金柑のクラフティパイ | 型にはまったお菓子なお茶の時間

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主に日々のお茶のお供を記録しているブログです。
レシピの配合はあくまでも「個人的な作りやすさ」と「私好みの味に合わせたもの」になっていますので、レシピそのものよりも、作業する際の理由やポイント自体がお役に立てましたら嬉しく思います!

フランスの家庭のおやつ、クラフティはタルトやパイ生地とベストマッチ。

先日は酸味があるベリーを甘いタルト生地に合わせましたが、今回は甘く煮た金柑を甘みの少ないパイ生地と組み合わせてみました。

もちろんタルトに合わせても美味しいですし、タルトやパイを使わず、ココットやグラタン皿などの耐熱容器にソースと金柑だけで焼いても美味。



☆ダークチェリーのクラフティレシピ・クラフティについてはこちら

 →http://ameblo.jp/lovable-kitchen/entry-11498586787.html


☆ミックスベリーのクラフティタルトレシピはこちら

 →http://ameblo.jp/lovable-kitchen/entry-11769436644.html



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~材料~


 18cmタルト型


 ☆パイ生地

  薄力粉 80g

  無塩バター 55g

  冷水 27cc

  塩 ひとつまみ

  グラニュー糖 10g


 ☆ソース

  薄力粉 10g

  グラニュー糖 30g

  卵 50g (M1個)

  生クリーム 60cc

  バニラエッセンス 3滴


 ☆金柑の甘露煮

  金柑 20~25個 (サイズによるので個数は目安)

  水 金柑が浸る程度

  グラニュー糖 金柑と同量

  酢 砂糖の20~30%

 ☆仕上げ

  粉糖 適量



~下準備~

金柑の甘露煮レシピ を参照して、種を取り除いた金柑の甘露煮を作る

○バターは1cm角にカットして、使用直前まで冷やしておく



~作り方~


パイ生地を作る


基本の練りパイ生地レシピ を参考に生地を作り、生地が出来上がったあとは冷蔵庫で充分にしっかり休ませる

 →目安3時間以上


②タルト型より一回り大き目に伸ばしたら、型の上にかぶせ、引っ張らないように注意しながら自然に型の淵の凹凸に沿わせる感じで敷きこむ

 →ここで引っ張りながら敷きこむと、焼き縮む


③余分な生地は外側に倒して、上から麺棒を転がして切り取って指先で形を整え、冷蔵庫で最低でも10分以上冷やす

 →暑い時期は特に、しっかり冷やす


④200度にオーブンを予熱し始め、その間に生地より一回り大きいオーブンシートをかぶせて上から重石を入れ、予熱が終了したら20分焼成

 →後で流し込む生地が漏れないよう、ピケ(空気穴をあけること)はしない


⑤重石を取り出してから更に200度で10分、縁や底面に軽く焼き色がつくまで焼成

 →フィリングを入れて更に焼くので、そこまでしっかりとした焼き色はつけなくて良い



金柑とクラフティの生地を流して焼く


⑥180度に予熱しはじめ、焼けたパイに汁気を切った金柑を敷き詰める


⑦ソース用のグラニュー糖と薄力粉ボウルに入れて泡だて器でよく混ぜてから、卵を加えて少しずつ馴染ませ、生クリームを加えてなめらかになるまで混ぜたら、金柑を並べたタルトに注ぐ

 →卵に粉類を加えるとだまになりやすいので、必ず粉類に卵を加えること

 →だまになってしまったら、漉しながら型へ流し込む


⑧予熱が終了したオーブンに入れ、火が通り表面に軽く焼き色がつき火が通るまで25~30分前後焼成

 →20分を過ぎたあたりから竹串などで火の通りを確認し、あまり火を通しすぎると卵の力で食感が固くなるので、火が通れば取り出す(焼き色はオーブンなどにもよるので、焼き色よりも火の通りを優先)

 →焼きたては膨らんでいても、冷めるとしぼむがそれでOK(火を通しすぎると固まっているためしぼまない)


⑨食べる時に粉糖をふるか、先にかけておきたい場合はなかない粉糖(溶けにくい粉糖)をふるう


~期限・保存~

 時間が立つと食感が損なわれるため、焼成後は当日中に食べきること。

 練りパイ生地のみ、先に作って冷蔵・冷凍で保存しておくことも可。

 詳しくは基本の練りパイ生地レシピ 参照。