■香功(Xiang Gong/シャンゴン)霊視改善レポート Vol.8
【真・揺櫓渡海】By はすみ
<マメ知識>
香功は、元来「中国芳香型智悟気功」として伝承されてきたが、1991年に洛陽で開かれた全国香功学術研究会に於いて正式名称を「中国芳香気功」、略称を「香功」と呼ぶことになったという。
練功中に芳ばしい香りを感じる人もいるため香功と呼ばれるようになったそうで、その名の持つ柔らかいイメージに反し潜在能力開発の気功として長い間秘伝とされてきたようである。
この香功の功法ひとつひとつについてHTが霊視を試み、本来あるべき姿への蘇生を行った。
▼一般的に普及している揺櫓渡海の動作▼
1)足は、そのまま肩幅に広げて立つ。
2)胸の前で両手のひらを下に向け軽く握り、ボートを漕ぐような動作で胸前と脇腹の間で上下に運動させる。
3)上半身は動かさず、手を前に伸ばす時は手のひらを下に向け指を伸ばし、脇腹まで降ろした時は握るようにして36回繰り返す。(最大54回)
▼霊視後の「真・揺櫓渡海」の動作▼
①「真・腰入れ」「真・顎引き」で立つ。
鎧ーGAIーやスターフット③といった気功グッズを足で踏んで行ったほうが、この行法は効果的である(香功のほとんども)。
②膝を緩める。
③両腕をゆるゆるながらも前に伸ばし、脱力ぎみに掌を下に向け、舟の櫓を持つような体勢をとる。
④実際のボート漕ぎとは異なるが、伸ばした両手をゆっくりと胸に引き寄せる。
両手を引き寄せる動きに合わせ両足の踵と仙骨から同時に気を吸い上げるよ。
吸い上げる気が百会に充実するタイミングと、両手を胸に引き切るタイミングを合わせる。
⑤初心者はここで一旦、息を止める。
⑥息を止めたまま、引き寄せた両手を下丹田(腹部)の位置までゆっくりと下げる。
この動きに合わせて百会から脱力していき、気を丹田におろす。
⑦丹田(腹部)を充実させたら、両手をゆっくりと前に出しながら、丹田に充実させた気を長く直線的に遠くへ放っていく。
吐くときは口を使ってもよい。
この呼吸を3~36回繰り返す。
※ 下丹田が外気の出口となる。下丹田という気の出口のイメージが小さい人が多いので要注意。点とか野球ボールみたいに小さい下丹田では、気功的に伸びない。せめて、肋骨の下あたりから骨盤の上あたりまでの巨大な下丹田から放ってほしいものである。
※ 荒波を豪快に渡っていけるほどの巨大な下丹田の力をつけていくこと。
※ 慣れてくると、腕の動きが∞を描くようになるだろう。
※ 気を放っている間は、ムーラ・バンダ(肛門の引き上げ)をするといい。
※ 真・腰入れ・・・肛門と臍を結ぶ一直線を体内で意識する。その直線を結び付けていくように、体内で引寄せていくこと。人によっては自然に骨盤が動き背骨がバランスよく乗っかってくるだろう。
※ 真・顎引き・・・真・腰入れの状態で、ぼんのくぼを緩めることで顎を引くこと。
※ 舌の位置や発音によって更に効率的に丹田の開通を促進する秘伝の方法がある。これについてはネット非公開。
<<比較>>
これまでの「揺櫓渡海」は、単に胸前から丹田の範囲で腕を伸ばしたり引き寄せたりするだけの動きとなっており、何度繰り返しても「気」の充実を感じることは到底できなかった。
好意的に考えても単に空中で腕を振り回している感じだ。
一方「真・揺櫓渡海」の功法は、丹田に集められた気の充実度を驚くほど感じ、海原を渡っていく力強さを「気」で実感することができる。
両足の踵と仙骨から吸い上げ百会まで満たされた内気を丹田に循環させるので、体全体で「気」の動きを捉えることが可能となるのだ。
これを繰り返し行うと内気の充実度が自然に増し、丹田も開発されるため、より大きな「気」の放出を実現できるという訳だ。
==体験者の感想==
今まで何度繰り返しても、ただの腕振り体操って感じで、気功ってこんなもの?
と頭の中にいっぱいクエスションマークが飛んでいました。
ところが、「真・揺櫓渡海」を行うようになって、やっと「揺櫓渡海」と名付けられた意味や丹田から発せられる気がわかるようになりました!
日々繰り返すことにより、丹田からの気が増強され、ドラゴンボールの悟空になった気分です。
毎日丹田からカメハメハァァァ~~!!みたいな・・・ふふふ♪