22.妻へのサプライズ | いつかまた君と会う日のため(自殺・自死遺族ブログ)

いつかまた君と会う日のため(自殺・自死遺族ブログ)

2013年12月、最愛の妻をうつ病による自死で亡くしました。
結婚して1年1ヶ月、あまりにも短すぎました。
体に障害があったけど、懸命に生きていた妻。
妻の事を忘れない為、初めてブログを書きます。

最近風邪をひいて体調が悪いのと、急に仕事が忙しくなったおかげで気分が落ち気味です。


物事に虚しさを感じてしまう事が、最近よくあります。


体調のせいかもしれませんが、いけませんね。



一年前、何をしていたかと思い出してみると仕事にスポーツに、新婚旅行の準備に張り切っていた事を思い出します。


一年後、まさか一人でブログを書いているなんて思ってもいませんが、幸せな日々を過ごしていました。




初めてフルマラソンに出たのは結婚して2週間後。

すぐ次の大会にエントリーしました。


思い立ったらすぐ行動に移すほうなので、エントリーしたことも妻には当然のように事後報告。



「あみちゃん、次のマラソン大会、4月○日にエントリーしたから。」


「えっ?もう一回言ってみて。」


「4月○日だよ」


「もう一回言ってもらっていい?」


「だから4月○日、、、、、。あっ!!」


エントリーした4月○日は妻の誕生日でした、、、。


「ゴメン、すぐキャンセルするから」


「大丈夫、気にしないから」



これはマズい事になったな。

気にしない訳ないよな。


しかも結婚してから初めての誕生日なのに。



週末友達と飲む約束をしていたので、ことのいきさつを話した。



「yoshi、それはマズイぞ。この先ずっと言われかねんぞ。」

「マジか、、。どうしよう、、、、。」


飲み仲間数人と話した結果、サプライズで花を贈ってみたらどうかとアドバイスをうけた。



マラソン大会当日に、家にいる妻に花束とメッセージが届くように手配しておいた。



マラソンを完走した後に携帯を見たら、妻からメールが入っていた。



「花束とメッセージが届いたよ。びっくりしたよ。ありがとうね、嬉しいです。」



家に戻ってから、新婚旅行に持って行きたいと言っていた腕時計もプレゼントした。


とても喜んでもらえた。





妻が亡くなってから、妻のスマホを見ていた。


マラソン大会の時にはメールが来ただけだったけど、スマホに送った花束の写真が撮ってあった。




妻はとても喜んでくれたんだな、と思った。


正直この写真を発見した時には泣いてしまいました。








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