望郷の父・・・10 父の背景「長女の誕生」 | 魂の選ぶ声を聴く ~言葉にならない想いをつなぐ~

魂の選ぶ声を聴く ~言葉にならない想いをつなぐ~

東洋医学と西洋医学を融合し
陰陽五行理論とからだの反応をもとにした
キネシオロジー(筋肉応用学)を使って
無意識のからだのストレス反応を
意識的に変えることで
気づきと健康に役立つサポートをしています

望郷の父・・・目次




父の望みが叶ったのか?


母の実家がなくなったことにより


父は 母の家に養子に入ることもなくなり


母の姓を名乗ることも なくなった




父と母は 父の勤める会社の近くに家を借り


ふたりで 新婚生活を過ごした



そして 私が生まれる



父の実家では、父たち三兄弟につづいて、長男の叔父の子どもも 息子ふたりで


女の子が生まれるのは かなり お久しぶりだったようだ


女の子の私は めずらしがられ、かわいがられ


「蝶よ、花よ」(笑)



私の生まれた家でも


近所の大きいお姉ちゃんたちが とてもかわいがってくれたらしい



そんな父は


「妙子のまつげは (長いから)みつあみができる」


と ほめそやしていたらしい


・・・まつげで みつあみが 編めるわけがない(笑)



そんな母は 私の写真を撮りまくっていたらしく


「妙子の写真を たくさん撮るな


下の子の写真を そこまで撮れるんか?」


と 父に諌められていたらしい



父は まだ生まれていない妹たちのことを想い


長子の私と差ができないように したかったんだろうね


自分が 中間子だからかな




そう、父と母は


自分たちの子どもは 「女の子、二歳ずつちがいの 三姉妹」


と 決めていたらしい



子どもの頃は 「そうなんだ」


と 想っていたが


それが 「当たり前」のことでないことは


大人になるにつれて 体感していった私であった




そして 父と母の「計画」?どおり


私と二歳ちがいで 妹の次女ちゃんが生まれる頃


父と母は 家を建てるのであった