先日、こちらの会に参加してきました。
みんなで考えよう。がんって、なに?
私ががんになったら。
5月14日13:30~ @西宮市フレンテホール
パンフレットと、今回のテーマになっている絵本『ゆきちゃんとみんな』
はじめに、絵本の朗読がありました。
読み語りは女優・エッセイストの中井貴惠さん。
私は無知なもので、映画やドラマに出演されているのを
ほとんど存じ上げませんでしたが、有名な女優さんなのですね。
俳優の中井貴一さんのお姉さんというのも知りませんでした。
中井貴惠さんは「大人と子どものための読み聞かせの会」を主宰されており、
幼稚園、小学校、小児病棟などで1200回以上も講演されているそうです。
今回朗読してくださったのは、『ゆきちゃんとみんな』
突然、小児白血病を患った7歳のゆきちゃんとその家族のお話。
お見舞いに行くおじいさんの心の葛藤や
同じ部屋で過ごす他の子どもたち、家族の背景など
実話をもとに、暗い気持ちや病気のことがありのまま、描かれています。
その後は対談
中井貴惠&吉田利康(NPO法人アットホームホスピス理事長)
面白かったのは、中井さんが絵本に興味をもったきっかけのお話。
子育て真っ最中の頃、絵本はこどもを早く寝かしつけるための道具だったといいます。
ある日読んだ絵本『つりばしゆらゆら』の終わり方に衝撃を受け
絵本の魅力にのめりこんでいかれたそうです。
(私もこの絵本読んでみたい…)
つりばしゆらゆら (あかね幼年どうわ)
Amazon |
もうひとつ、紹介してくださったのが
『チャーリーブラウン なぜなんだい』
ご存じ、スヌーピーを描かれている方ですね。
深いお話が多いですが、この作品は本当に秀逸、だそうです。
これはもう読もうと思って、とりあえずポチッとしました。
(回し者ではありません笑)
第二部は、語り合いのつどい
がんを経験された方、ご家族を亡くされた方、ご家族と共に闘病された方…
生の声を聞きながら、お医者さまを交えて
「がんってなに?」を語り合う時間です。
【小児がん】
おとなのがんの発生には、環境、生活習慣が70%深く関わるのに対し、
小児がんは成長、発育といった生理的な現象にともなう活発な細胞増殖に関与し
リンパ組織の発育の著しい幼児期に急性リンパ性白血病が多く
骨の発育が盛んな思春期に骨肉種が多発します。
(ゆきちゃんとみんな 用語解説より抜粋)
なんで子どもががんになるのか、と思っていたけれど
広く知られていないだけで
誰にでもあり得ることだった。
年々、医療は発達していて「治らない病気」ではなくなっているけれど
中には難しいケースもまだまだ、あるそうです。
お医者さんたちは、研究だけじゃなくて
どうやって患者さんと向き合うか、
ご家族とどう協力して乗り越えていくか、
心のケアについて取り組まれている様子が伝わってきて
もう、全体通して
「すごいなあ」という感想です←残念な語彙力!笑
今回、当日スタッフとしてお手伝いさせてもらったのは
【NPO法人アットホームホスピス】さんです。
ここで出会う方たち、つながるご縁は素敵です^^
実は絵本の挿絵を描かれているのは、理事である吉田恵子さん。
今、まんまるみかんで「絵の教室」を開催されています^^
私はこの繊細な絵に惹かれて
「ぜひ通いたいですー!」と一番に手を挙げましたよ( ´艸`)
話がアッチコッチそれましたが
良い会でした!
興味をもたれた方、絵本はまんまるみかんにも置いてますので
どうぞ手にとって読んでみてくださいね^^
ななもも