3.11の前後から「頭痛がする」とおっしゃる患者さんがたくさんいらっしゃいました。
他にも下痢、耳鳴り、腰痛、異常な眠気なども
未曾有の大災害ですから、皆様、腎 ・肝 ・肺 などの調子を崩されて、それらの症状が出ていることも十分に考えられます。
実は、当時、私自身も身に覚えのない頭痛が続きました。単純に電磁波の影響なのではないかと考えておりましたが、皆様の症状を伺っていると、低気圧がきた時の症状にも似ています。
その後、ネット上でも「体感続」と呼ばれる、体感によって地震を事前に予知している方々のことを知り、後学のために少しのぞいてみました。
それによると、ナマズが暴れる、ラジオの電波が乱れる、動物が普段と違う行動をとる、などを宏観といい、身体に異変を感じることによって、地震の位置や時期を予測することを「体感」というようです
地震の前に感じられる「体感」は主に以下の通り
頭痛
耳鳴り・耳ふさがり
下痢
腰痛
手足の熱感
異常な眠気
注意深く観察していると、これらの症状や、耳鳴りが聞こえた方角、症状の重さなどから地震の場所や時期が特定できるようです。そして、興味深いのは、「抜けた」という状態があり、ずっと続いてきた症状が治まった時に地震が発振するということもあるようです
耳鳴りについては、霊感のある方には実はおなじみの現象で、「片方の耳からだけキーンという金属音がして一瞬耳が塞がる」などは、覚えのある方もいらっしゃるのではないかと思います。
「霊感族」が何人か集まると「あ、来たね」と、顔を見合わせたりして。霊も電波を発するのか、もしくは人間の帯びている電波が何かを感知するのか、というような仕組みなのでしょう。その時に、気圧の変動のような耳鳴りを感じるようです
体感族の方々は、地震に伴って発生する電磁波をとらえていらっしゃるのでしょうか?
電波はしばしば低気圧や台風によって遮断されるので、気圧の変化と電磁波による人体への影響を体系的に調べることができれば、きっと関連性があるものと感じます
さて、地震予知は、観察を重ねていらしている方々にお任せするとして、私としては職業柄、「体感」を異常(体の不調)と見なすかどうかが問題となります。
まず第一に、ご本人が「体感」を身体の当然の反応だと考えているか否か?
そして、これを改善したいと考えているのか(激しい痛みをとりたい・・・などですね)否か?
に、かかっていますよね
そして、血虚の記事(それは血虚 、まだ血虚 )でお知らせしたように、
見えないものが見える
通常は感じられないものが感じられる
という場合
通常より感覚が鋭い
という状態の他に
五感が十分に働いていないため、第六感が代用している
身体に不調があるため、代替する能力としてある感覚が突出している
状態であるとも考えられます
この状態では、「体感」は東洋医学による治療の対象であるといえます
そして、施術によって改善されます
つまり、体感がなくなることが考えられます
もちろん、全ては体感を感じている方が、そのことを利益と感じるか、不利益と感じているかによりますね。
そして、実は関連付けて考えたり、注意を向けていないだけで、「体感」は誰にでも備わっている能力なのかもしれません
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