キンプリを観に行った話 | ロリポップソニックザヘッジホッグ

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世界の片隅でひっそり生きている女のどうでもいい日常

気づけば前回の日記から3ヶ月は経っていた。あれから人生の方向がまた少し動いた気がする。環境が変わるのは突然だ。

何もしない期間があり何気なくアニメを何本か視聴していた。

そんな中Twitterで流れてきた

「キンプリはいいぞ」の羅列、レポ漫画。

キンプリがやばいのは初日に観に行った人が呟いていたのだが、正直

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このビジュアルだけでは自分の興味が沸かなかった。なんか地球を守る帝国軍の話かなんかなのかな?、にしては手前の青い髪の男の子のラフさは気になるが。

まぁまぁ私はきっと好きにはならないジャンルであろう。
、というかアニメを見始めたのもここ最近であり、にわかというのもおこがましいくらいのアニメ初心者だし、これからもキンプリにはどっぷりハマる気もないってもんだ。


しかし日毎に増えるキンプリのレポ漫画。やたらとRTで回ってくる。

そして大体の内容が

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観た人が宇宙に呑み込まれている描写が多いのである。

何なんだ?宇宙戦争か?star wars的なものなのか?にしてはあの手前の青い髪の男の子はなんなんだよ?!

そして「ケツからハチミツが出てきてEZDODANCEでシックスパックで刀ドーン!空飛ぶ列車に乗って星座になった」みたいな事が書いてある。

わからない。

全くわからない。

だけど最後には皆んなこう締めくくっている。


「キンプリはいいぞ」

いやもうだからなんなんだよ?!?!

気になってしょうがない。
気づくとキンプリのレポを検索しまくっていた。
なんなんだ、なんなんだよ?これ、、

もう我慢できない。

これはもう次の休みに観に行くかと決意を固めた。
平日の夕方に一応予約するかとサイトを開いたら
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黄色が空席である。
一席、、、一席??!?!?!?!ん
ええええ?!?!!!!?まてまてまてまて。


な、、なめとった、、、
キンプリなめとった、、、
しかもグズグズ会員登録してたら席が無くなってしまった。
エッー!
今日は見れない、、?

なんかもう絶対見てやる、、次の休みに絶対見てやる、、、

それから2日後。
昼休み中にサイトをチェックして空席をゲット。もうどこでも構わない。

ドキドキしながら向かう。



とりあえずプリティリズムとやらの女の子のアイドルのアニメだったがそれのスピンオフ的なものらしいとの情報だけゲットした。しかし初見でも全然問題なく楽しめるらしい。





シアターのある階までエレベーターに乗っていたのだが「私8回目だよぉ~、、、こないだ泣いちゃった、、尊くて、、」なとどいう会話が聞こえる。震える。なんだよ、、面白そうだなと軽い気持ちで来ちゃったけどこええよよ、、応援上映とやらを見たかったのだがそれは土日しかやってないっぽい。とりあえず静かに見るか。
最初は一般上映がオススメらしいし。


何回も見てる人は「エリート」と呼ばれるらしいのだがどうやら周りはエリートが多いようだ。その中でサラリーマンらしき男の人が見える。この人も私と同じであのレポ漫画から興味を持ったのだろうか。
あのサラリーマンは観たあと何を感じるのだろうか。そして私も。

ドキドキする。


そして始まる本編。
何かキャラが一人ずつ喋っている。上映前に渡されたプリズムキングカップとやらの投票の為らしい。
静まり返る映画館の中で響くキャラの声。

私はもう耐えれる予感がしなかった。
こういうものはあまり見た事が無く、しかもシーンとした中で大勢の人と見ている。それだけでシュールな気がしてマスクの下でニヤニヤしていた。
本編はもっと凄いらしいのに序盤でこれでどうする?



そして始まるオーバーザレインボーのプリズムショー。

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「パ~ラダァ~イス❤️」
「ハッ!!」などと言いクルクルとジャンプしたり、いきなり三人がベッドの上で「寝坊しちゃった。でも大丈夫僕らが送り届けるから」なんて、言ったりするシーンが続く。ツッコミが忙しくて脳内が追いつかない。
でもまぁ予想の範囲内だ。
ふんふん耐えれるかもしれんな。


そう思っていた次の瞬間。

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「?!」



「ア~ン❤️」
じゃねぇよ、、


何が始まった?この黒塗りの女の子に自分を当てはめるのか?
カヅキは雨に濡れながら濡れない様に高速で自分を乗せてくれている様だ。
おもくそ濡れているのに濡れない様にチャリ漕いでくれている、、どうしよう、、ツッコミたい、、
コウジはソフトクリームの垂れた手をペロッと舐めて「甘い❤️」

どうしよう、、




そして極め付けの「公道の2人乗りはダメだよ❤️」って今まで散々2人乗りのシーン 見せてきたのそっちじゃねぇか、、って突っ込む暇がなくなるくらい次々にツッコミたくなるポイントが満載なのだ。



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主人公のシンくんがプリズムショーを観た帰りにその天性の才能を見抜かれてオバレと同じ学校に通う事になるのですが、、

このシンくんはやたら顔を赤らめたりいきなり全裸でプリズムショーを楽しんだりする。とってもピュア。ピュアって何なんだ、、?


なんか凄い貧乏なアパートでやたら豪華な食事作ったりセロリは熱を通すと臭みがなくなるからとそのソースが合うパッパルデッレ作ったりいきなりストリート対決でEZDODANCE始まったり、、


なんでチョイスがパッパルデッレなんだよ?!なんで??なんでアパートでフランス料理みたいなの作ってんの?ちゃぶ台での違和感が?!?!


そうこうしてる間にカヅキ先輩の
「バーーーーニーーーン!!」が響く。
しかしカヅキが着ている服がものすごくダサい。
ファイヤー柄である、、そんな事をうすらボンヤリ考えていた、、周りは火の海、、
ここは通常の駐車場みたいなとこなのにスケートリンクみたいな動きするしスケートシューズ履いたままスケボーしたりする

ツッコミたくないのにツッコミが終わらない。




そしてアレクサンダー大和が出てきた辺りで私は思った。

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もうツッコむとかの次元じゃないのかもしれない、、
だってダンス対決なのになんか衣装こんなことになってるよ、、?

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私は身を委ねてみた。


いつのまにか凄い勢いで回転しているアレク。

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私は何を見ているのだろうか。

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だんだん布面積が小さくなっていく衣装。

そしてデカイ剣。
バーニーーン
竜に乗ってるしアレクに至ってはシックスパックでどでかい剣受けちゃってるし?!?!


死ぬ。
二人とも死んじゃう、、
これ普通のダンスバトルだったよね?
バトルが進むにつれ布面積の小さくなっていく衣装、減っていくライフゲージ。


壮大なスケール。

もう笑いたい。


それと同時に行われていくコウジとシン君の対決、、いや対決じゃなかった最初は。一緒に練習するみたいな展開だった、、


ケツから出るハチミツ。
赤い糸で巻かれるシーン
パラダイスからハリウッド行きになる空の電車。
星座になるオーバーザレインボー。


書かれていた事は全部本当だった。
嘘偽りナシの世界である。
呼吸が苦しい。
笑いが耐えれない。けど静まったこの空間で笑えない。
こんなの応援上映のが良かった、、!!シーンとしてる中初見きつい、、


私はスクリーンの斜め上の辺りで必死に耐えていた。画面を見たら笑ってしまう。
つっこんでしまう。この空間に笑ってしまう。我慢しろ、、と言い聞かせていたのだがやはり欲望に負けて一人笑いを堪えていた。
エリートの方々はもう笑う段階を飛び越えているのだろうか。修行僧かよ、、



そして、、


私は気づけばプリズムショーに魅せられていた。


全員が真剣なのだ。
登場人物は本気で観客を楽しませてくれているのだ。
本気には本気で答えなくてはならない。






ヒロ様~!!

コウジ~!!

カヅキ~!!



ハッ!!!
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キャ~!!!!

「みんなにーーきいてほしいことがありまーーーす!!!」

突然のシン君の学校へ行こうの未成年の主張みたいなシーンでまたニヤける。
ダメだ、もう少しだ。耐えろ、、


ハッハッ、、苦しい。

あ、これ、あれだ、、
ルナティック雑技団の愛咲ルイのコンサートに通ずる、、
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「ついてこれないやつはおいてくぞ~~~!!」
「ぎゃあああ❤️」


置いていかれるのだ。しがみつかないと。


私はもう夢美の気持ちがわかる、、
多分応援上映行ってたらこうだったのだ。。

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畏怖と恥ずかしさと戸惑い、、
もうこれだった、、、
夢美と違うのは、私はプリズムショーの虜になったっていうこと、、






シン君が歌った曲もEDのドラマチックLOVEもいい曲だった、、


一時間弱で濃厚すぎる内容。

すごい、、



そして足元がおぼつかないまま劇場を出た。
「ヤバイ、、ヤバイ、、ヤバイ、、誰かに言いたい、、誰かと分かち合いたい、、」
もうそれしか考えられない。

「ヤバイ、、ヤバイ、、」それしか言えなかった。



「ヤバイものを見た」何がどうヤバイとかそんなの言葉にできる自信がない。

キンプリはいいぞなんて偉そうな事は言えない。
ただ言えるのは

「ヤバイものを見た。」

ただそれだけであった。


そこからはキンプリの考察を漁る生活であった。


あの貧乏な部屋でヒロがずっと住んでいる 理由だとかオーバーザレインボーが結成されるまでの経緯だとかどんな気持ちでカヅキとヒロがコウジを送り出したのとか、、、


ああああああああーーーー
そんな経緯が、あったなんてーー!!!


またキンプリをみたい。踏まえた上でキンプリをもう一度キンプリを見たい。プリズムショーをもう一度見たい。EZDODANCEもオバレの曲もシン君の歌う曲もEDも聞きたい。


そしてもう一度見に行った。一人の友達を道連れに。



彼女はアレク推しなりました。
そして「また見たい、、」と呟きました。

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キンプリはヤバイ。

初めて自分の中の価値観を変えてくれるものに出会った喜びを覚えてるか?プリズムショーとはそういった忘れていた気持ちを呼び起こしてくれる。



私は管理人の山田さんとカヅキ先輩とシン君が推しです。


いや全員可愛いです。



プリズムショーはすごい。



これは一体何なんだ?一回目でもう充分だと思って外に出たのに気づくとまたアレを見たくなっている。
うら若き少年達のキラキラした姿とそのキラキラを飛躍させる壮大なスケール、、





また、、見たい、、
キンプリ見たい、、









じゃあの。