工事が予定より遅れていて
なかなかサロンの器は出来上がりませんが、
なんと嬉しいことに
昨日は、お二人の体験、見学がありました。
お一人は、お知りあいの紹介で来られ、
シューマンの「蓮の花」「献呈」のレッスンを見学されました。
72歳という年齢をお聞きして驚きましたが
とてもお若くて、表情がイキイキとされています。
お孫さんと一緒に、歌ったりピアノを弾いたりできるようになればいいなと
希望をお持ちです。
素敵ですね。
「ドイツ語なんてとてもできません」
とおっしゃられるので
「お好きな歌から始めましょう」
と、
来週は、「赤とんぼ」「春よ来い」を持って来られるということです。
そして、もうお一人は
現役の大学院生のお嬢様でした。
お話を伺っていると
不思議に感じるほど、その方の経歴が
私のそれとよく似ていました。
大学では歌のレッスンが受けられないので
もっと歌いたい、というお気持ちで来られました。
子供のころから合唱団に入っておられて
声楽のレッスンもきちんと受けてこられただけのことはあって
とてもよい発声をされていました。
のびやかで、響きのある素敵な声でしたが
何よりも、その方が持っておられる
歌への愛情を感じることができました。
「ああ、この人は本当に歌がお好きなんだな~」と
思いながら、ピアノを弾かせていただいていました。
それぞれの思いを持って
足を運んでくださった生徒さんの
その思いに十分お応えできるように
私も一生懸命に励みたいと思います。
責任と、喜びをあらためて強く感じました。