病気と上手に付き合う―生活のコントロールを取り戻す | ヨハネのブログ

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I am Japanese female Christian Masako
Katahira, age 66.

I stay at Kagoshima,Japan after 2-year-stay of Yerevan, Armenia from September 2022.
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先回、「病気と上手に付き合う-病気について知った時 」をアップしました。今回、病気であることが分かったとしても、生活のコントロールを取り戻すために何ができるかということについて取り上げたいと思います。


コントロールを取り戻す


病気について初めて知り、感情面での落ち着きを取り戻すにつれて,『どうしてこんなことが自分に起きたのだろう』などと思っていたのが,『こうなったからには,何ができるだろうか』と考えるようになることでしょう。この時点で,現在の状況から先に進むため,さらに幾つかの段階を踏むことができるでしょう。そうした点の幾つかについて考えましょう。


与えられた情況に順応し、無理なく達成できる目標を立てる


「病気は生活を見直す機会となる。何かに気づかせてくれるものであり,何かの終わりを告げるものではない」と,スピーゲル博士は述べています。こう自問してみてください。『病気になる前は自分にとって何が重要だっただろう。この点に変わりがあるだろうか』。こうした質問によって,できなくなったことを探すのではなく,やり方を変えればまだできる事柄を見きわめるのです。


「どんなに小さな目標に思えても,それを達成すれば,もっとがんばろうという気になります」と言うのは,オランダに住むレックスです。レックスは20年以上前,23歳のときに事故に遭い,体が麻痺してしまいました。その後,様々な理学療法をしていた時に,タオルで顔を洗うといった目標を定めるようしきりに勧められました。とても大変でしたが,できるようになりました。その目標を何とか達成できたことに気づくと,自分で歯磨きのチューブを開け閉めするという別の目標を立てました。それもやり遂げました。「簡単ではありませんでしたが,思ったよりも多くのことができるのに気づきました」と,レックスは言います。


次に、ヘレンの例を考えてみましょう。過去25年にわたって,多発性硬化症がヘレンの筋力を奪ってきました。最初は,歩き続けるために歩行器を使いました。その後,右手が利かなくなったので,左手を使うようにしました。次に,左手も動かなくなりました。それから約8年後には,歩くこともできなくなりました。現在では,他の人に体を洗ってもらったり,食べ物を口に入れてもらったり,服を着せてもらったりする必要があります。そのため,ヘレンは悲しくなりましたが,それでもこう述べています。「『自分がしていたことではなく自分にできることを考えよ』というわたしのモットーは変わりません」。


ヘレンが病状が進んでも,その時の状況にあった,目標を立て,それを達成しようとしてきました。このことはだれにとっても重要です。なぜでしょうか。目標を立てることによって将来に思いを向け,目標に達することによって達成感を持てるからです。ある程度自信を取り戻すことにもなるでしょう。


与えられた情況に順応しましょう。やり方を変えればまだできる事柄に注意を集中しましょう。具体的な目標を定めるようにしましょう。聖書は、「むしろ各人は自分の業がどんなものかを吟味すべきです。そうすれば,他の人と比べてではなく,ただ自分自身に関して歓喜する理由を持つことになるでしょう。」と助言しています。(ガラテア 6:4)


クリスチャンの目標は「他の人と比べて」勝ることではありません。同じように長期的な病気を抱えていても,身体的および感情的な造りは人によって異なるので,他の人には達成できる目標でも自分にはできないことがあります。以前の自分と比べて勝ることができるならば、「ただ自分自身に関して歓喜する」ことができます。


自分が無理なく達成できる目標を持ちましょう。その目標を達成する時、喜ぶことができます。例えば,『今日は聖書の一つの章を読むことにしよう』と心に決めることもできます。自分にとって現実的な目標を立てるようにしましょう。


他の人のことを考え、助けると言う目標を立てる


前述したヘレンは、夫や看護に来てくれる人たちのおかげで,また自分でもあれこれと工夫して,以前いつも行なっていた活動の一部を何とか続けることができています。ヘレンは11歳のころから,やがて訪れる平和な新しい世界についての聖書の約束を他の人に伝えることを生活の中の大切な活動としてきましたが,病状が進んだ今日でも毎週これを行なっています。(マタイ 28:19,20)


ヘレンは、その方法をこう説明しています。「看護の人に,新聞を見せてくださるようお願いします。一緒に死亡広告を読み,そのうちの幾つかを選びます。それから,亡くなった方のご親族への手紙に含めたい事柄を看護婦さんに伝え,その手紙をタイプしてもらいます。その手紙を添えて,聖書の,慰めとなる復活の希望を説明している,『愛する家族を亡くしたとき』という冊子を送ります。これを毎週日曜日の午後に行なっています。こうすれば,今でも神の王国の良いたよりを他の人に伝えることができるので,幸せに感じます」。


先ほど言及したレックスも妻のティネケの支えを得て,さらに大きな目標を幾つも達成しました。例えば今では,ティネケに付き添われて,車いすで家から家へと訪ねて,他の人に聖書の知識を伝えています。また,重度の障害を持つ男性を週に一度訪問しては励まし,その人と聖書を研究しています。「他の人を助けることは大きな満足感を与えてくれます」とレックスは言います。


あなたも他の人を助けるという目標を立てることができますか。病気だったり障害を持っていたりするほうが,かえってうまく人を慰められることがあります。自分自身が問題を抱えているので,他の人の痛みをいっそう理解できるからです。聖書も,「受けるより与えるほうが幸福である」と述べています。(使徒 20:35)他の人のことを考えて何か他の人を助けることをすれば、自分の試練のことばかり考えないように助けられ、生活から喜びと幸福感を得られるでしょう。


例えば、ブログでは、大変な状況にある人を見つけて励ますコメントを残すこともできるでしょう。その際、自分が知っている聖書の知恵や希望について話せば、他の人の助けになれます。他にも、他の人のために祈ることを目標にすることもできます。このことも、自分の試練から目をそらし、物事を広く見るのに助けになるでしょう。


この記事は、目ざめよ2001年1/22号「病気と上手に付き合う-どのように?」から抜粋されています。一部付け加えています。次回は、「病気と上手に付き合う-他の人との接触を保つ」をアップしたいと思います。








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