鮮血の美学(1972)
原題:THE LAST HOUSE ON THE LEFT
時間:85分
製作国:アメリカ
ジャンル:バイオレンス
【監督】ウェス・クレイヴン
【出演】デヴィッド・ヘス / ルーシー・グランサム / サンドラ・カッセル / マーク・シェフラー / ジェラミー・レイン / フレッド・リンカーン / ゲイロード・セント・ジェームズ
女の子が暴行され復讐するってお話なんですが、復讐するのが女の子じゃなくて お父さんとお母さんっていう なかなか壮絶なお話。
この映画は「エルム街の悪夢」のウェス・クレイヴン監督のデビュー作で、製作が「13日の金曜日」のショーン・S・カニンガム監督。これはソソりますよね。ただ内容が、私の苦手なレイプモノたったんで 今まで手が出なかったんです。けど。突然のやる気スイッチ!はっはっはっ
で、冒頭、お父さんが娘に、ノーブラじゃないか!と怒るんですけど、なかなか言えませんよね。娘に。あははっ。ただ、この映画、そういう若い娘に対する教訓めいた話になってます。
都会は怖いトコロじゃ!男は狼なのよ!みたいな。
で、娘の誕生日パーティの飾りつけをする両親と、町のチンピラに拉致られる娘の姿を交互に見せる。う~ん、とても残酷な描写ですよねぇ。最後まで観れるかどうか、ちょと不安になる。あははっ
ただ、この映画、シリアス一辺倒じゃなくてですね。娘を捜索する保安官をコミカルに描いてるんですよ。ドジでマヌケで役立たず!みたいな。このアタリ、風刺が効いてはいるんですが、ちょとチグハグにも感じる。
で、ちょとあらすじを詳しく書いちゃいますけど、これ、復讐シーンが残念でねぇ。私のやる気スイッチが接触不良なっちゃいましたよ。
と言うのも、お父さんはこいつらを 娘を殺したヤツらだと知らずに家に泊めるんですね。で、その後、娘の亡骸を発見し、こいつらが犯人だと気付き復讐に燃えるんですけど、まず、罠とか仕掛けるんですよ。目の前で娘を殺した男が寝てるのにです。普通、逆上していっちゃうトコロでしょ。いくら映画的に面白いと言っても、それは無いな。
で、さらに後味の悪いものにするのがお母さんの一度噛みついたら雷が鳴っても離しません!的なスッポン攻撃。これも無いな。少なくとも美学ではない。っていうか鮮血の美学ってなんだ?はっはっはっ
と、少々、消化不良な印象に終わっちゃいましたけど、この映画はリメイクされてるんで、そのアタリをどう料理してあるのか?ちょと気になるトコロですね。と言うワケで、次回はリメイクの
「ラスト・ハウス・オン・ザ・レフト」でごわす!
ご…、ごわす?はっはっはっ