口の中ですーっと溶けてなくなる柔らかさの抹茶プリン。
加える材料の色や、熱を通すと退色しやすい抹茶の特徴から優しい若草色の仕上がりで、ゼラチンプリンほどはっきりとした色味は出にくいものの、卵の力で固める本来のプリンならではの食感や風味と抹茶の組み合わせは、より和を感じる気がします。
トッピングやソースも和風に、白玉や小豆、黒蜜、練乳などがおすすめ。
出来上がったら風味が落ちないうちに、早めにどうぞ。
~作り方~
90ccの器 4個分
卵黄 35g (M2個分)
きび砂糖 35g
抹茶 6g (大さじ1)
牛乳 150cc
生クリーム 100cc
白玉・あずき・黒蜜・練乳 適宜
①小鍋に牛乳と生クリームを沸騰直前まで温める
②ボウルにグラニュー糖とふるった抹茶を混ぜて、そこに小鍋の牛乳を少量加えて抹茶を溶かすようにペースト状に練る
③卵黄も加えて泡立てないよう静かにすり混ぜ、そこに残りの牛乳類を温かいうちに少しずつ加えて溶きのばす
→温かいうちに混ぜることで材料が馴染みやすい
④茶漉しなどで漉しながら型に流し入れ、アルミホイルで隙間なく覆ってふたをする
→漉すことで口当たり滑らかになり、漉さないと底面に抹茶のざらつきが残る
⑤鍋にカップを並べて型の半分の高さまで水を張り、中~強火にかけ、沸騰し始めたらすぐ火力を極弱火に下げ、鍋のふたをして15~20分
→型の大きさや深さにより時間は調整、少し揺らしてみて表面中央がやや波打つ程度まで固まっていればOK、全体が波打つ場合は1分ずつ様子を見ながら加熱
⑥粗熱が取れたら冷蔵庫でしっかりと冷やし、好みでソースをかける
~抹茶のお菓子について~
抹茶味のお菓子には、新鮮で美味しい抹茶を使うのももちろんですが、苦さと甘さのバランスも大切。
プレーンのお菓子を抹茶味に変えたくて抹茶を加える時には、苦味とのバランスを取るためにある程度の砂糖も必要になってきます。
ただ最初から抹茶用のレシピを見て作る際、抹茶や砂糖の分量が同じでもどちらかの種類が違うだけで味の感じ方が変わってくることもあるので、自分が使う抹茶や砂糖に合わせてそれぞれ加減して調整してください。
例えば抹茶も苦味が強いものからすっきりしたものなどありますし、砂糖もきび砂糖がない場合、軽い甘さのグラニュー糖を使う時は数g多目に、どっしりとした甘さになる上白糖を使う時はやや少なめにするとバランスが取れやすいと言う感じです。