シティヒート | むすめの右フック

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シティヒートシティヒート (1984)

【監督】リチャード・ベンジャミン
【出演】クリント・イーストウッド / バート・レイノルズ


★★☆ [50点]「半熟でしたね。」

1930年代の暗黒街を舞台にしたハードボイルド・コメディ。元刑事で、今は私立探偵のバート・レイノルズと元相棒の刑事クリント・イーストウッドが、イガミ合いながらも暗黒街に立ち向かうってお話。

どちらも、暴走キャラでやり過ぎキャラなんで、その2人が共演してるってだけで、なんだか大げさな感じがしますが、なんだか、妙にアッサリしてます。たぶん、バート・レイノルズが抑え目だからでしょうか。そのアタリ、似合わないトレンチコートと相まって「らしくない」感じがしましたね。あと、クリント・イーストウッドの方も「ダーティハリー」ネタで笑いに挑戦してますが、なんだかぎこちない。含み笑いの表情も、ちょっと照れ笑いに見えます。

これはアレですね。コテコテのハードボイルドな雰囲気を出すための時代設定が、せっかくの2人のキャラを台無しにしちゃってる感じでしたね。これなら、現代を舞台に、下品なアメ車を乗り回すバート・レイノルズと、いつでもマジギレなクリント・イーストウッドで、痛快・暴走・アクションにしてもらいたかったかな。




Posted by 獅子王 on 2009/05/23 with ぴあ映画生活