タワーリング・インフェルノ | むすめの右フック

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タワーリング・インフェルノ (1974)
原題:THE TOWERING INFERNO
時間:165分
製作国:アメリカ
ジャンル:パニック

【監督】ジョン・ギラーミン
【出演】ポール・ニューマン / スティーブ・マックイン / フェイ・ダナウェイ / ウィリアム・ホールデン / フェイ・ダナウェイ / フレッド・アステア

「下は大火事、上は大水。」

ってお話。

この映画、『ポセイドン・アドベンチャー』と同じく、
各登場人物の背景が、しっかり描かれてます。

とくに、詐欺師のおっちゃんの件は、
物語に厚みを持たせますね。

ただ、それぞれクセのあるキャラ達を
グイグイ引っ張る主役が弱く感じましたねぇ。

ま、ポール・ニューマンが被災者側のリーダーとして頑張るんですが、
なんたって、このビルの設計士なんでね。
ちょっと負い目があり、立場的に弱い。

で、後半、救出側のリーダーとして活躍するスティーブ・マックインも、
被災者をグイグイ引っ張るまジーン・ハックマン的見せ場が弱い。
ま、でも、リアルさでは、こちらも負けてないですけどね。

この映画で、私の好きな場面は、
ポール・ニューマンが壊れた階段を上るトコロと
スティーブ・マックィンがエレベーターを救出に行くトコロですね。

2人の 勇気と行動力。そして、
超高層ビルでの火災の怖さを上手く表現したシーンですね。

で、この映画、時折、古さを感じさせますが、
味のある特撮で引き出した生々しさは、
CGでは表現できないですね。うん、傑作!