ロシアンティー | 型にはまったお菓子なお茶の時間

型にはまったお菓子なお茶の時間

主に日々のお茶のお供を記録しているブログです。
レシピの配合はあくまでも「個人的な作りやすさ」と「私好みの味に合わせたもの」になっていますので、レシピそのものよりも、作業する際の理由やポイント自体がお役に立てましたら嬉しく思います!

先週末、友人たちとロシア料理のお店へ。
ボルシチを食べたのですが、生のビーツを見せていただいたり、ロシアティーについてもお聞きすることができました。
昔は紅茶にジャムを入れたのがロシアンティーだとされていたけれど、ジャムのフルーツの味が消えてしまうし、かなりの量入れないと甘みもなく、甘みをつけたいなら砂糖やはちみつのほうが美味しく感じたため、特に普段ロシアンティーを意識的に楽しむことはありませんでした。
が、今回のランチにはロシアンティーがついてきて、その説明を聞いていると、どうやらジャムが入ったものがロシアンティーと言うわけではない様子。
ロシア人の奥様曰く
「ジャムは混ぜません。ジャムを入れて食べるなんてマズイデスー。ロシア人は飲みません」

そうだったんだ!と言うことで、帰宅後に少し調べてみたところ、ロシアでも民間療法としてラズベリージャムを紅茶に混ぜて飲んだりすることはあり、ポーランドやウクライナなど近隣諸国ではジャムを入れた紅茶も普段飲まれるそうですが、やはり本来のロシアンティーは別添えのジャムを舐めながらいただくもののようです。
(追記:このことについて、本場にお住まいだった方から興味深いコメントをいただけましたのでぜひそちらも読まれてみてください!)
ジャムはウォッカやブランデーで少し伸ばしたりもされるとのこと。

今日も型の片付けの最中なのですが、休憩中にはお店でいただいたものを真似て、アールグレイにりんごジャムを添えたロシアンティーを飲んでいます。
写真のりんごジャムは、「秋映」の、皮も一緒に煮込んでピンク色に似ておいたもの。
紅茶の銘柄は多分どれでも良いのだと思いますが、何度か飲んでみて個人的にはあまりくせがないものが合うなと感じました。
また本場ではサモワールと言う湯沸しを使って淹れられるようです。

20141204_093442.jpg

ちなみにイギリスでロシアンティーと言うと、レモンティーをさすことがあるのだとか。
それはビクトリア女王がロシアに嫁いだ孫娘に会いに行った際に出された、レモンを浮かべた紅茶を気に入ったためと言われているそうです。
同じ名前の紅茶ひとつとっても、場所によって色々な飲み方や由来があるって興味深いですね♪