲まれている。
城壁の上は歩くるようになっている。
こんな感じで結構な階段を上り下りするが、手すりはついているので、上りは妻の背中を押し、下りは妻の前に立ち一緒に歩いて行った。
思ったんだけど、この景色は「魔女の宅急便」と言うより「進撃の巨人」みたいだと思った。
城壁を降り、街の中を歩く。
中は思ったより広くない。
車も禁止されている。
3時間ほど滞在して、船に戻った。
船の中の最後のショーはマイケルジャクソンのショーだった。
マイケルの人気は万国共通で、座席は満席。
マイケルのそっくりさんのダンスは完璧だった。
最後は船のクルーたちも舞台にあがり、船の旗を振りかざし、大団円で終わった。
スタンディングオベーションだった。
もうショーも終わりか。
明日はもう船を降りるんだな。
そう思うと、とても名残惜しかった。
翌朝、、、、。
船は静かに出発の地、ベネチアに入港した。
帰ってきたんだな。
長いようで短かったな。
後ろ髪をひかれる思いで、船を降りた。
そしてこの船は、夕方には新しい客を乗せ、同じコースをまわる。
ベネチアには午前中についたので、船を降りてからも時間がたっぷりある。
この日は終日フリーなので、またベニチアを観光する。
初日に登れなかった鐘楼に登ってみた。
鐘楼の上から見ると、サンマルコ広場とベネチアを一望できる。
海の景色も一望できる。
よく船がぶつからないと思うほど、船が走っている。
鐘楼の中はこんな感じ。
昔の偉い人は、この景色を独り占めだったんだろうか。
ベネチアの迷路のような街を、二人で散策した。
本当に迷って、同じところを何度か回った。
ホテルについて、観光は終わった。
良く歩いたね。疲れたよね。
次の日の早朝。
まだ夜も明けないうちに、ホテルから出発する。
このホテルはベネチアの水路から出入りできて、帰りはホテルから直接ボートに乗ってバス乗り場まで帰った。
闇夜に紛れ、水路からボートに乗りホテルから出発する。
スパイ映画の脱出シーンのようだった。
こうして僕らのハネムーンは終わった。
日本に帰ったからも、ツアーで一緒だった方に写真や動画を沢山送って頂いた。
ツアーのメンバーにもとても恵まれたのだった。
今、ハネムーンから一年たってこのブログを書いているが、妻と二人でよく行けたと思った。
旅行中は妻は体調にも天候にも人達にも恵まれた。
全てが順調に働いて、最高の思い出になった。
ツアーで仲良くなった人達は、妻が自死したことなど夢にも思ってないだろう。
私自身、書いていても未だに信じられない。
なぜこんなことになったんだろう。