茹で小豆・つぶしあんに 小豆の水煮《鍋と炊飯器それぞれで作る方法》 | 型にはまったお菓子なお茶の時間

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主に日々のお茶のお供を記録しているブログです。
レシピの配合はあくまでも「個人的な作りやすさ」と「私好みの味に合わせたもの」になっていますので、レシピそのものよりも、作業する際の理由やポイント自体がお役に立てましたら嬉しく思います!

先日乾物のコンテストで受賞させていただいたレシピでは、大豆を水戻しせずに炊飯器で炊いていましたが、今回も同じように小豆を炊飯器で茹でる方法を、鍋で茹でる方法と共にご紹介します。
炊飯器の場合、茹でこぼしが不要なら水と小豆を入れてスイッチを押すだけです。

とは言え、小豆は中央まで熱が通りやすいのでそもそも水戻しの必要はなく、鍋で炊く場合も足りなければ水を足しながら柔らかくなるまで茹でていくだけ。
冬はストーブに置いておくと放っておいてもそのうち炊けてくれるほどの簡単さです。

水煮はサラダや煮込み料理に、砂糖で甘く煮たあんこは団子や餅に添えたり、和風スイーツの材料やトッピングにどうぞ。

作り方は変わりませんが炊飯器によってかわる煮時間を変更・追記しました(2016.5.27)





《小豆の水煮》

出来上がり約300g

 小豆(乾燥) 100g
 水 適量(400cc~)


①鍋に小豆と水300cc(小豆の3倍重量)を入れ、2~3分ほど煮立てたら水を捨ててざるにあげ(茹でこぼし)、アクを抜く
 →茹でこぼしについては後述参照。茹でこぼさない場合は②へ

②小豆と新たな水400cc(小豆の4倍重量)を鍋または炊飯器に入れ、芯が柔らかくなるまで茹でる
 →後で砂糖で味をつける場合、芯が残ったまま砂糖を加えるとその後に煮ても味が染みにくい

【鍋の場合】
 鍋に小豆と水を入れて中火にかけ、沸騰したら火を弱め、軽く沸騰した状態が続く程度の火加減に調整しながら、小豆が芯まで柔らかくなるまで茹でる(1時間弱)
  →豆が煮汁から出ないよう、水分が少なくなったら随時水を足す

【炊飯器の場合】
 炊飯器に小豆と水を入れて普通コースでスイッチを入れる(炊飯器により1~1.5時間ほど)
  →炊きあがったあとにまだ芯が残っている場合は再度様子を見ながらスイッチを入れ、甘く煮る場合はどちらにしろ鍋で味付けをするので鍋に煮汁ごと移して火を通しても可


《味付け・用途・保存》

どの状態でも冷蔵保存で早めに食べきり、残りそうな分は冷凍保存します。
炊飯器で炊いた場合は全部水を吸ってしまっている場合があるので、保存や煮汁の使用も目的とする場合は多めの水で炊いても。

【茹で小豆】

 豆の煮汁があれば捨て(その後の使いみちによっては、あまり残っていないようであれば捨てなくても可)、小豆と同量の砂糖(砂糖の種類や好みで増減)を加え、好みで塩を入れて砂糖が溶けるまで煮る。


【つぶしあん】
 豆の煮汁があれば捨て、小豆と同量の砂糖(砂糖の種類や好みで増減)の砂糖と塩ひとつまみを加えてつぶしながら弱~中火で練り上げる。

【サラダなどの料理に】
 煮汁ごと冷蔵保存し、使用する際は水気を切ってサラダなどに。


《茹でこぼし》

小豆を煮る前に茹でこぼすのは、小豆に含まれるアクを抜くためです。

その際少なからず一緒に栄養成分や風味も抜けていきます。

茹でこぼすことで、小豆と煮汁共に雑味・渋みがない味に仕上げりますが、アクの強さは小豆によっても違うので、茹でこぼさなくても渋みが気にならないものは多くあります。
小豆の品種や好み、考え方に合わせて茹でこぼすかどうかはお好みでどうぞ。