花崎さんの言葉「駅ビルをやめた」 | LOVE! BERG! ~ビア&カフェ「ベルク」を応援しよう~

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新宿駅東口から徒歩15秒にあるオアシス『ベルク』。
ずっとそこにいて、ベルクはベルクのままで!
今、みなさまの声を集めたい…。あなたの応援メッセージをお待ちしています。
『LOVE! BERG!』(略称:ラブベル)はベルク利用客による「ベルク支援ブログ」です。

LOVE! BERG! ~ビア&カフェ「ベルク」を応援しよう~-花崎さんの記事2
そう、問題解決は共同で当たるんですよね

駅ビルの「常識」を破る
『ルミネが磨く接客の力 店頭販売員こそ価値の源泉』
週刊『東洋経済』1/24号に掲載されたルミネ代表・花崎さんの記事見出しです。
2ページに渡るこの記事を読んで、母ちゃんはたくさんのことを想いました。
同記事を読んでいらっしゃない方のために、概要を紹介すると・・・

花崎語録1】消費不況の逆風は天の啓示。むしろ、すべてを見直すよい機会だ。
【花崎語録2】ショップと運営する われわれ(ルミネ)は運命共同体。パートナー関係にある。
【花崎語録3】販売員はコストではない。価値を生み出してくれる源泉だ。

これは『花崎語録』としてあげられていた3点です。
ちなみに【花崎語録2】の「ショップ」とはテナント・店舗をさします。同記事によるとルミネさんではテナントという言葉を使うのを禁止なさっているそうです。
また、週刊『東洋経済』には
別の号で「ベルク本」の書評が掲載になっています。書評はこちら


花崎さんの3つのお言葉は素晴らしいです~。
さすが! と拍手するのは私だけではないでしょう?

が、記事の半ばで目にした言葉に母ちゃんは愕然としたのです。

『駅ビルをやめた』。
ガクッ! 力が抜けました…。駅ビルをやめることなんて、できるの? 駅ビルでなくなったのなら、ルミネさんは何なの? かなり衝撃を受けましたので、以下に『駅ビルをやめた』発言に関わる記述を引用しつつ、母ちゃんが感じたことをつぶやいてみます。

LOVE! BERG! ~ビア&カフェ「ベルク」を応援しよう~-花崎さんの記事1

「未曾有の消費不況という逆風ですが、どんなときでもお客様は必ずいます。むしろ うぬぼれかけていた私たちに反省を与えてくれる天の啓示。今はすべてを見直すいい機会。今こそ本当の独自性を発揮するとき。」(花崎さんの言葉として記述)
うーん、ここまで納得。ベルクのスタッフも同様のことを仰っていたっけ…。しかも「本当の独自性を発揮」というのは、ずばりベルクのこと! ベルクは新宿駅の、あの場にしかない「独自のお店」だもん。ここまでは、うんうん。が~次が問題のガク~~ッ!
「90年代半ばまで駅立地という好条件にあぐらをかいていたことを反省、『駅ビルをやめた』ときから快進撃は始まった。」
「好条件にあぐらはかかない」は同感ですが…。さらに次!
「社員に『駅ビル』という言葉を使うことを禁止」。
うーむ。禁止…。なにがなんでも「駅ビル・イメージ」を払拭なさりたいんだ…。でも、呼び方を変えたところで、駅ビルは駅ビル。ルミネさんは駅ビルですよ。社内の士気をあげるために「駅ビル使用禁止」になさるのは良いでしょうが、人は駅に直結したビルを「駅ビル」と認識するのです。

LOVE! BERG! ~ビア&カフェ「ベルク」を応援しよう~-ルミ姉だって可哀想

『駅ビルをやめた』。
 この言葉で私はある言葉を思い出しました。それは以前、花崎さんが仰っていたという『昨日の自分を否定する』なんです。似てますよね、この2つの言葉は。花崎さんの言葉はいつも「やめた」「否定する」と厳しいです。白か黒、そして、いつもネガ色の黒なんですね。

 それでも「昨日の自分を否定する」については、私自身にも当てはまると考えています。ただ、言葉の選び方が違います。「昨日の自分に満足しない」。
 昨日よりも今日、今日よりも明日、未来の自分にドキドキしていたい。つまり、週刊『東洋経済』に掲載されていた「駅立地という好条件にあぐらをかかない」と同じ方向です。でも、私には「昨日の自分」を全否定することなどできません。「昨日の私」が「今日の私」に繋がり、「今日の私」が「明日の私」への架け橋になる。過去の自分を否定したところで消えやしません! そりゃ、忘れたいくらい辛いことだってありますよ、でも受け入れることが明日へのエネルギーになる、これを母ちゃんは支えにしております。

 もしかしたら、花崎さんは「駅立地」にいらっしゃることをコンプレックスに思っていらっしゃるのでしょうか。あまりに強く過去を否定なさるので心配になっちゃいます…。かつて私にもそんな時代がありましたし…。幼子に対するような物言いをしてしまって、もしかしたら、これって老婆心ですかね? そうだとしても、「駅ビル・コンプレックスなんてありません!」と
花崎さんが断言なさるのでしたら、「ルミネさんにしか出来ない、駅利用客のための使える駅ビル」をこれから作られてはどうでしょうか。「駅に直結している」、最高じゃないですか! せっかくの特性を頭ごなしに否定なさるのではなく、逆に活かしてほしい。これこそ花崎さんが仰っている「真の独自性」ではないでしょうか。

 私は昨年末から関西に在住しておりますが、以前は新宿に居りましたので、新宿駅に立地するルミネさんをよく利用させていただきました。ルミネさんへ行くたびに思ったものです。確かにこれまでの駅ビルとは一線を引く、ファッション鮮度の高い駅ビルだなぁと。けれど、老婆心がこうも言います。「新宿の駅ビルは『お姫さまのお城』になりつつある」と。ルミネさんはターゲット客層をシンデレラに憧れる20代~30代に絞っておられますから、当然といえば当然です。でも駅を利用する人間には、男性もいれば、子どもだってお年寄りだっているんです。新宿駅を利用する多くの人間が、ルミネさんの在り方に疑問を持っていることは紛れもない事実、きっと花崎さんのお耳にも届いていることでしょう! 『LOVE! BERG!』からも、お客さまの声を集めた『応援メッセージ』をお送りしましたから。

 また、私はこんなふうにも考えます。花崎さんの言葉「駅ビルをやめた」は暴言です。成熟した大人であるならば、口が裂けても公の場で言うべきではない。駅を利用する者に対して、とんでもなく無礼です。なぜなら、駅ビルに居ながら「駅ビルをやめる」なんて、神隠しでなければありえませんよ。私は、ルミネさんを利用する多くの方が、花崎さんの言葉に失望なさったと想像しておりますし、「駅ビルをやめた」と仰りたいのなら、ルミネさんが駅から離れた場所へ移転なさってからにするべきですね。というか、むしろ駅から離れた場所へ移転なさった方が、ルミネさんは「お姫さま路線」を思う存分発揮できるでしょう。

 「言ってはいけないこと」を口にしてしまうと、必ず傷つく人間が出てくるものです。少なくとも私は花崎さんのその言葉を知った時、天下のルミネさんともあろう方が、公共の場の責任放棄をなさったのだと、たいへんショックを受けました。さらに、客層を限定なさっていると知り「うちは駅に直結していますが、お姫さま以外のご利用は遠慮いただきます」と、人を年齢で区別なさっているのようで、ひどく傷付きました。
 私はルミネさんのターゲット層から外れた40代(しかも後半に突入したアラフィフです)が、お姫さま願望がないわけではありません。ですからルミネさんの「お姫さま路線」も否定しませんよ、女ですもの♪ だけど、駅ビルでシンデレラになりたいとは思わないんです。つまり「お姫さまのお城」は駅利用者の迷惑にならないようにやってほしいんです…。


 当然ながら、私はベルクがこれまで通り、新宿駅東口改札から徒歩15秒のルミネエストさんの「テナント」でいてほしいと考えておりますし、ベルクのスタッフが安心して営業なさるよう心から応援してまいります。
この気持ち、きっと花崎さんならご理解くださるでしょう! 「ショップと運営する われわれ(ルミネ)は運命共同体。パートナー関係にある」「店頭販売員こそ価値の源泉」と、キッパリ公言なさっているんですもの。さらにルミネエストさんに「書店を」「日用品の店を」「休憩所を」と願っておりますが、これもパートナー精神にのっとり、ご検討いただけるはずです。

「時代の半歩先を読む」、これが花崎さんの信条だときいております。これからの時代は「共存」が人類最大のテーマ。「隣人」に心を配るのがファッショナブルである、な~んてことは、
花崎さんは百も承知でいらっしゃることでしょう。 同様にファッション界も、地球への思いやりを兼ね備えたものがリーダーシップを取る。「趣味の箱庭」を公共の場に こしらえるなんて、時代遅れもいいところ、もうとっくの昔に過ぎ去りましたよね。実のところ、「お姫さまのお城」なんてやってる場合じゃないよ~と、花崎さんのアンテナなら感じていらっしゃるのではないでしょうか!

 しかもルミネさんは『自然環境を大切にします』を企業理念になさっています。ならば「新宿駅の自然な環境」にも真摯に対応してくださいますよね! 必ず 多種多様な人間が利用する環境を汲んでくださるっ! そうですよね! 青天の霹靂の「トイレ廃止」のご意向だって、きっと何かの間違いでしょう。あのような暴挙、時代の流れではありませんものね~!…おっ。ここへ来て、ようやく胸をなでおろす気分になってきたぞ。


 長々と母ちゃんの想いを連ねてみましたら、ようやく気付いたことがあります。それは花崎さんと、私たち利用客の考え方は、かなりのパーセンテージで重なるってこと。…なのに、すれ違ってしまう。何故なんでしょう? 話し合えば、きっと、私たちは「新宿駅をもっと素敵にできる良き同士」になれるでしょうに。

 そうして、ここまでのつぶやきは、けっして世迷い言ではなく、私たち『LOVE! BERG!』からの愛の告白なんです。全力で告白しておりますが、それでも花崎さんもルミネさんも、何も応えてくださらなのでしょうか? これまでと同じく「それがルミネですから」をオウムのようにひたすら繰り返されるのでしょうか。
ならば、私も繰り返しましょう。ルミネさんは駅利用者の言葉にこたえる義務があります、「それが駅ビルですから」と。

2009/2/2 『LOVE! BERG!』5*  ラブベルク

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 王冠2 ルミネ
ベルク ベルク
ラブベル ラブベル記事「え~っ!トイレが廃止?」

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