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2011218日付の「RBB Today」が『明石家さんまが司会を務める情報バラエティ番組「ホンマでっか!?TV」に出演している経済評論家の門倉貴史氏が、今後は同番組に出演しないことをブログで報告した』ことを報じていた。


門倉貴史氏は、2011年の1030日で40歳になる新進気鋭の経済評論家。

私は、購読している雑誌「週刊SPA!」誌上で45年前に門倉氏の存在を知ったが、主張が明確で、やや上から目線の表現になって申しわけないが氏のコメントは「いいとこついていいるよなぁ」という論調が多く、個人的には注目している評論家さんである。


そんな門倉氏に対する感想を抱いていたので、「ホンマでっか!?TV」を降板(辞退)する旨の記事は、少し驚き、すぐにブログを覗きに行ってみました。

http://ameblo.jp/kadokura4/


すると、主に、以下の3つの理由で、「出演を辞退すること」に決めたそうです。



◇発言の機会が平等に与えられていない

⇒ベルを押しても気づいてもらえない、あるいは、無視される

⇒発言しても、大幅に編集される


◇他の評論家が、話をしている評論家の発言を妨害する


⇒発言しているのに、突然横から入ってきて頭ごなしにその発言を否定する

⇒それを暴走させたままスタッフも止めようともしない

⇒そもそも、学説とは、100%の確率で正しいわけではないのに「断言する」学者は傲慢不遜である



◇お笑い芸人のような扱いをされている

⇒番組の中ではオチ要員として使われているシーンが多い

⇒オチ要員とされることで、本業(経済評論家)にも影響が出る



詳細のコメントは、門倉氏のブログを見ていただくことにするとして、以上が、ブログに綴られたコメントの概要です。



このコメントを読んだ感想は、「ごもっともな意見」、しかし、「バラエティ番組とは、そんなもんだけど、そういう扱いが耐えられなかったんだろうな」、「門倉さんは真面目な方なんだな」などと想いました。


ただ、いい方は酷ですが、番組サイド、あるいは、司会の明石家さんまさんとすれば、「単なる経済評論家であれば門倉氏を番組に起用するわけがなく、ゲストコメンテイターの中では、一番のイジラレキャラだから、レギュラーで起用している」というのがホンネだろうと思います。


たとえば、島田紳助氏が司会をする「行列のできる法律相談所」でいえば、門倉氏的ポジションは弁護士の本村健太郎氏。

本村氏は、もともと「役者志望」なので、「バラエティ番組とは、文化人であってもいじられるもの」との認識があり、積極的、時として自らイジラれ、「山崎邦正氏」のモノマネを演じている。


つまり、NHKでいえば、「クローズアップ現代」や「ためしてガッテン」のような「文化教養番組」に出演しない限り、「文化人と言えどもイジラれて当たり前」「人の発言を無視してしゃべくりまくるキャラの強い個性でないとダメ」「面の皮の厚い、平気で、立証されてもいない仮説を、さも常識として成立しているかのように主張する」ような性格でないとバラエティ番組のコメンテイターとしては務まらないといえるのだろう。



その点、「ホンマでっか!?TV」の出演陣でも、キレイ系のおおたわ史絵氏や植木理恵氏は、さんまさんからイジラれもせず、スムーズに持論を展開できている。

専門は工業化学なのに、環境学で注目された武田邦彦氏は、「百戦錬磨の面の皮の分厚いおじさま」だから、持論をガンガン主張するし、他の出演者に反論されてもめげない。

また、生物学者の池田清彦氏は、本来は真面目な学者さんだけど、バラエティ番組の特性をわかっていて、「多少は大げさにしゃべっても、バラエティ番組なので、自分に期待されていることはこんなことだろうから、しゃべっちゃえ」という割り切りが、テレビを見ていて伝わってくる。



「文化人がバラエティ番組を降板した過去」と言えば、行列のできる相談所で「橋下徹氏」の前に出演していた「弁護士の久保田紀昭氏」が思い出される。

久保田氏は、キャバクラ通いが報じられたことをきっかけに、その後、「本業回帰」を宣言して番組を降板した。



結論から言えば、文化人がバラエティ番組に出る場合は、

◇お笑い的要素、期待された役割を演じ、それを割り切りる心が必要

◇プライバシーを芸能人並みに暴かれるので、耐えられない人は出演してはダメ

◇面の皮が分厚く、心臓に毛が生えているぐらいの図太い精神がなければダメ

ということになるのだろう。

わたしなんぞ、「期待された役割を演じる」ことは、ぜんぜん演じることができるが、「精神的に脆い」ので、到底、バラエティ番組のコメンテイターは務まらないだろう。(というか、オファーもあるわけないし(笑))



門倉氏は、バラエティ番組出演以外にメディアにちょこちょこ出ているので、そこまで影響はないと思えるが、テレビの世界は、一度、「バラエティ番組で使えない」と烙印を押されると、徹底して使われない。

現に、久保田弁護士は、過去のVTRで、存在さえ抹殺されている。

門倉氏には、申しわけないが、一視聴者としては「門倉氏がイジラれている姿」はバラエティ的には面白かったので、出演辞退は残念である。

それにしても、「人の発言を無視しまくり、横から妨害する最たる番組」は「朝生」(朝まで生テレビ)である。

門倉氏が、朝生に出演したら、どうなるんだろう??と思う。

ぜひ、テレ朝さんは、門倉氏を、朝生でいつか起用して欲しい。


ちなみに、門倉氏が指摘している「発言を妨害する学者」とは、澤口俊之氏のことであろう。

確かに、番組を見ている限り、澤口氏は、人の意見を無視する失礼な人だ。

ただ、今では、大学を辞めて個人研究所を立ち上げているから、「目立ってナンボ」である。

だから、澤口氏のようにある意味、アクは強くなければ、自分の本業にも番組出演を利用できないのだろうから、ある意味「テレビ的には賢い振る舞い」といえるのだろう。


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