ラスト・ハウス・オン・ザ・レフト | むすめの右フック

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ラスト・ハウス・オン・ザ・レフト/鮮血の美学(2009)
原題:THE LAST HOUSE ON THE LEFT
時間:114分
製作国:アメリカ
ジャンル:バイオレンス

【監督】デニス・イリアディス
【出演】トニー・ゴールドウィン / モニカ・ポッター / サラ・パクストン / スペンサー・トリート・クラーク / マーサ・マックアイサック / ギャレット・ディラハント / アーロン・ポール / リキ・リンドホーム / マイケル・ボーウェン / ジョシュ・コックス


女の子がチンピラに暴行され、女の子の両親が復讐するってお話で、
1972年の鮮血の美学のリメイクですね。




で、これ、世間の評価を見るとオリジナルが絶賛で リメイクは酷評。オリジナルをそんなに楽しめなかった私としては、さらに期待値が下がっちゃいましたけど、いやいや、これが、なかなかよく出来てるんですよ。





しかも 女の子見てビックリ!なんとインキーパーズのサラ・パクストンちゃん!ほら、ビル・パクストンの遠い親戚の!いやぁテンションうなぎ登り~。と同時に、この子がグチャグチャにされちゃうのかと思うと、う~ん、またまた最後まで観れるのか心配になる。





ま、お話的には、ほぼオリジナル通りに進むんですけど 最近の映画だけあって映像が綺麗で観やすいですね。で、私がオリジナルの鮮血の美学で どうしても気になっちゃった復讐の場面。





娘の亡骸を前に怒り心頭となった父親が、目の前で寝てる犯人に逆上することなく、せっせっと罠を仕掛けるトコロ。ここをリメイクでは、どう処理するのかな?と気になってたんですけど





これ、オリジナルから大きく変えてあってですね。逆上できないようにしてあるんですよ。したくてもできないように。これは上手かったですね。で、グチャグチャになった娘を見たお父さんの 激しい怒りと悲しみが入り混じるこのシーン。ここは思わず涙が出たなぁ。





で、もう一つ上手い変更点がチンピラのリーダーの息子ですね。オリジナルでは、ちょと頭の弱い男でしたけど、こちらでは気の弱い男。その彼がお話を盛り上げるのに一役買ってましたねぇ。ま、ちょとゾンビ感染初期?みたいな顔してんですけど、あははっ





しかしこれは、リメイクの方が はるかに良かったですねぇ。細かい伏線がちりばめてあって、オリジナルと比べて見たら その出来の良さを実感できると思いますよ。これは、久々に出しちゃって良いんじゃないでしょうか?




うん、傑作!はっはっはっ

※予告編はネタバレが激しかったから無しだよ。