エゼキエル1章・エホバの天の組織 | ヨハネのブログ

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I stay at Kagoshima,Japan after 2-year-stay of Yerevan, Armenia from September 2022.
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エゼキエル1章・エホバの天の組織

「生き物が行くとき,輪はそのそばを行き,生き物が地から上げられるときには,輪も上げられるのであった。どこへでも霊の行こうとする所へ,彼らは行き,霊はそこへ行こう[とするのであった]。」(エゼキエル11920)

 

エゼキエル1章と10章によると、預言者エゼキエルは畏怖すべき天のエホバの幻を与えられました。(エゼキエル11)その幻の中に、四つの生き物がいました。四つの生き物は、ケルブという種類の霊者でした。(エゼキエル10920)その生き物は四つの顔を持ち、四つの翼のある人の姿をしていました。(エゼキエル16)



その生き物の頭上に大空があり、その上方に王座があって人のような姿をした方がおられました。(エゼキエル1:26)その方はエホバでした。詩篇にはエホバ神がケルブたちの上に座しておられると述べられています。(詩篇80:1;99:1)エゼキエルの幻の中で、ケルブが特別に記述されているということは、ケルブがエホバのすぐ近くにいる高位のみ使いであることを示しているでしょう。



その四つのケルブの傍らに貴かんらん石のようなきらめきのある輪がありました。その輪は車輪と呼ばれました。(エゼキエル1013)その四つの車輪は、一つの輪の中に、別の一つの輪が交差していました。(エゼキエル116)

 

ダニエル書の他の箇所にみ使いが登場しますが、貴かんらん石のようでした。(ダニエル106)それで、その貴かんらん石のきらめきのある車輪は、エホバ神に仕えている幾億もの霊者なるみ使いたちの様子を表わしているでしょう。(ダニエル710)

 

もちろん、これらの幻は文字通りのものではありません。それらは、天の霊者たちでなるエホバ神とその組織を比ゆ的に表わしていました。それにしても、この幻はエホバ神が特定の体を持たれること、天の霊者たちの上に君臨しておられることを表わしています。


四つのケルブは、人とライオンと雄牛と鷲という四つの顔をしていました。(エゼキエル110)ケルブの一つの顔が人であるというのは、ケルブが人のように死すべき存在であり、さらに人間と同様にエホバのことばに霊的に依存していることを示しているのでしょう。(詩篇104:15。マタイ44)


ケルブのもう一つの顔が、ライオンであるというのは、ケルブが霊的な事柄にライオンのような「おう盛な食欲」を持っていることを示しているでしょう。(ヨブ38:39。ペテロ第一112。詩篇10421)また、ケルブが、ライオンがほえるような大声で勇敢に神からの音信を伝える存在であることをも示しているのでしょう。(サムエル第二17:10。アモス3:8)


ケルブのもう一つの顔が若い雄牛であるというのは、若い雄牛は昔モーセの律法のもとで焼燔の捧げ物として用いられたので、ケルブがエホバに専心仕える存在であることを示しているかもしれません。(レビ23:18。詩篇1044)エゼキエル1014節では、雄牛の顔の代わりにケルブの顔になっています。ケルブの像が昔契約の箱の上にあり、ケルブの顔は箱の覆の方に向いていました。(出エジプト2520)このことは、ケルブがひたすら、エホバのご意志を窺っていることを表わしているのでしょう。イエスもみ使いたちは、エホバのみ顔を常に見守っているといわれました。(マタイ1810)


ケルブのもうひとつの顔が鷲であるというのは、ケルブが広く世界を遠く将来まで見通す鷲のように優れた霊的な視力を持っていることを示しているのでしょう。(ヨブ記39:29)また、神のご意志を行なうために鷲のように迅速に行動することを表わしているのでしょう。(ハバクク1:8)

 

ケルブにも、車輪にも、目がいっぱいついていました。(エゼキエル1:18;10:12)このことは、ケルブやみ使いたちが、絶えず目覚めていて、あらゆる場所にいる悪い者や良い者を見張っていて、地上で起きることを決して見逃さないことを示しているでしょう。(箴言15:3)でも、ケルブやみ使いたちは、とりわけエホバ神の義の基準を守ろうと努力している神の僕たちに注目しているでしょう。(マタイ18:10。詩篇34:15)天の組織は、神の僕たちの祈りが聞かれるよう、協力するために、体勢を整えています。

 

冒頭の聖句が示しているように、生き物のケルブは、輪であるみ使いたちの組織の中にあって神のご意志を行なうために、率先しているようです。「霊」というのは、おそらくケルブを意味しているでしょう。ケルブとみ使いたちは、神の目的を果たすために、一致協力していることが分かります。

 

ひとりのみ使いが、昔一晩で、アッシリア人の兵士十八万五千人を打ち倒しまた。(イザヤ37:36)そのように強力な幾億ものみ使いが、神の目的を成し遂げるために、全体で一致協力しているのですから、エホバ神は天に非常に強力な組織を持っておられることが分かります。

 

そうしたみ使いたちが神の言葉を成し遂げるため働いているのですから、私たちは神の言葉が成し遂げられることを信頼できるのではないでしょうか。また、私たちは、神のご意志を学んで、行なうよう努力するときに、そのような天の神の組織に味方になっていただけます。